ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

ゴールドフィーバーは続くのか?(学校で教えてくれない経済学)

2008-01-21 10:38:08 | 経済学
インフレ率を勘案して、16世紀から現代までの金相場の
推移をWSJ紙で初めて見た。一時的な相場の上下はあるが
大きな流れは400年間以上ほぼオンス600ドルをはさむ動きで
推移している。

その金相場が、2007年、600ドル台の壁を破った後、一気に
駆け上り、900ドルを突破した。年ベースで見れば30%以上
値上がりしたことになる。

現在、利益確定の売りが出て880ドル前後で取引されているが
、金相場が、1000ドルを目指して、新たな船出を始めるのか
投資家の関心が集まっている。

金相場を下支えする応援団にはこと欠かない。サブプライム
ローン問題に解決のメドがつかない。それが利下げを催促する。
利下げはドル相場を下げる。米景気がリセッションに向けて
動き出したという悲観的な見通しが、株価を下げ、その結果、
資金の避難先としても、金相場を支援している。

サブプライムローン問題解決に対する医者の
処方箋は利下げでスタートした。ところが、先週、
バーナンキ米FRB議長は、FRBの禁句だった、
ブッシュ政権の緊急措置であるとしても、景気刺激策を
歓迎すると明言した。

金融政策のみでは、患者の症状は回復しないと
判断したのであろう。それだけ、現在の米経済の
病状はよくないと認めたようなものである。

金相場の昨年来の急騰には、ドルや株から
資金の一部が流れ込んできているからだと
見る専門家は多い。

中国で08年1月9日、金先物取引がスタートした。
6月物相場は6.3%上げたと反落3.7%高で取引を
終了した。

大阪では07年8月、金先物取引が始まった。類似の
システムで、香港、インドでも近い将来、金先物取引が
計画されていると、WSJ紙は紹介している。

現物取引は、上海で、2002年始まったが、それは一部の
プロの扱う世界であり、2005年に初めて個人が参加できた。
今年、先物取引がスタートした。

個人が金先物取引開始で、直接参加できれる。取引の
90%は個人だから、相場は乱高下する。リスクも大きい。
ただ、個人の参加でボリームが拡大して、相場は上値を
目指すかもしれないとの専門家の見方をWSJ紙は
紹介している。

金生産統計の元締めのWGC(World Gold Council)によれば、
現在、金保有高は、中国人民銀行が600トン、英国中央銀行が
604トンを抜いて、民間のstreetTracks Gold Sharesが623トンと
トップとなった。

生産面では、世界の金生産のトップの座を占めていた
南アフリカ連邦が、中国に一位の座を譲った。これは
劇的な変化だ。この先、中国が、世界の金相場の
イニシアティブを握る可能性が出てきたと、WSJ紙は指摘している。

先のWGC事務局によれば、2001年から2007年の間、
世界の金塊の消費は年4000万オンス(オンス31㌔換算
124トン)増加、ほぼ倍増となった。一方、宝飾用の
金需要は13%減少した点が注目される。

その間、金の値段は3倍になった。ドル相場は20%
値下がりした。米景気回復が2008年一杯続けば
投機資金が金市場に流れる可能性がある、と
WSJ紙は示唆している。

ただ、世の中予測ほど当てにならないものはない。
自分の健康は自分で守る。自分の資産も自分で
守る。

特に、日本という国は、リーダー不在、立場をわきまえて
発言する人間もいなくなった。

健康第一。健康であれば笑顔が絶えない。笑顔を忘れず、
波乱の幕開けとなった2008年を乗り切りたい。(了)






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