「共産党が憲法に従う」という一文を書きくわえるべきか、中国のリベラルな知識人と官僚たちは検討している可能性がある」とブルッキングス研究所研究員、チョンリ―は言う、と5月23日付けニューズウイーク誌日本版に同誌北京支局長、メリンダ・リウは書いていた。同記者は、「今年秋に予定されていた中国共産党の第18回大会を冬に延期することを検討している。今年が中国政治にとって激動の1年になるのは間違いない。」と書いていた。
今一つの本号の記事で、ＪＰモルガンがリスクの高いデリバティブ（金融派生商品）で多額の損を出したことを取り上げ、「米大手金融機関が、損を回避するために,かえって大きなリスクを抱え込んでいる」と政治経済アナリスト、ザカリー・カラベルは書いた。「損失20億ドル（1,600億円）は、経常収益1000億ドル（約8兆円）の同社にとって小さくないが吸収できない数字でない。問題は、この損出がなぜ発生したかだ。相変わらず利益を上げることに血眼になっているからだ。」と書いていた。
「ワールドWaveMorninng」を見ることから一日が始まる。英BBCは、キャメロン英首相が「ユーロ圏は団結か分裂かを選択すべき時期に来た。英国にも被害が及ぶだろう。」と議会で演説する様子を流していた。これに先立ち、イングランド銀行、キング総裁は、英国の経済成長見通しを下方修正、同時にインフレ率を引き上げたと紹介した。英BBCは現地夕方6時のニュースで、今年1～3月のイギリスの失業者が4万5千減った。主にパートタイマーである。フルタイムの仕事はなかなか見つからないとインタビューに答える主婦の声を紹介していた。
英BBC放送画面に,冒頭天気図を出した。雲が南欧のギリシャからイタリア、スペインを移動し、ドーバー海峡を越えてイギリスに流れ込んでくるのですと説明しているところが面白かった。天気図を視聴者に見せることによってギリシャ問題をイギリス人にとっても身に降りかかってくる問題だと伝えたいとの意図が感じられる。日本ではギリシャ問題は近くの喫茶店でも話題にならない。１ユーロが102円になった。欧米株が16日も値下がりした。それが日本の株価にも影響する。しかし、日本人には預かり知らぬ問題と見受けられる。経済の話はむつかしい。それ以上は発展しない。日本人が幸せな国民だからだろうと勝手に思っている。
韓国KBSが今年の夏のピーク時に十分な電力が供給できないと韓国政府が発表したと紹介していた。デパートの温度は26℃以下、公共の建物内は28℃以下の冷房を禁止する。冷房中、ドアをオープンにしている商店には罰金を課すと決め、6月10日から実施すると国民に協力を呼びかけたと伝えていた。日本では停電を経験した世代が少なくなった。停電と聞いてもどれだけの家庭で例えばローソクを用意したりするのだろうか。むしろ電気代が上がるか上がらないかに議論が集中している。停電の話は、近くの喫茶店でも話題にならない。爆撃を体験した人がいなくなった。戦後しばらく、たびたび停電を経験した。多くの日本人が、電気が止まれがどうなるか頭に描けなくなったようだ。
恒例により16日のNY証券取引所の様子を「ワールドWaveMorning」から紹介する。米ブルームバーグに出演したトレーダー、ジエイソン・ロイズバーグ氏は「ギリシャ情勢が不透明で株価は下げた」と話していた。「ワールドWaveMorning」(経済情報)に出演した米国野村証券、後藤祐二朗氏は「4月の米鉱工業生産指数が1.5％増と予想を上回ったことを好感して高く始まったが、ギリシャ問題が重しとなって引けにかけて下げに転じた。ギリシャでは6月17日に再選挙が行われる。この先1ケ月の間、ギリシャ問題で振り回されるだろう。18日の主要8ケ国首脳会議、23日のEU臨時―ロ首脳会議を注目したい。」などと話していた。
16日、NY外国為替市場は、1ドル＝80.30~33円、1ユーロ＝102.09～14円で取引された。ユーロの対ドル相場は、一時、1ユーロ＝1.26ドル台まで売られた。ギリシャがユーロ離脱となればギリシャの銀行で取り付け騒ぎが起こるとして、銀行の前に列が出来た。16日現在、７億ユーロ（約714億円）の預金が2日間で引き出だされたとギリシャ政府が発表した。「ギリシャ国民の80%はユーロ圏離脱を望んでいない。」とNHK,大滝明彦ベルリン支局長との単独インタビューでドイツ、メルケル首相は話していた。しかし、急進左派連合、ツイプラス党主は連立政権を拒否した。マ―ケットは先を見越して、ユーロを売り、ドルへ資金を移している。
NY原油【WTI】先物相場は、バレル1.17ドル安、92.81ドルで取引された。90ドル割れが指呼の間となった。NY金先物相場は、トロイオンス20.60ドル安、1,536.20ドルで取引された。今朝5時45分から放送の「モーニングサテライト」の番組に出演した米国みずほ証券、村上実奈子氏は「ECBの追加刺激策がないとユーロは引き続き売られる。ユーロ安に連動して金相場も下がるだろう。金は最早安全資産とは見なされなくなって来た。金相場の下げは2008年のリーマンショック時28%下げ、昨年秋にも16%下げた。その時と状況が似ている。」などと話していた。
NHK・BS「ワールドWaveMorning」世界の天気コーナーにはまっている。今朝はアジアの天気図が一番に出た。昨日の東京の気温は25℃だった。ところが5,500キロ上空にはマイナス15℃以下の寒気が居座っている。韓国プサンの地上の気温も東京と同じ25℃だった。気温差が共に40℃以上あった。こういうときは雷、ひょう、竜巻が起こりやすい。黒い雲が出てきたら避難することと話していた。天気図を見ていると日本も韓国も一衣帯水だということが分かる。うるさいと叱られそうだが、子供のころから是非、世界の天気図に親しんで欲しいと思っている。(了）
