「力以上のものは出せない。自分のパフォ―マンスをやっていくしかない。」と,ひいきのプロ野球チームの監督が語ったと、23日付けの読売朝刊に出ていた。監督の言葉で選手が開き直った結果かどうか知らないが、その日のナイトゲームで相手チームに8対2で勝ち、5連敗を脱して、「交流戦」で片目を開けた。ひいきチームは阪神、相手チームは元阪急である。現在では親会社が同じだから、兄弟同士の試合のようなものである。
「力以上のものは出せない。」この言葉は、今はやりのギリシャ症候群にそっくりそのまま当てはまる。近着ニユーズウイーク誌日本版に「ギリシャ発のドミノ倒しを心配しても始まらない。共産革命の連鎖というドミノ理論が、恐怖の種を撒いただけで現実化しなかった。核兵器でもそうだが、余程のことが起こらない限り連鎖反応は始まりそうにない。最も恐れるべきは、市場を支配する過度な恐迫観念だ。」とザガリー・カラベル(政治経済アナリスト)が書いていた。
「ワールドWaveMorning」で一日がはじまる。今朝6時台の放送では、お馴染の「世界の天気」コーナーで、アフリカ、赤道北、サハラ砂漠南にある砂漠化をまぬがれた地帯「サヘル」でほとんど雨が降らず、砂漠化が進み、深刻な干ばつで、300万の餓死者が出ることが懸念されていると勝又幸恵さんが解説していた。もう一つ、南半球では雲は時計回り、北半球は反・時計回り。これは地球の自転の影響ですと解説していた。こう言う話は小学校でも聞いた記憶がなく、新鮮だった。
「ワールドWaveMorning」冒頭、英BBCとフランスF2がともにEU首脳会議でブリッセル到着の様子を詳しく伝えた。英カメロン首相は「万一、ギリシャがユーロ圏離脱となればその準備が必要だ。」と語った。フランス、オランド大統領は「経済成長が大事だとはっきり示すべきだ」と話した。オランド氏は列車で現地に向かった。発車まで10分ありデッキから身を乗り出し、まるで楽しんでいるかのように見えたとフランスF2は車中でのインタビュ-を交え映像を流し、前大統領との違いを見せようとしていると解説していた。ドイツ、メルケル首相は「EUは労働市場の改善が必要と主張するつもりです。」と語った。
フランスF2は、ギリシャをダメにしたのは移民のせいだとアフガニスタン人、ホームレスが襲撃された事件を紹介、「ギリシャはギリシャ人のものだ」と叫ぶび「黄金の夜明け」という極右政党がギリシャ市民のなかで存在感を高めていると紹介していた。町でインタビューを受けたある市民は「移民取り締まりのお陰でやっと安心できる。今まではいやだったが、見て見ぬ振りをしていた。」と話していた。特にアテネ市内での極右政党への支持が高い。一方、ドイツZDFは「エジプト大統領選挙が始まった。エジプト国民にとって初めての経験だ。エジプト8000万人を導くのは誰か。多くが注目している」と紹介していた。
一方、23日,NY証券取引所では、ギリシャのユーロ圏離脱、再びヨーロッパ経済が混乱するとの懸念からNYダウは最大、191ドル値下がりした。4月の米新築住宅建設が3.3%増と予測を上回ったことやEU首脳会議ではユ-ろ離脱との最悪のケースは回避されるとの観測が流れ、前日比6ドル安、12,496ドルで取引を終了した。「ワールドWaveMorninng」(経済情報)に出演した米国野村証券、後藤祐二朗氏は「ギリシャ懸念からアジア株、欧州株共に下げた地合いを受けて大きく下げたが、EUが預金保護を強化するとの観測が流れて大きく値を戻した。対ユーロ、対ドルで円が買われた。ユーロは一時、1ユーロ=100円割れもあった。対ドルでは1ドル=78円でのドル買い・円売り介入の期待が出ている。」などと話していた。
23日、NY外国為替市場では、1ドル=79.45~51円、1ユーロ=100.02~04円で取引された。NY原油(WTI)先物はこの日から7月限月取引となり、バレル1.95ドル安、89.90ドルと6ケ月半ぶりの安値を記録した。NY金先物相場は、トロイオンス28.20ドル安、1,548.10ドルで取引された。CNBCテレビではプラチナ相場は44ドル下げ、トロイオンス1414ドルで取引された。プラチナが金より100ドル安い状況が続いている。
その他の「ワールドWaveMorning」では、シンガポールCANとカタール、アルジャジ―ラが、共に、テヘランでのイラン核開発疑惑を会議めぐる6ケ国協議を取り上げた。シンガポールCANは「ロシア、ラブロフ外相は、イランが高濃縮ウランを医療用のアイソトープ利用に向けることを検討している。イランは6ケ国提案を受け入れる用意がある」と伝えた。一方、アルジャジ―ラは「具体的には何らの進展も見られない。」と伝手た。いずれにしろ協議は2日目に持ち越された。NHKイラン特派員報告ではイランは新たに5項目を提案して来た。一日目は具体的成果はなかったと紹介していた。
韓国KBSは「北」朝鮮による地下核実験の準備が着実に進んでいると米側の情報が伝えていると衛星からの映像を流していた。「北朝鮮は何を考えているかさっぱりわからない」との米高官の談話を紹介していた。英BBCは、イスラエルがイランとの戦争を水面下で進めている。英国も巻き込まれる怖れがあると報道していた。世界では、イランにしろ北朝鮮にしろ核開発疑惑への関心が極めて高い。しかし、なぜか日本では、ほとんど関心がない。
