ベルギーシリーズ(ゲント・ギルドハウス群)
江嵜企画代表・Ken
フランドル平原を流れるスヘルド川はゲント付近でレイエ川に
合流している。合流点をケルト語で「ガンダ(GANDA)}といい、
それがゲントという地名になった。ゲントは20の島に70の橋が
架かる町となった。(谷克二・武田和秀著「ベルギー・フランダース」
(日経BP企画発行)
同著によれば、北海からスヘルド川を遡って運びこまれた船荷は
ゲントに一端下ろされ、荷分けして積み替えた後、運河でさらに
町の各所に運んだとある。
運河をはさんでスケッチした。画面左手が肉市場、魚市場、右手が,
塩市場、パン市場、野菜市場の跡である。
淀屋橋は、土佐堀川に架かる橋である。橋名の由来は、豪商・淀屋が
架橋・管理したことによる。淀屋は、常安の子、二代目、淀屋言当の時代、
最も繁栄したといわれる。
江戸時代、大阪は水の都と言われ、経済の中心として栄えた。
今は街中を縦横に走っていた無数の堀も埋められ、高速道路が
無粋にも走っている。
淀屋橋を挟んで南側の御堂筋沿いのビルは高さ31メートルに
制限されていた。現在70メートルまで緩和されている。それも
2011年をメドに超高層ビルが林立することになるという。
淀屋二代目、言当(ゲントウ)は、GENT(ゲント)を訪れたので
あろうか。興味は尽きない。(了)