植物や動物の行動を観察していると、彼らは自分の命を守るという目的に極めて忠実だと分かる。「ワールドWaveMorning」を見ることから一日が始まるが、人間も動物である。自分の命を守るという一点では共通点が多い。それでも番組編集者が膨大な世界のニュ-スの中から大部分を捨てる作業は大変だろうなと想像しながらいつも見ている。
25日の朝6時から7時までの放送では、英BBC放送のシリアでの反体制派がアルカイーダと一緒に闘っていることを知った。アサドを倒すという共通の目的があるからだと解説していた。放送を見ていて面白かったのは、アサドは天気予報も嘘をつくと話す反体制派兵士の声をマイクで拾っていた。兵士のひとことを拾う。ジャーナリスト魂はまだイギリスでは生きているな、と感じるのは、まさにこういう時である。
香港ATVは、ビン・ラ―デン殺害で米国の作戦に協力したとされるパキスタン人医師が国家反逆罪で禁錮33年の刑を受けたと報じた。ホワイトハウス報道官は「理にかなっていない」と反論した。一方、パキスタン関係者の一人は、アメリカは盲目の活動家、陳光誠氏はアメリカは受け入れた。なぜアメリカは当の医師を受け入れないのか。おかしい、話す様子を写していた。昔「わたしは貝になりたい」というフランキ―堺演じる映画を見た。国益がからむと、どこの国も同じ穴のむじなだということを教えている。
フランスF2が、山東省に住んでいた陳光誠氏の兄(コ・フ―氏)(55)が北京への脱出に成功した。氏の息子(32)は殺人罪で身柄を当局に拘束されている。助けて欲しいと訴えたと流していた。陳光誠氏のケース同様に厳重な監視体制下に置かれているひとが結果として脱出している。遠くから見れば立派なお城。近くで見れば城の石垣がぼろぼろになり始めているのかもしれない。
フランスF2は、フランス企業が将来に備えて企業年金を積み立てている。どんな企業が選ばれるのか?社会や環境問題に力を入れている企業が多く選ばれている。ところが一部公害問題を起こしている石油企業も含まれている。運用成績を上げるためには理想的な考えだけでは成果が上がらないためだと解説していた。戦後ヤミ米を食べずに餓死した裁判官が日本におられたことをふと思い出した。
「ワールドWaveMorning」世界の天気コーナーにはまっている。日によって取り上げ方は違う。今朝はエベレストで今年すでに4人が命を落とした。温暖化の影響で気温が例年より高く、氷が解けて山肌がむき出しになっているところが目立つ。滑りやすくなっているため落石による事故である。今一つ中国雲南省などアジア南部で今年は4月から大雨の日が多い。ところが同じ雲南省でも洪水と渇水が背中合わせの場所で今年は起っている。しかもそれが極端だと解説していた。天気は西から東へ流れる。日本でも似たような現象が起こるかもしれない。
韓国KBSが戦後日本に連行された朝鮮人に三菱重工と新日鉄に賠償命令を韓国の裁判所が出したと放送していた。1965年結ばれた日韓請求協定は個人の賠償請求権は消滅していないと裁判所は判断した。韓国ではトップニュースで取り上げられたと高橋弘行キャスターが紹介していた。韓国は海一つ隔てただけの隣国であるが、「ワールドWaveMorning」で初めて知った。堤防の決壊と同じで、一か所崩れると取り返しがつかなくなる。ほころびがないか大事を取って一度、専門家に点検してもらう方がいい企業があるかもしれない。
恒例により25日、NY証券取引所。NYダウは,前日比33ドル高、12,529ドルで取引を終了した。「ワールドWaveMorning」(経済情報)に出演した大和証券、キャピタルマ―ケッツアメリカ、シュナイダ―恵子氏は「ギリシャ信用不安、中国新規貸出額低下のニュースを受けて株価は大幅値下がりしていた。ところがイタリア、モンティ首相が「EUの多くはユーロ共同債発行に賛成している。ギリシャがユーロ圏にとどまることを望んでいる」と語ったと伝えられたあと値を急速に戻した。EU首脳会議の結末が注目される。」などと話していた。
シュナイダ―恵子氏の今朝の話で面白かったのはティファニーが売り上げを2ケタ伸ばした。米国内では振るわない。ところが、日本での高級宝飾品増加が寄与した。ハワイ、グアムでも同様だった。円高が貢献した、と解説していた。お金がなければ円高と言われても買えない。電気代が値上げされると聞いても近くの喫茶店でもピンときていない。日本に住んでいると日本がいかに恵まれた国民だということがわからなくなるのだろう。
25日、NY外国為替市場で、1ドル=79.58~63円、1ユーロ=99.80~83円で取引された。25日付けのWSJ紙電子版によれば、ドルは、対ユーロで買われ1ユーロ=1.25ドル台で買われたが、対円では売られたと書いていた。格付け会社に日本国債が格下げされた。それでも円は買われ易い通貨となっている。25日のNY原油{WTI}先物相場はバレル76セント高、90.66ドル、NY金先物相場はトロイオンス9.20ドル高、1,557.30円で取引された。
「ワ―ルドWaveMorning」ブルームバーグに出演したトレーダ―、K・ブリス氏は「イタリア、モンティの話は、悪いジョ―クですよ。今の時点でEUがギリシャに留まることで合意が出来ているはずがない。なんども言っていますが、ギリシャは炭鉱の中のカナリアです。」との言葉が面白かった。アメリカ人と日本人との違いはこういうところにもよく表れる。笑い飛ばしておいて、肝腎なところははずしていない。
