ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

LIHITLAB株主総会風景(スケッチ&コメント)

2012-05-28 19:32:02 | スケッチ


LIHITLAB株主総会風景

江嵜企画代表・Ken



大阪中央区農人橋に本社のある事務用品メ―カー、L社の本店会議室で
開かれた第64回株主総会に出席した。いつものように会場の
様子をスケッチした。

どこの会社にもこの手の御仁はおられる。議長にたしなめられるまで、
わが者顔で質問を延々続けた、議長から見て右手前方、オツムが白く
光って見えるおじさんには参った。

何を目的として株主総会に出ていくのか。社長さんが、出来るだけ
多くの出席株主に質問の機会を与える、その上で、質問にどのような
受け答えをされるかを確認するためである。

件のおじさんのような人がいると、株主総会そのものがぶち壊しになる。
来年、当社がどのように対応されるか、改めて注目したい。

当社の業績は、諸般の厳しい環境下では、売り上げ前年比ほぼ横ばい
0.6% 増、約88億円、営業利益は同43%増4億8,000万は大健闘である。
ベトナム生産子会社が生産性向上と経費節減に貢献したとの説明が
当社の将来のカギを握っていると実感した。 

売り上げ88億の37%がファイル、21%がクリア―ブック、
23%が収納整理用品、その他事務用品16% ,残りが不動産
賃貸の事務用品メーカーである。業績の足を引っ張ったのは、
法人需要の落ち込みだと指摘していた。

配当は年5円だが株価は190円前後で低迷している。せっかく新製品開発に
力を入れても、肝腎の景気が回復しないと目に見えた業績回復につながら
ないのかもしれない。一にもニにも景気回復が待たれてならない。(了)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「天智天皇」:倉本一宏氏講演会風

2012-05-28 08:57:35 | スケッチ


「天智天皇」:倉本一宏氏講演会風

江嵜企画代表・Ken



NPO法人国際生涯学習文化センター主催、「歴史に学ぶ学問塾」
シリーズ第1回「天智天皇」の話しを、25日午後7時から約1時間半、
倉本一宏、国際日本文化研究 センター教授教から聞いた。

会場の様子をいつものようにスケッチした。後ろ姿のおつむだけで
判断出来ないが、圧倒的に同世代のお年寄りだったのは残念だった。
主催者センターも若者には無料招待の便宜を図っているが、余程の
人間でないと、時間を割いてまでこの手の話を聞きに来ないのであろう。

「天智天皇」と呼んでいるがご自身は、亡くなるまで、そう呼ばれて
いることはご存知なかった、という講演冒頭の倉本教授の言葉が
新鮮だった。葛城の王子と呼ばれ、中大兄王子そのひとである。
天智天皇と言えば即「大化改新」とくるが「乙巳(いっし)の変」
(西暦:646)のことである。「壬申(じんしん)の乱」(同672)
とくらべれば「乙巳の変」では知られていない。天皇という呼び名も
あとで付けられたという。教科書の「刷り込み」は怖ろしい。

倉本先生の話しの中には、いろいろな説があるという言葉が
何度も出て来た。さまざまな学説があるからだろう。馬子にしろ
入鹿にしろ、蘇我一族が全て悪者かというと、そうではない。
特に国際情勢に鋭敏な有能な人物群だった。中大兄王子の妃は遠智姫、
姪姫(共に馬子の孫:石川麻呂の娘)、常陸姫全て蘇我馬子直径の
一族であると話しておられた。

一時間半の講演は小文ではとても書ききれない。白水江の戦(663)で
大敗する。しかし、中大兄は、「自ら国内改革の好機と捉えていた」と
いうくだりは印象に残った。白水江の戦いの9年後に起こった
「壬申の乱」では白水江で戦った豪族の名はほとんどない。
次なる改革に邪魔になる豪族による障碍を戦争によって取り除く
事が出来たと解釈できると話しておられた。

ただ、自己の死後、地方豪族の勢力削減が、近江朝廷の勢力を
弱め、壬申の乱によって壊滅することまで、さすがの有能な
中大兄も見通せなかった。

日本では戦争という言葉に触れるだけで毛嫌いされる。
歴史というものは、すでに起こった結果から遡って、考えては
いけない。その時点その時点における知識と歴史条件の範囲で
考えなければならない。戦争というのは外交の一分野、外交の
一つのやりかたで、敢えていえば、外交は政治の一ジャンル、
政治は文化の一類型ではないかと倉本氏は指摘しておられた。

当講座は「天智天皇」のあと「平将門」、「足利義満」、
「豊臣秀吉」、「坂本竜馬」、「明治天皇」、「吉田茂」
七人のサムライたちシリーズである。国際生涯学習センター
学問塾(06-6764-1282)へご関心の向きはコンタクトいた
だければありがたい。(了)


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする