ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

「責任者」が「責任を取らない」世界に誰がしたのか。先人の知恵から学ぶことは多い

2011-04-21 09:30:36 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)




「震災に強い町づくりは江戸の知恵に学べ」と、近着のニュ―ズウイーク誌日本版で、アズビ―・ブラウン(金沢工業大学デザイン研究所所長)は「江戸の素晴らしいシステムの一つは、江戸の都市の規模は、生鮮野菜の供給を近隣地域(輸送時間が半日以内)で賄える範囲にとどめた。江戸の人口130万の半分を占めていた武士の家では、大抵、自分たちの食料の多くを栽培していた。遠くから調達する食料は必需品ではなく、あくまで嗜好品だった。」

「原発を火力や風力発電に切り替えたらいいといったニ者択一では問題は解決しない。エネルギーや食料、水、物資を安全に供給する多用で強固なシステムー相互に結びつきながらも依存しすぎないーを実現するにはどうすればいいかを考える必要がある。1783年に起きた浅間山大噴火の後、東北で大飢饉が起きたが、江戸は、ほとんどの必需品を複数ルートを持っていたおかげで、1つの供給地が被害を受けても他の土地から調達出来た」と書いていた。

 4月21日放送の英BBCは英国トヨタが5月3日から、日本の震災で部品供給が出来ず大幅減産に入ることになったと伝えていた。東北に部品工場が集中したことで、自動車だけでなく家電でもとがめが出ていると伝えられる。震災前に東北進出を計画していたが震災の結果、急きょキャンセルで事なきを得たと言う正直な話も聞いた。原発を持たない東京が今回都市機能が麻痺した。関電は原発依存が高いから、考えたくもないが、福井原発が事故を起こせば影響は東京の比ではないだろう。それは浜岡原発を抱えた中部も同じだ。

 ドイツZDFは、「ドイツの電力会社、RWEが4月20日開いた株主総会で、原発反対デモが起こり、株主の多くが原発継続に反対した。RWE、グロスマン社長は、「当社の原発依存度は15%に過ぎない。原子力コンツエルンではない。3ケ月間の原発操業停止で数億ユーロの損害が出ることで、現在、当社は、ドイツ政府相手に訴訟中である」と報じていた。日本ではデモもない。余計なお世話だと叱られそうだが、6月末に例年なら開かれる日本の電力会社の株主総会で日本人がどのように反応するか注目しておきたい。

 一方、20日のNY株式市場では、NYダウが、前日比186ドル高、08年6月来の高値の12,453ドルを記録した。NHK・BS「ワールド・ウエーブ・モーニング」(経済情報)に出演された米みずほ証券、大宮弘幸氏は「インテルの好決算、3月米中古住宅販売が予想を上回った、原油高がエネルギー株を押し上げた。原油が111ドルを超えた、金が一時オンスの1,500ドルを超えたことはドル安も影響した。リビア情勢が依然不透明であることから、原油とガソリンの供給不足が続くとの思惑も買い材料となった」などと解説した。

 日本人は、ご先祖さんから多くの素晴らしい知恵を学んできた。今の日本には、知識万能の風潮がまん延している。経営の世界でも「集中と選択」が独り歩きして来た。「想定外」という言葉も独り歩きしている。「責任者」が「責任を取らない」おかしな社会に誰がしたのか。東日本大震災は不幸な出来事だったが、日本の先人が残した優れた知恵から学ぶことも多いのではなかろうか。(了)


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南野大道展:西宮北口ギャラリー(スケッチ&コメント)

2011-04-21 08:46:05 | スケッチ



南野大道展:西宮北口ギャラリー

江嵜企画代表・Ken



南野大道さんから4月19日~24日の間、西宮市立北口ギャラリー(0798-69-3160)で「古稀展」を開くとの案内状をいただき、楽しみにして出かけた。

会場には、風景画、人物画さまざまのテーマを題材に絵にした洋画30点、葦ペンによる水彩画30点が並んでおり、大いに堪能した。

多くの南野ファンが会場を訪れていた。婦人像4点を正面に、会場の様子をいつものようにスケッチした。

南野さんは、古稀展の開催の案内状に以下のように記した。

「学生時代、絵を描いて楽しんでいた頃から、いつか、自分の気に入った作品を並べて個展をして見たいと思っていました。
5年前、ようやく忙しい会社生活に区切りがつき、再び絵が描けるようになった時、古稀を迎えたら個展をしようと思い立った。」

「そして、丁度70歳になるこの年に、その願いが実現しました。この5年間の気ままな作品ですが、ご覧いただけましたら幸いです。」と書いておられた。

一口に個展とはいえ、生半可な気持ちで開けるものではない。
物心両面、特に気力体力共に充実してはじめて可能である。
今回の「古稀展」を一つの区切りとして、さらなる飛躍を期待する次第である。

当日たまたま、同じフロアには南野展と隣接して、水墨画展、水彩画展も開催されていた。それぞれ愛好家サークル数人が出展しておられ、水墨画、水彩画共に、日本画とも底流で共通するものがあり、楽しく鑑賞出来たのは幸いだった。

会場のアクタ西宮東館6階は、阪急神戸線、西宮北口駅下車、同駅デッキ伝い2~3分のところにあり、分かり易い。時間が許せば、是非、お立ち寄りいただければありがたい。(了)


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