植物も動物も人に言われて生きていない。彼らから日々教えられることが実に多い。(了)
25日の朝6時から7時までの放送では、英BBC放送のシリアでの反体制派がアルカイーダと一緒に闘っていることを知った。アサドを倒すという共通の目的があるからだと解説していた。放送を見ていて面白かったのは、アサドは天気予報も嘘をつくと話す反体制派兵士の声をマイクで拾っていた。兵士のひとことを拾う。ジャーナリスト魂はまだイギリスでは生きているな、と感じるのは、まさにこういう時である。
香港ATVは、ビン・ラ―デン殺害で米国の作戦に協力したとされるパキスタン人医師が国家反逆罪で禁錮33年の刑を受けたと報じた。ホワイトハウス報道官は「理にかなっていない」と反論した。一方、パキスタン関係者の一人は、アメリカは盲目の活動家、陳光誠氏はアメリカは受け入れた。なぜアメリカは当の医師を受け入れないのか。おかしい、話す様子を写していた。昔「わたしは貝になりたい」というフランキ―堺演じる映画を見た。国益がからむと、どこの国も同じ穴のむじなだということを教えている。
フランスF2が、山東省に住んでいた陳光誠氏の兄(コ・フ―氏)(55)が北京への脱出に成功した。氏の息子(32)は殺人罪で身柄を当局に拘束されている。助けて欲しいと訴えたと流していた。陳光誠氏のケース同様に厳重な監視体制下に置かれているひとが結果として脱出している。遠くから見れば立派なお城。近くで見れば城の石垣がぼろぼろになり始めているのかもしれない。
フランスF2は、フランス企業が将来に備えて企業年金を積み立てている。どんな企業が選ばれるのか?社会や環境問題に力を入れている企業が多く選ばれている。ところが一部公害問題を起こしている石油企業も含まれている。運用成績を上げるためには理想的な考えだけでは成果が上がらないためだと解説していた。戦後ヤミ米を食べずに餓死した裁判官が日本におられたことをふと思い出した。
「ワールドWaveMorning」世界の天気コーナーにはまっている。日によって取り上げ方は違う。今朝はエベレストで今年すでに4人が命を落とした。温暖化の影響で気温が例年より高く、氷が解けて山肌がむき出しになっているところが目立つ。滑りやすくなっているため落石による事故である。今一つ中国雲南省などアジア南部で今年は4月から大雨の日が多い。ところが同じ雲南省でも洪水と渇水が背中合わせの場所で今年は起っている。しかもそれが極端だと解説していた。天気は西から東へ流れる。日本でも似たような現象が起こるかもしれない。
韓国KBSが戦後日本に連行された朝鮮人に三菱重工と新日鉄に賠償命令を韓国の裁判所が出したと放送していた。1965年結ばれた日韓請求協定は個人の賠償請求権は消滅していないと裁判所は判断した。韓国ではトップニュースで取り上げられたと高橋弘行キャスターが紹介していた。韓国は海一つ隔てただけの隣国であるが、「ワールドWaveMorning」で初めて知った。堤防の決壊と同じで、一か所崩れると取り返しがつかなくなる。ほころびがないか大事を取って一度、専門家に点検してもらう方がいい企業があるかもしれない。
恒例により25日、NY証券取引所。NYダウは,前日比33ドル高、12,529ドルで取引を終了した。「ワールドWaveMorning」(経済情報)に出演した大和証券、キャピタルマ―ケッツアメリカ、シュナイダ―恵子氏は「ギリシャ信用不安、中国新規貸出額低下のニュースを受けて株価は大幅値下がりしていた。ところがイタリア、モンティ首相が「EUの多くはユーロ共同債発行に賛成している。ギリシャがユーロ圏にとどまることを望んでいる」と語ったと伝えられたあと値を急速に戻した。EU首脳会議の結末が注目される。」などと話していた。
シュナイダ―恵子氏の今朝の話で面白かったのはティファニーが売り上げを2ケタ伸ばした。米国内では振るわない。ところが、日本での高級宝飾品増加が寄与した。ハワイ、グアムでも同様だった。円高が貢献した、と解説していた。お金がなければ円高と言われても買えない。電気代が値上げされると聞いても近くの喫茶店でもピンときていない。日本に住んでいると日本がいかに恵まれた国民だということがわからなくなるのだろう。
25日、NY外国為替市場で、1ドル=79.58~63円、1ユーロ=99.80~83円で取引された。25日付けのWSJ紙電子版によれば、ドルは、対ユーロで買われ1ユーロ=1.25ドル台で買われたが、対円では売られたと書いていた。格付け会社に日本国債が格下げされた。それでも円は買われ易い通貨となっている。25日のNY原油{WTI}先物相場はバレル76セント高、90.66ドル、NY金先物相場はトロイオンス9.20ドル高、1,557.30円で取引された。
「ワ―ルドWaveMorning」ブルームバーグに出演したトレーダ―、K・ブリス氏は「イタリア、モンティの話は、悪いジョ―クですよ。今の時点でEUがギリシャに留まることで合意が出来ているはずがない。なんども言っていますが、ギリシャは炭鉱の中のカナリアです。」との言葉が面白かった。アメリカ人と日本人との違いはこういうところにもよく表れる。笑い飛ばしておいて、肝腎なところははずしていない。
植物も動物も人に言われて生きていない。彼らから日々教えられることが実に多い。(了)