NY原油〈WTI〉先物相場は、米国時間、8月8日前日比4%下げ、バレル115.20ドルで取引を終了した。ユーロが、対ドルで5 ヶ月来の安値まで値下がりし、1ユーロ=1.4997ドルで取引された。NY株式市場では、原油急落、ドル上昇にエンジンガかかり、NYダウは、前日比302ドル、2.4%高の11734ドルで取引を終了した。
WSJ紙のTatyana Shumsky記者は、「原油相場急落は、ドル相場が対ユーロで上げた結果である。ユーロの値下がりはヨーロッパ景気がこの先悪化していくが米国景気は最悪の状態を既に自分の目で確かめたからだ」と解説している。
ドル先安を見込んで先物で買っていた原油はじめ金、アルミ、銅その他非鉄金属の持ち高解消に走った。国際商品相場はドル建てで取引されている。ドルが目減りすればドル建ての値段を上げざるを得ない。ドル相場が値上がりすればその逆で、原油や金相場は値下がりする。NY金先物相場はトロイオンス12.90ドル下げ857ドルで取引された。
原油相場は、7月3日、終わり値で最高値のバレル145.29ドルを記録した。「スマートマネーはブルマーケットで売るものだ」と米カリフォルニアのNewWaveEnergy,プレジデント、ChristopherMennis氏は話したとShumsky記者は紹介している。
WSJ紙のDan Molinski記者は、「ユーロは原油相場が急落した結果値上がりした。一部のトレーダーが終日1ユーロ=1.50ドルの壁を破ろうと奮闘していたが、原油が5ドル以上の急落を見て1.50ドル割れを試したようだ」と説明している。
BrownBrothersHarriman,為替アナリストは、顧客レポートの中で、「ドルの値上がりは米国景気やマクロ経済改善が理由ではない。日本とヨーロッパの景気がリセッションに入ったという認識の劇的な変化が生まれたためだ」と書いているとMolinski記者は紹介した。
NY外国為替市場で、8月8日、1ユーロ=1.5004ドル、1ドル=110.22円で取り引きされた。ドルは英国、スイス通貨でも値上がりし、1英ポンド=1.9199ドル、1ドル=1.0814スイスフランで取引され、原油下落から豪州ドル、カナダドルが対ドルで値下がりした。
NY株式市場で、NYダウは、前日比302ドル、2.6%高、11734ドルで取引を終了した。ハイテク株指数のナスダックは前日比2.48%高、S&P500種平均も2.39% 値上がりした。
WSJ紙のPeter A.Mckay記者は、「ローラーコースターに乗ったようなドル上昇を受けて、原油価格と米株価が劇的な転換局面にある」と記事冒頭で書いた。
住宅関連銘柄のHomeDepot7.7%、航空機メーカーBoeing4.9%それぞれ上げ、空運、海運など原油値上がりの恩恵を受ける銘柄の株価が値上がりした。一方、エクソンモービル、アルコア株は値下がりした。住宅金融公社ファニーメイは、4~6月決算で23億ドル(約2500億円)赤字発表の後一時8.10ドルまで急落、9%下げ、9.05ドルで取引を終了した。
シカゴ、Optionmonster、トレーダーJonNajarian氏は「過去4年原油上昇の過程と逆現象が7月初めから起こっているに過ぎない。世界経済の長期展望は依然不透明である。ベアマーケットであることには変わらない」と話したとMckay記者は紹介している。
2008年8月8日、午後8時、北京でオリンピックが始まった。中国では八の数字は末広がりを意味し縁起がいいとされる。「好事魔多し」の言葉も頭に入れて頑張りたい。(了)
WSJ紙のTatyana Shumsky記者は、「原油相場急落は、ドル相場が対ユーロで上げた結果である。ユーロの値下がりはヨーロッパ景気がこの先悪化していくが米国景気は最悪の状態を既に自分の目で確かめたからだ」と解説している。
ドル先安を見込んで先物で買っていた原油はじめ金、アルミ、銅その他非鉄金属の持ち高解消に走った。国際商品相場はドル建てで取引されている。ドルが目減りすればドル建ての値段を上げざるを得ない。ドル相場が値上がりすればその逆で、原油や金相場は値下がりする。NY金先物相場はトロイオンス12.90ドル下げ857ドルで取引された。
原油相場は、7月3日、終わり値で最高値のバレル145.29ドルを記録した。「スマートマネーはブルマーケットで売るものだ」と米カリフォルニアのNewWaveEnergy,プレジデント、ChristopherMennis氏は話したとShumsky記者は紹介している。
WSJ紙のDan Molinski記者は、「ユーロは原油相場が急落した結果値上がりした。一部のトレーダーが終日1ユーロ=1.50ドルの壁を破ろうと奮闘していたが、原油が5ドル以上の急落を見て1.50ドル割れを試したようだ」と説明している。
BrownBrothersHarriman,為替アナリストは、顧客レポートの中で、「ドルの値上がりは米国景気やマクロ経済改善が理由ではない。日本とヨーロッパの景気がリセッションに入ったという認識の劇的な変化が生まれたためだ」と書いているとMolinski記者は紹介した。
NY外国為替市場で、8月8日、1ユーロ=1.5004ドル、1ドル=110.22円で取り引きされた。ドルは英国、スイス通貨でも値上がりし、1英ポンド=1.9199ドル、1ドル=1.0814スイスフランで取引され、原油下落から豪州ドル、カナダドルが対ドルで値下がりした。
NY株式市場で、NYダウは、前日比302ドル、2.6%高、11734ドルで取引を終了した。ハイテク株指数のナスダックは前日比2.48%高、S&P500種平均も2.39% 値上がりした。
WSJ紙のPeter A.Mckay記者は、「ローラーコースターに乗ったようなドル上昇を受けて、原油価格と米株価が劇的な転換局面にある」と記事冒頭で書いた。
住宅関連銘柄のHomeDepot7.7%、航空機メーカーBoeing4.9%それぞれ上げ、空運、海運など原油値上がりの恩恵を受ける銘柄の株価が値上がりした。一方、エクソンモービル、アルコア株は値下がりした。住宅金融公社ファニーメイは、4~6月決算で23億ドル(約2500億円)赤字発表の後一時8.10ドルまで急落、9%下げ、9.05ドルで取引を終了した。
シカゴ、Optionmonster、トレーダーJonNajarian氏は「過去4年原油上昇の過程と逆現象が7月初めから起こっているに過ぎない。世界経済の長期展望は依然不透明である。ベアマーケットであることには変わらない」と話したとMckay記者は紹介している。
2008年8月8日、午後8時、北京でオリンピックが始まった。中国では八の数字は末広がりを意味し縁起がいいとされる。「好事魔多し」の言葉も頭に入れて頑張りたい。(了)