若いころ、高橋ひとみさんの美容読本みたいな本を読み、感動したことを覚えている。
最近『プレバト』の家事のコーナーを見ていたら「才能あり」に高橋ひとみさんが選ばれていた。
昔の記事を思い出しながら、緊張感をもって日常をきちんと暮らしている人であることを改めて実感。
食後の後片付けという作業の手際の良さ。水の使用量まで査定された試験に、軽く美しく合格。
いつまでもどこまでも憧れの人。
高橋ひとみさん、ずっとファンです!
稲垣吾郎ちゃんが織田裕二と共演することが云々とネットに出ていた。19年ぶりとのこと。
19年も経ったのかと呆然。
『踊る大捜査線』を見ていた時、劇中吾郎ちゃんが織田裕二に「髪にかかる時間は?」と問われ、即「30分!」と応えた時の間の良さに感動!!
《アッ、この感じ好きだな》と。
人を好きになるってごく単純、理屈というより、なにかのタイミングが合うってことかもしれない。
『彼は語らない』
彼は石膏の仮面のようである。目を瞑り口をつぐんだ白く硬質の仮面、その背後には目を見開いた女の顔がある。
背後に連なるように見えるが、パイプで固定された遮断の円盤がある。
左半分は正確に間隔を打つ点描が描かれている。これは時間の経過、あるいは決して歪められない真理の暗示だと思う。
円盤で仕切られたこちら(左)は現世の律であり、あちら(右)は異世界(冥府)ではないか。そして、パイプは直系・連鎖を思わせる。
ゆえに右側の木目状のバックは仮象としての時間であり、現世の時間の流れと区別している。パイプの背後の行く末は見えず、空白の画面につながっている。この無空が木目の前方か後方かは定かでない、そういう時空である。
仮面の彼はマグリット自身であり、背後の女性は母なるものであると推測される。
『彼は語らない』は『わたくし(マグリット)は語らない』ということである。
(写真は新国立美術館『マグリット』展・図録より)
「今晩は、」ジョバンニは叫びました。
「はい。」白い太いずぼんをはいた人がすぐ出て来て立ちました。
「何のご用ですか。」
「今日牛乳がぼくのところへ来なかったのですが」
☆金(尊いもの)を番(見はるもの)は教(神仏のおしえ)である、と吐く。
他意の図りごとを推しはかる記の律である。
そうですか」と、アマーリアは言った。「でも人びとの興味というのは十人十色ですからね。かつてある若者の話を聞いたことがりますわ。
☆「そうですか」と、アマーリアは言った。「でも、人びとの興味はいろいろです。わたしは先祖の人たちから先祖の汚点を聞きました。