(学校で教えてくれない経済学)
ギリシャ財政悪化懸念からユーロが売られ、米格付け会社S&Pが米国債の格下げ発表した後、NYダウは一時、先週末比250ドル近く下げた。ただ、米国債格下げは、今すぐに起こる事態ではないとの見方から、取引終了にかけて下げ渋り、結局,140ドル安、12,201ドルで取引を終えたとNHK・BS「ワールド・ウエーブ・モーニング」(経済情報)で、三井住友銀行、呉田真二氏は解説していた。
NY外国為替市場では、ユーロが売られ、一時、円相場は対ドルで82円台前半、対ユーロで116円半ばまで上げたが、落ち付きを取り戻したあと、1ドル=82.48~53円、1ユーロ=117.35円で取引を終えたと先の呉田氏は解説していた。
テレビ東京系番組「モーニングサテライト」に出演した、シティバンクの尾河真樹氏は「ギリシャ国債は14%台まで利回りが既に上昇している。いまのところECBの利上げ観測で相殺されている。一方、ドル円相場は、米議会での民主・共和両党間での財政改善議論が膠着状態にあるが、それを打開を促す狙いがあるかもしれない。現状、ドルも安いが円も安い。1ドル=82台で当面推移するだろう。」と解説していた。
原発関連のニュースでは、「ワールド・ウエーブ・モーニング」が韓国KBSが、韓国の原発の一つが事故を起こし、再稼働の見通しが立っていないと伝える韓国時間今朝6時台のニュースを紹介していた。韓国は原発依存度が日本以上に高い。ここ1ケ月、日本の原発事故に神経質に反応して来た。足元での原発事故発生で、韓国政府が、その対応に苦慮している様子がテレビ画面にありありと出ていた。
「ワールド・ウエーブ・モーニング」の「世界の窓」コーナーで、ロシア政府は、日本の震災では160人を送り日本を援助したが、北方領土問題では、全く態度を変えていないとウラジオストック、松尾支局長がレポートしていた。今朝の放送では、3月22日に、クナシリから300人以上の代表団が北京入りした。現地でセミナーを開催、特に観光資源開発でクナシリの魅力をアッピールする映像を流していた。セミナーに出たある中国人は「北方領土はむしろ「売り」に使える。魅力がある。」と力説していた。いかにも中国人らしい。
「モーニングサテライト」で、人口7,700人の岩手県葛巻町が火力も原発にも頼らない、クリーンエネルギ―の町を「売り」にしてきた。風力、バイオマス(生物資源)からの発電で1万六千世帯の電力を賄える。ところが今回の震災で3日間停電したと伝えた。
なぜそのようなことが起こったのか。葛巻町は電力会社に「売電」、町の電気は、電力会社から買っている。その電力会社がトラブルを起こした。「送電」に自治体が関われない問題点が指摘されたと紹介していた。「発電」して「売電」出来ても「買電」出来ない。「送電」は電力会社が握っている。システム自体に根本的メスを入れる勇気が必要であろう。
リビア情勢では反体制派で千人以上が死亡、反体制派は、一層劣勢の状態に、とドイツZDFは伝えた。今朝はまた、シリアで反政府派に多数の死傷者が出たとカタ―ル・アルジャジ―ラが報じていた。ギリシャ危機再燃、ユーロ安、米国債格下げでドル安さらにNYダウは一時250ドル近く下げた。韓国でも原発事故。世界はなにやら騒然として来た。(了)
ギリシャ財政悪化懸念からユーロが売られ、米格付け会社S&Pが米国債の格下げ発表した後、NYダウは一時、先週末比250ドル近く下げた。ただ、米国債格下げは、今すぐに起こる事態ではないとの見方から、取引終了にかけて下げ渋り、結局,140ドル安、12,201ドルで取引を終えたとNHK・BS「ワールド・ウエーブ・モーニング」(経済情報)で、三井住友銀行、呉田真二氏は解説していた。
NY外国為替市場では、ユーロが売られ、一時、円相場は対ドルで82円台前半、対ユーロで116円半ばまで上げたが、落ち付きを取り戻したあと、1ドル=82.48~53円、1ユーロ=117.35円で取引を終えたと先の呉田氏は解説していた。
テレビ東京系番組「モーニングサテライト」に出演した、シティバンクの尾河真樹氏は「ギリシャ国債は14%台まで利回りが既に上昇している。いまのところECBの利上げ観測で相殺されている。一方、ドル円相場は、米議会での民主・共和両党間での財政改善議論が膠着状態にあるが、それを打開を促す狙いがあるかもしれない。現状、ドルも安いが円も安い。1ドル=82台で当面推移するだろう。」と解説していた。
原発関連のニュースでは、「ワールド・ウエーブ・モーニング」が韓国KBSが、韓国の原発の一つが事故を起こし、再稼働の見通しが立っていないと伝える韓国時間今朝6時台のニュースを紹介していた。韓国は原発依存度が日本以上に高い。ここ1ケ月、日本の原発事故に神経質に反応して来た。足元での原発事故発生で、韓国政府が、その対応に苦慮している様子がテレビ画面にありありと出ていた。
「ワールド・ウエーブ・モーニング」の「世界の窓」コーナーで、ロシア政府は、日本の震災では160人を送り日本を援助したが、北方領土問題では、全く態度を変えていないとウラジオストック、松尾支局長がレポートしていた。今朝の放送では、3月22日に、クナシリから300人以上の代表団が北京入りした。現地でセミナーを開催、特に観光資源開発でクナシリの魅力をアッピールする映像を流していた。セミナーに出たある中国人は「北方領土はむしろ「売り」に使える。魅力がある。」と力説していた。いかにも中国人らしい。
「モーニングサテライト」で、人口7,700人の岩手県葛巻町が火力も原発にも頼らない、クリーンエネルギ―の町を「売り」にしてきた。風力、バイオマス(生物資源)からの発電で1万六千世帯の電力を賄える。ところが今回の震災で3日間停電したと伝えた。
なぜそのようなことが起こったのか。葛巻町は電力会社に「売電」、町の電気は、電力会社から買っている。その電力会社がトラブルを起こした。「送電」に自治体が関われない問題点が指摘されたと紹介していた。「発電」して「売電」出来ても「買電」出来ない。「送電」は電力会社が握っている。システム自体に根本的メスを入れる勇気が必要であろう。
リビア情勢では反体制派で千人以上が死亡、反体制派は、一層劣勢の状態に、とドイツZDFは伝えた。今朝はまた、シリアで反政府派に多数の死傷者が出たとカタ―ル・アルジャジ―ラが報じていた。ギリシャ危機再燃、ユーロ安、米国債格下げでドル安さらにNYダウは一時250ドル近く下げた。韓国でも原発事故。世界はなにやら騒然として来た。(了)