ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

ベルギーシリーズ(アントワープ動物園)

2008-01-08 08:33:00 | スケッチ



ベルギーシリーズ(アントワープ行き急行車内)

江嵜企画代表・Ken



ベルギー行きが決まった直後からアントワープ動物園を
是非尋ねたいと思っていた。日本で、今、人気ナンバーワンの
旭山動物園が、アントワープ動物園をまねて作られたと聞いていた
からである。

世の中見ると聞くとは大違いであることはよくあるが、
動物園の入り口からはじまり、園内をくまなく回らなくても、
規模からして、彼我の差は決定的だと分かった。

日本流なら駅から徒歩0分と書くだろう。広大な動物園の
一角にアントワープ中央駅があるといっても決して大げさでない。
列車が時間通り着いたこともあり、開園が10時で、5分待った。

何を見るのかと、旅の仲間の一人から聞かれたから、とにかく、
アントワープ動物園の雰囲気に、静かに浸りたいんだと、
後から恥ずかしくなったほど、気色ばんで答えた。

入り口で大人3人と言うと、何歳かと、英語で聞かれた。
一人が82歳、76歳、そして筆者が69歳と言うと、
40.5ユーロだという。

後でキップの裏をしげしげ見ると、「60+、シニア」
料金と書いてあった。つまり、60歳以上はシニアの
割引料金なのだ。正規なら一人15ユーロだから
10%割り引いてくれた勘定である。

日本なら外国人に対して、どういう態度をとるのだろうと、つまらぬ
想像をしながら、園内に入った。日本では、仮に、割引制度が
あっても、年齢を証明するエビデンスを要求し兼ねないことは
十分想像できる。

今回の旅のリーダーの佐藤正人さんによれば、そもそも、
お年寄りが動物園へ、孫や幼児を連れて来易いように配慮
した料金制度をとっているのだそうだ。

園内で祖母ちゃんだろう、孫に語りかけながら、それは楽しそうに
園内をゆっくり回る光景に出くわした。それが一組でないのだ。

帰りに、入り口近くの、休憩を兼ねたキャファテリア(簡易食堂)に
入った。子供が安心しえ遊べる遊戯コーナーが店内に
用意されていた。

入園直後にたまたま、象とキリンの獣舎の前を通った。入ってもいいかと
英語で聞いたら、ウインクをしながら、ファイブ・ミニッツという。象舎を
一回りして時間稼ぎしたら、オーケーだった。

係りの男が、象に水をかけ始めたタイミングだった。象が、次はここだ、
つぎはここだと、水をかける場所を催促している。それに礼儀正しく、
答えてやっている姿が、びん、びん伝わってきて、実に、すがすがしい
気分になった。

らくだが塀を越えて来るかと思うまで近くで見られた。至近距離で
動物を観察できるのがアントワープの「売り」なのだろう。
シベリアトラが水郷を一跨ぎして、今にも飛び掛ってきそうで、
実に迫力があった。

手入れが行き届いているからでもあろうが、動物たちが伸び伸び
生活しているせいか、シベリアトラもライオンも鬣(たてがみ)が
艶々していた。

動物も人も同じで、檻に入れられて生きていると、艶がなくなる。
年齢ではない。(了)

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ベルギーシリーズ(アントワープ行き急行車内)

2008-01-08 08:29:59 | スケッチ




ベルギーシリーズ(アントワープ行き急行車内)

江嵜企画代表・Ken



ベルギーシリーズ最後の訪問地には、アントワープ(Antwerp)が
選ばれた。

ブラッセル・セントラル駅からアントワープ・セントラル駅まで、小1時間、
急行列車に乗った。6.1ユーロ払った。前日訪問した、ブリュージュまでは
7.0ユーロだった。料金は距離を正直に反映している。

ベルギーに来て、列車で数回往来したが駅の改札には誰もいない。一見、
フリーパスにみえる。さにあらずで、この日はたまたま女車掌が検札にやってきた。
無賃乗車だと10倍の料金をとられると知って納得した。

システムをまず構築する。人々はシステムを納得しながら日々の生活を
エンジョイする。このあたりが、日本人の最も苦手とする科目なのであろう。

駅に着くと、プラットホームを介して、見上げるような形で、気品溢れる
大時計が目にいやでも、飛び込んできた。長いエスカレートを登ったところが
駅のホールである。1905年に誕生した中央駅は、現在工事中であった。
余談ながら、屋根の一角が五重の塔そっくりだったことにびっくりした次第である。

駅のホールを出ると、ドアー・ツー・ドアで、文字通り、ウリ目と鼻の先にあるのが、
アントワープ動物園である。世界の多くの動物園がアントワープを手本にしたと
聞いた。

行く機会がなかったが、中央駅近くに、ダイヤモンド博物館がある。
アントワープが世界有数のダイヤモンドの拠点であることは知る人ぞ知る
世界のようだ。

貯金さえしておけば、先々安泰だと、思い込んでいるのは、世界の中で、
日本人だけだから、ゆとりのある方であれば、一度、アントワープを訪ねるのも
一興かもしれない。(了)


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