今一つの本号の記事で、ＪＰモルガンがリスクの高いデリバティブ（金融派生商品）で多額の損を出したことを取り上げ、「米大手金融機関が、損を回避するために,かえって大きなリスクを抱え込んでいる」と政治経済アナリスト、ザカリー・カラベルは書いた。「損失20億ドル（1,600億円）は、経常収益1000億ドル（約8兆円）の同社にとって小さくないが吸収できない数字でない。問題は、この損出がなぜ発生したかだ。相変わらず利益を上げることに血眼になっているからだ。」と書いていた。
「ワールドWaveMorninng」を見ることから一日が始まる。英BBCは、キャメロン英首相が「ユーロ圏は団結か分裂かを選択すべき時期に来た。英国にも被害が及ぶだろう。」と議会で演説する様子を流していた。これに先立ち、イングランド銀行、キング総裁は、英国の経済成長見通しを下方修正、同時にインフレ率を引き上げたと紹介した。英BBCは現地夕方6時のニュースで、今年1～3月のイギリスの失業者が4万5千減った。主にパートタイマーである。フルタイムの仕事はなかなか見つからないとインタビューに答える主婦の声を紹介していた。
英BBC放送画面に,冒頭天気図を出した。雲が南欧のギリシャからイタリア、スペインを移動し、ドーバー海峡を越えてイギリスに流れ込んでくるのですと説明しているところが面白かった。天気図を視聴者に見せることによってギリシャ問題をイギリス人にとっても身に降りかかってくる問題だと伝えたいとの意図が感じられる。日本ではギリシャ問題は近くの喫茶店でも話題にならない。１ユーロが102円になった。欧米株が16日も値下がりした。それが日本の株価にも影響する。しかし、日本人には預かり知らぬ問題と見受けられる。経済の話はむつかしい。それ以上は発展しない。日本人が幸せな国民だからだろうと勝手に思っている。
韓国KBSが今年の夏のピーク時に十分な電力が供給できないと韓国政府が発表したと紹介していた。デパートの温度は26℃以下、公共の建物内は28℃以下の冷房を禁止する。冷房中、ドアをオープンにしている商店には罰金を課すと決め、6月10日から実施すると国民に協力を呼びかけたと伝えていた。日本では停電を経験した世代が少なくなった。停電と聞いてもどれだけの家庭で例えばローソクを用意したりするのだろうか。むしろ電気代が上がるか上がらないかに議論が集中している。停電の話は、近くの喫茶店でも話題にならない。爆撃を体験した人がいなくなった。戦後しばらく、たびたび停電を経験した。多くの日本人が、電気が止まれがどうなるか頭に描けなくなったようだ。
恒例により16日のNY証券取引所の様子を「ワールドWaveMorning」から紹介する。米ブルームバーグに出演したトレーダー、ジエイソン・ロイズバーグ氏は「ギリシャ情勢が不透明で株価は下げた」と話していた。「ワールドWaveMorning」(経済情報)に出演した米国野村証券、後藤祐二朗氏は「4月の米鉱工業生産指数が1.5％増と予想を上回ったことを好感して高く始まったが、ギリシャ問題が重しとなって引けにかけて下げに転じた。ギリシャでは6月17日に再選挙が行われる。この先1ケ月の間、ギリシャ問題で振り回されるだろう。18日の主要8ケ国首脳会議、23日のEU臨時―ロ首脳会議を注目したい。」などと話していた。
16日、NY外国為替市場は、1ドル＝80.30~33円、1ユーロ＝102.09～14円で取引された。ユーロの対ドル相場は、一時、1ユーロ＝1.26ドル台まで売られた。ギリシャがユーロ離脱となればギリシャの銀行で取り付け騒ぎが起こるとして、銀行の前に列が出来た。16日現在、７億ユーロ（約714億円）の預金が2日間で引き出だされたとギリシャ政府が発表した。「ギリシャ国民の80%はユーロ圏離脱を望んでいない。」とNHK,大滝明彦ベルリン支局長との単独インタビューでドイツ、メルケル首相は話していた。しかし、急進左派連合、ツイプラス党主は連立政権を拒否した。マ―ケットは先を見越して、ユーロを売り、ドルへ資金を移している。
NY原油【WTI】先物相場は、バレル1.17ドル安、92.81ドルで取引された。90ドル割れが指呼の間となった。NY金先物相場は、トロイオンス20.60ドル安、1,536.20ドルで取引された。今朝5時45分から放送の「モーニングサテライト」の番組に出演した米国みずほ証券、村上実奈子氏は「ECBの追加刺激策がないとユーロは引き続き売られる。ユーロ安に連動して金相場も下がるだろう。金は最早安全資産とは見なされなくなって来た。金相場の下げは2008年のリーマンショック時28%下げ、昨年秋にも16%下げた。その時と状況が似ている。」などと話していた。
NHK・BS「ワールドWaveMorning」世界の天気コーナーにはまっている。今朝はアジアの天気図が一番に出た。昨日の東京の気温は25℃だった。ところが5,500キロ上空にはマイナス15℃以下の寒気が居座っている。韓国プサンの地上の気温も東京と同じ25℃だった。気温差が共に40℃以上あった。こういうときは雷、ひょう、竜巻が起こりやすい。黒い雲が出てきたら避難することと話していた。天気図を見ていると日本も韓国も一衣帯水だということが分かる。うるさいと叱られそうだが、子供のころから是非、世界の天気図に親しんで欲しいと思っている。(了）
