ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

台湾の虹彩学

2008-01-12 09:32:22 | 診断即治療と虹彩学
久々の投稿です。(^_^;)

昨日、台湾の友達から2006年刊の「実症虹膜診察学」A4・64頁・自費出版・日本円で約4000円、という本が送られてきた。
著者は、蔡冠漢さん/慮文慧さん。




内容は、バーナード・ジェンセン博士のマップをデザイン化し、栄養素の説明が加えられているところが少し違うぐらいです。




これは、中華民国七十七年(1988年)に、ジェンセン博士の翻訳本「実用図解虹彩学」が出版されたのと比較して、あまり進歩しているとは思えない。




残念なのは、著者の二方は中医学を修めているにも関わらず、中医学の臨床には使えない内容になっていることだ。

勿論、中医学でなければ役に立たないというわけではなく、現代医学や現代栄養学で話を進めるのなら、ジェンセン理論への反証や、新たな理論で展開していかなければ、出版の意義がないように思うわけです。

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バーナンキ発言が刺激か、NY金相場900ドル突破(学校で教えてくれない経済学)

2008-01-12 08:11:48 | 経済学
バーナンキ米FRB議長の演説で一番元気をもらったのは、金相場のようだ。1月11日、NY金先物相場は、一時、1トロイオンス900.1ドルを記録した。

有事のドルと、かって言われて、地政学的リスクがあるとドルが買われた。ところが、サブプライムローン問題の深刻化から、アメリカの金融機関が、日本流に言えば、恥も外聞もなく、海外の資金に援助を求める状況にまで悪化してきたことから、通貨に限らず、株式も含めて、米ドル資産は売り、金は買いという流れがさらに強まる勢いである。

バーナンキ議長は、昨日の演説で、「米経済の成長に対する先行きのリスクに照らせば、追加利下げが必要になるかもしれない」と明言した。さらに、「2008年の米国の実態経済のベースライン展望が悪化、成長に対する下ぶれリスクが鮮明になった。」と発言した。

ベースライン(baseline)という言葉が妙に印象に残った。テニスやバトミントンに限らずバレーボール、ハンドボールなど、ベースラインを生命線にして、プレーされる方には、ベースラインと言う言葉の持つ意味は、筆者のような門外漢より強く響くかもしれない。

今朝のWSJ紙によると、米証券大手のGoldman Sachs社が、2008年の米国経済は、4~6月期、7~9月共に、マイナス成長に陥るだろうとの予測を発表したと紹介していた。バーナンキ発言を正に裏付けたことになる。

ゴールドマンがつや消しな話をして金相場が輝きを増す。しゃれにもなるまい。米国の短期金利は、現在年4.25%である。1月29,30日開催の米FOMCでは0.5%利下げして、3.75%必至の情勢であるが、さらなる利下げも視野に入れておく必要があるかもしれない。

日本の金利は年0.5%の深海魚である。その日本円が、米国の利下げが進むと利幅が狭まるから買いだという動きが出てきた。1月11日、NY外国為替市場で、日本円が対ドルで買われ1ドル=108.95円前後で取引された。異常に低い金利の日本でお金を借り、円を一端売って利回りのいい通貨や債券、株式を買って運用してきた流れに変化が出てきた。

円キャリートレード巻き戻しで、利回り有利なユーロまで売り始めた。そのあおりを食って、1ユーロ=1.48ドルまで買われていたユーロが、対ドルで、1ユーロ=1.4786ドルまで売られた。米国景気が底割れする危険は今のところなさそうだ。しかし、バーナンキ発言、ゴールドマンザックスの米景気下振れリスク指摘は無視できない。

日本人は相場の話をすると嫌がる傾向が強い。好き嫌いで物事を判断する人も多い。日本は俗に頭のいいといわれる人がもてはやされる国だが、用心した方がよさそうだ。(了)

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