NHK/BS朝6時台の世界の天気にはまっている。タイはモンスーンに入りバンコクでも一日で100ミリも雨が降った。6日にはタイ北部のランバンでも小雨続きだった5日までと打って変わって1ケ月分の雨が降った。昨年の洪水の悪夢が蘇る。自然は待ってくれない。今朝は韓国テグでは5500M上空にはマイナス15℃の寒気、下界は30℃と紹介していた。寒気と暖気との気温差が40℃以上で大気が不安定になると突風、竜巻が起こり易いなどと解説していた。
最近は神戸でも東灘区の天気などと必要以上に狭い区域の予報を流す番組が増えた。地域に関心を持つことはそれなりに意味がある。しかし、地球は一つである。世界の天気の動きを見ている方がはるかに地域の天気も分かるのではないかと勝手に思っている。
しばしば書いている通り、「ワールドWaveMorning」にもはまっている。世界では、様々な民族がさまざまな環境に置かれて日々生活していることを垣間見せてくれる。NHK/BSの肩を持つつもりはさらさらないが、一人でも多くの若者に見て欲しいと思っている。
今朝の「ワールドWaveMorning」では、ギリシア総選挙の結果後、政治混乱が早くも始まった。早ければ6月11日にもやり直しの総選挙が行われるだろうとスペインTVEが解説していた。英BBCもギリシャ総選挙後を取り上げ、緊縮財政と経済成長の両立は可能かを巡って、2週間後23日、EUの会合が予定されていると伝えていた。
米ブルームバーグに出演したトレーダーのポリカル氏は「焦点はヨーロッパ、とくにギリシャでしょう」と締めくくっていた。「ワールドWaveMorning」(経済情報)に出演したみずほコーポレート銀行、荒井守氏は「NYダウは、一時200ドル以上下げあと76ドル安、12,932ドルまで戻した。ギリシャ総選挙後の混乱でギリシャが欧州の財政規律を破棄する恐れが出て来た。ギリシャの動きから目が離せない。」などと話していた。
ただ、5時45分から始まる「モーニングサテライト」に出演した楽天証券の名前を聞き洩らしたが、さるアナリストは「ギリシャから需給」へ市場の視点はシフトするだろう。ギリシャ問題は基本的に重要な問題でないと話していた。同じく当番組に出演した堀子英司氏は「米大統領選挙の年は5月に仕込んで10月に売れば6% 上がる過去のデータがある」と紹介していた。
今朝の二人の話しは、証券会社という立場を踏まえた発言であろうが、ギリシャで夜も日も明けぬ人がいる一方で、そんなことはありませんよという人も世の中には結構おられることを教えてくれて面白かった。
フランスF2を見ていたら、凱旋門の下で2日前まで争っていた、仕事を終えたサルコジ、これから職責を果たすオランド二人の大統領が、肩を並べて、戦勝記念日のこの日、前例のないことだと解説しながら、署名する様子を写していた。フランスは一つであることを国民に示すには見事過ぎる演出だった。サルコジ大統領の呼びかけにオランド次期大統領が応じた結果実現したと紹介していた。会う会わないで不毛のやりとりを繰り返している某国の政治家は見ならって欲しいと思うが、残念ながら日本ではなぜか実現しない。
8日のNY外国為替市場では、1ドル=79.89~90円、1ユーロ=103.81~91円で取引された。NY原油(WTI)相場は、バレル93セント安、97.01ドル、NY金相場はトロイオンス34.60ドル安、1,604.00ドルで取引された。米10年物国債の利回りが年1.842%まで低下したことに注目したい。金融緩和を債権相場が織り込み始めたのかもしれない。
ところで、8日の「ワールドWaveMorning」は中国関連の二ュ―スが特に目立った。ドイツZDFが、カタール、アルジャジ―ラ、メリッサ・チャン記者がビザ更新を拒否された。中国外務省報道官は「中国の法律を順守して行動した。」のみコメントしたなどと紹介した。豪ABCは、盲目の活動家、陳氏が、電話で投獄時の取調官の状況訴えた。これに対して中国政府は「当局者を調査する」と答えた。これは中国が国際社会から厳しい目で見られていることを意識しているのだろうと解説していた。
中国CCTVは南シナ海で中国海洋石油が掘削作業を始めた。1500Mの海底に230~300万トンの石油、天然ガス3兆立方メートルが埋蔵されている。従来の技術ではせいぜい300Mだった。画期的だと報じていた。一方、シンガポールCNAは、韓国の空港で発覚した中国製の薬剤カプセルにヒトのDNAが確認された。死産の胎児を使っていた疑いが出た。ウイルスも発見されたと報じた。これに対して上海RTSは中国当局談話として「そのような事実は中国国内には存在していないが、調査する。」と話したと伝えていた。