ひいきチームの監督の話しに戻す。「今日はボール玉を見極めて、後ろに繋ぐ姿勢が見えた。やっと以前のペースで野球ができた。」と24日付けの読売朝刊に出ていた。ギリシャ問題も同じで、今後、解決に向けて「繋ぐ野球」が出来るかどうかが決め手となりそうだ。(了)
「力以上のものは出せない。」この言葉は、今はやりのギリシャ症候群にそっくりそのまま当てはまる。近着ニユーズウイーク誌日本版に「ギリシャ発のドミノ倒しを心配しても始まらない。共産革命の連鎖というドミノ理論が、恐怖の種を撒いただけで現実化しなかった。核兵器でもそうだが、余程のことが起こらない限り連鎖反応は始まりそうにない。最も恐れるべきは、市場を支配する過度な恐迫観念だ。」とザガリー・カラベル(政治経済アナリスト)が書いていた。
「ワールドWaveMorning」で一日がはじまる。今朝6時台の放送では、お馴染の「世界の天気」コーナーで、アフリカ、赤道北、サハラ砂漠南にある砂漠化をまぬがれた地帯「サヘル」でほとんど雨が降らず、砂漠化が進み、深刻な干ばつで、300万の餓死者が出ることが懸念されていると勝又幸恵さんが解説していた。もう一つ、南半球では雲は時計回り、北半球は反・時計回り。これは地球の自転の影響ですと解説していた。こう言う話は小学校でも聞いた記憶がなく、新鮮だった。
「ワールドWaveMorning」冒頭、英BBCとフランスF2がともにEU首脳会議でブリッセル到着の様子を詳しく伝えた。英カメロン首相は「万一、ギリシャがユーロ圏離脱となればその準備が必要だ。」と語った。フランス、オランド大統領は「経済成長が大事だとはっきり示すべきだ」と話した。オランド氏は列車で現地に向かった。発車まで10分ありデッキから身を乗り出し、まるで楽しんでいるかのように見えたとフランスF2は車中でのインタビュ-を交え映像を流し、前大統領との違いを見せようとしていると解説していた。ドイツ、メルケル首相は「EUは労働市場の改善が必要と主張するつもりです。」と語った。
フランスF2は、ギリシャをダメにしたのは移民のせいだとアフガニスタン人、ホームレスが襲撃された事件を紹介、「ギリシャはギリシャ人のものだ」と叫ぶび「黄金の夜明け」という極右政党がギリシャ市民のなかで存在感を高めていると紹介していた。町でインタビューを受けたある市民は「移民取り締まりのお陰でやっと安心できる。今まではいやだったが、見て見ぬ振りをしていた。」と話していた。特にアテネ市内での極右政党への支持が高い。一方、ドイツZDFは「エジプト大統領選挙が始まった。エジプト国民にとって初めての経験だ。エジプト8000万人を導くのは誰か。多くが注目している」と紹介していた。
一方、23日,NY証券取引所では、ギリシャのユーロ圏離脱、再びヨーロッパ経済が混乱するとの懸念からNYダウは最大、191ドル値下がりした。4月の米新築住宅建設が3.3%増と予測を上回ったことやEU首脳会議ではユ-ろ離脱との最悪のケースは回避されるとの観測が流れ、前日比6ドル安、12,496ドルで取引を終了した。「ワールドWaveMorninng」(経済情報)に出演した米国野村証券、後藤祐二朗氏は「ギリシャ懸念からアジア株、欧州株共に下げた地合いを受けて大きく下げたが、EUが預金保護を強化するとの観測が流れて大きく値を戻した。対ユーロ、対ドルで円が買われた。ユーロは一時、1ユーロ=100円割れもあった。対ドルでは1ドル=78円でのドル買い・円売り介入の期待が出ている。」などと話していた。
23日、NY外国為替市場では、1ドル=79.45~51円、1ユーロ=100.02~04円で取引された。NY原油(WTI)先物はこの日から7月限月取引となり、バレル1.95ドル安、89.90ドルと6ケ月半ぶりの安値を記録した。NY金先物相場は、トロイオンス28.20ドル安、1,548.10ドルで取引された。CNBCテレビではプラチナ相場は44ドル下げ、トロイオンス1414ドルで取引された。プラチナが金より100ドル安い状況が続いている。
その他の「ワールドWaveMorning」では、シンガポールCANとカタール、アルジャジ―ラが、共に、テヘランでのイラン核開発疑惑を会議めぐる6ケ国協議を取り上げた。シンガポールCANは「ロシア、ラブロフ外相は、イランが高濃縮ウランを医療用のアイソトープ利用に向けることを検討している。イランは6ケ国提案を受け入れる用意がある」と伝えた。一方、アルジャジ―ラは「具体的には何らの進展も見られない。」と伝手た。いずれにしろ協議は2日目に持ち越された。NHKイラン特派員報告ではイランは新たに5項目を提案して来た。一日目は具体的成果はなかったと紹介していた。
韓国KBSは「北」朝鮮による地下核実験の準備が着実に進んでいると米側の情報が伝えていると衛星からの映像を流していた。「北朝鮮は何を考えているかさっぱりわからない」との米高官の談話を紹介していた。英BBCは、イスラエルがイランとの戦争を水面下で進めている。英国も巻き込まれる怖れがあると報道していた。世界では、イランにしろ北朝鮮にしろ核開発疑惑への関心が極めて高い。しかし、なぜか日本では、ほとんど関心がない。
ひいきチームの監督の話しに戻す。「今日はボール玉を見極めて、後ろに繋ぐ姿勢が見えた。やっと以前のペースで野球ができた。」と24日付けの読売朝刊に出ていた。ギリシャ問題も同じで、今後、解決に向けて「繋ぐ野球」が出来るかどうかが決め手となりそうだ。(了)