ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

最後は友達が頼りだ、放射能汚染水など海に流さないでいただきたい(学校で教えてくれない経済学)

2011-04-06 11:32:53 | 経済学
昔の「おはよう世界」が今「ワールドWave」に模様変えして登場した番組を久しぶりで見る機会があった。しばらくご無沙汰だったが続けて見るつもりである。

スペインtveは「OECDが2011年の経済見通しをまとめた。他の先進国は3%前後伸びるが、日本は今回の震災の影響で前年比1.5%減と紹介した後、日本が放射能汚水を1万1、200トン海に流した。海洋生物への悪影響が懸念される。モニターが必要だ」と指摘していた。

放射能汚染水の海洋投棄について、韓国政府は事前に日本政府から聞かされていいなかった。日本政府は米国政府とは緊密な連絡を取って進めていた。当件に関して日本政府は韓国政府に遺憾の意を表明したなどと韓国KBSの放送をNHK・BSが紹介していた。

NHK・BSのアナが、逆に韓国や中国が放射能汚染水を流したと聞けば、日本人はどう思うか。韓国の反応は理解できるとコメントしていた。一般論であるが、日本人の特徴として他人もしくは他国が過ちを犯したときは神経質に反応する。自ら犯したミスに寛大というかどちらかと言えば、無神経な人が多い。

卑近な例では他人が挨拶しないと礼儀知らずだと言う人に限って、自分自身が結構礼儀知らずなことをしておきながら、意外に気付いておられない人が多いところにも日本人の国民性がよく出ている。

今朝のワールドWaveでは米CNNが、アメリカのある小学校の3年生が旅行のために積み立てていたお金を日本の被災者の義捐金に送ることをクラスで決めた。先生も生徒と同額上乗せして日本へ送った。「遠足は別の日に又行けるからいいよ」、と誇らしげに答えるアメリカの少年の顔が印象的だった。

もうひとつの嬉しい二ユースとしてはトルコ放送が、トルコ地震の時に日本に助けてもらった。その恩返しを今回の東日本大震災でやりたい。諸外国と共に活動していたトルコの救援隊だけが日本に残って今も救援活動を続けていると紹介していた。トルコは親日的な数少ない国のひとつである。都合のいい時だけ寄って来て旗色が悪くなるとすーっと姿を消す人が日本人にもおられるが、今朝のような番組を見ると世の中捨てたものではないと元気が沸いてくる。

一方、5日のNY株式市場は、引けにかけて値を下げ前日比6ドル安、12,393ドルで終了した。原油は小幅下げたが、バレル108.34ドルで取引された。NY金先物相場は前日比オンス19.60ドル上げ、1,451.80ドルと過去最高値を更新した。NY外国為替市場は1ドル=85.14~15円、1ユーロ=121.07~10円と円が売られたと、先のワールドWaveが紹介していた。

ドル高・円安を、ついこの間まで日本のマスコミは応援していた。世界の多くの国が、日本品は危険だと敬遠する。挙句の果てに、円売りが進んで狂乱物価になったらどう説明するのだろうか。

最後は友達が一番頼りになる。平素、友達を粗末にしていないかどうか。時に、胸に手を当てて考えて欲しいと思う次第である。(了)

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法隆寺境内(スケッチ&コメント)

2011-04-06 10:14:40 | スケッチ


法隆寺境内

江嵜企画代表・Ken



小学2年の孫のお守を兼ねて奈良見物で終日過ごした。娘からJR尼崎駅で孫を預かり大阪環状線回りで関西線の王子駅で降りた。たまたま大阪駅で乗った電車が紀の国快速だった。これから紀三井寺へお花見に出かけるのだというおばさま達御一行から「お嬢ちゃん、ここへお座り」と親切にも声をかけられ、おまけにのど飴までいただき、孫はご機嫌のスタートとなった。

王子駅から市内バスに乗り約15分で法隆寺に着いた。10時半からはじまった五重塔の前での坊さんの話を聞きながら右に金堂を描き込んで、あわただしくスケッチした。坊さんは法隆寺は世界最古の木造建築だと力説していた。

大人700円の参拝券は、西院伽藍、大宝蔵院、東院伽藍(夢殿)通し切符になっていた。丁度聖徳太子ゆかりの秘仏の特別展が開かれており別料金で500円払った。小学生は半額だった。仏像を拝観しながらよその拝観客に、「法隆寺は1400年の世界最古の木造建築と言いますが、材木の7割はその通りです。しかし、建物そのものは昭和のものです」という係のひとの声が聞くとはなしに聞えて来た。

こういう話こそ、黙って聞いていた孫にとってもいい教育になる。焼けたあと建て直したり、修理を繰り返して今日の姿がある。宝物殿でも法隆寺の履歴が書いてあった。創建以来の建物だ、いや、そうではないと、激しい論争が戦前あったそうだ。そもそもが1400年前の話である。北九州にあったお寺まるごと斑鳩の里に移して建て直したという説や聖徳太子自体実在しなかったという学説を唱えるひともおられるそうだ。

法隆寺でタクシーに乗り最寄駅JR法隆寺から奈良に出た。JR奈良駅前から市内循環バスに乗り、春日大社、奈良公園、東大寺と型どおり回って午後4時過ぎに神戸の自宅に帰った。孫は、大仏さんにはさすが驚いたようで、「天井まで仏さんの頭がつかえてた」となんども口にしていた。柱くぐりも出来て「面白かった」とニコニコしていた。

法隆寺でも奈良公園、東大寺でも三分から五分咲きだったが大勢の観光客が桜を楽しんでいた。鹿が散策する風景は奈良独特ののどかな景色である。東日本大震災の惨状が日々伝えられる最中であるだけに関西は正に別天地であることを改めて痛感した。

ただ、外人さんの姿をほとんど見かけなかった。中国語が全く聞こえない世界には異様な感じさえ受けた。風評被害は益々エスカレートしてきているようだ。原爆の洗礼を受けた日本が、今や世界の海に放射能汚染水を垂れ流す許し難い国といった不名誉な烙印さえ押されようとしている。

今回の原発事故は最初の記者会見で事実関係を隠蔽しようとした東電の体質が裏目に出たに違いない。ここまで事実関係が表ざたになってしまえばそう簡単には修復出来ない。観光立国としてこの先生きていかなければならない日本としても外国人観光客の日本離れをなんとしてでも食い止めるために政府民間共に長期的視野の元、じっくり腰を据えて取り組む必要に迫られていると思われる。(了)


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