日本ではどうなのかなといつも思う。日本は中国や北朝鮮のことを言える資格がないほど物事を隠ぺいする体質が伝統的にある。ただ暴き立てることは必ずしもよしとしないが、「殿、ご内密に」の世界では日本も人後に落ちない。いろいろなことを教えられる1日のはじまりとなった。(了)
最近は神戸でも東灘区の天気などと必要以上に狭い区域の予報を流す番組が増えた。地域に関心を持つことはそれなりに意味がある。しかし、地球は一つである。世界の天気の動きを見ている方がはるかに地域の天気も分かるのではないかと勝手に思っている。
しばしば書いている通り、「ワールドWaveMorning」にもはまっている。世界では、様々な民族がさまざまな環境に置かれて日々生活していることを垣間見せてくれる。NHK/BSの肩を持つつもりはさらさらないが、一人でも多くの若者に見て欲しいと思っている。
今朝の「ワールドWaveMorning」では、ギリシア総選挙の結果後、政治混乱が早くも始まった。早ければ6月11日にもやり直しの総選挙が行われるだろうとスペインTVEが解説していた。英BBCもギリシャ総選挙後を取り上げ、緊縮財政と経済成長の両立は可能かを巡って、2週間後23日、EUの会合が予定されていると伝えていた。
米ブルームバーグに出演したトレーダーのポリカル氏は「焦点はヨーロッパ、とくにギリシャでしょう」と締めくくっていた。「ワールドWaveMorning」(経済情報)に出演したみずほコーポレート銀行、荒井守氏は「NYダウは、一時200ドル以上下げあと76ドル安、12,932ドルまで戻した。ギリシャ総選挙後の混乱でギリシャが欧州の財政規律を破棄する恐れが出て来た。ギリシャの動きから目が離せない。」などと話していた。
ただ、5時45分から始まる「モーニングサテライト」に出演した楽天証券の名前を聞き洩らしたが、さるアナリストは「ギリシャから需給」へ市場の視点はシフトするだろう。ギリシャ問題は基本的に重要な問題でないと話していた。同じく当番組に出演した堀子英司氏は「米大統領選挙の年は5月に仕込んで10月に売れば6% 上がる過去のデータがある」と紹介していた。
今朝の二人の話しは、証券会社という立場を踏まえた発言であろうが、ギリシャで夜も日も明けぬ人がいる一方で、そんなことはありませんよという人も世の中には結構おられることを教えてくれて面白かった。
フランスF2を見ていたら、凱旋門の下で2日前まで争っていた、仕事を終えたサルコジ、これから職責を果たすオランド二人の大統領が、肩を並べて、戦勝記念日のこの日、前例のないことだと解説しながら、署名する様子を写していた。フランスは一つであることを国民に示すには見事過ぎる演出だった。サルコジ大統領の呼びかけにオランド次期大統領が応じた結果実現したと紹介していた。会う会わないで不毛のやりとりを繰り返している某国の政治家は見ならって欲しいと思うが、残念ながら日本ではなぜか実現しない。
8日のNY外国為替市場では、1ドル=79.89~90円、1ユーロ=103.81~91円で取引された。NY原油(WTI)相場は、バレル93セント安、97.01ドル、NY金相場はトロイオンス34.60ドル安、1,604.00ドルで取引された。米10年物国債の利回りが年1.842%まで低下したことに注目したい。金融緩和を債権相場が織り込み始めたのかもしれない。
ところで、8日の「ワールドWaveMorning」は中国関連の二ュ―スが特に目立った。ドイツZDFが、カタール、アルジャジ―ラ、メリッサ・チャン記者がビザ更新を拒否された。中国外務省報道官は「中国の法律を順守して行動した。」のみコメントしたなどと紹介した。豪ABCは、盲目の活動家、陳氏が、電話で投獄時の取調官の状況訴えた。これに対して中国政府は「当局者を調査する」と答えた。これは中国が国際社会から厳しい目で見られていることを意識しているのだろうと解説していた。
中国CCTVは南シナ海で中国海洋石油が掘削作業を始めた。1500Mの海底に230~300万トンの石油、天然ガス3兆立方メートルが埋蔵されている。従来の技術ではせいぜい300Mだった。画期的だと報じていた。一方、シンガポールCNAは、韓国の空港で発覚した中国製の薬剤カプセルにヒトのDNAが確認された。死産の胎児を使っていた疑いが出た。ウイルスも発見されたと報じた。これに対して上海RTSは中国当局談話として「そのような事実は中国国内には存在していないが、調査する。」と話したと伝えていた。
日本ではどうなのかなといつも思う。日本は中国や北朝鮮のことを言える資格がないほど物事を隠ぺいする体質が伝統的にある。ただ暴き立てることは必ずしもよしとしないが、「殿、ご内密に」の世界では日本も人後に落ちない。いろいろなことを教えられる1日のはじまりとなった。(了)