31日付けCNBC電子版(学校で教えてくれない経済学)
米ブルームバーグニュ-スは、オリンピック期間中の変則ダイヤで、「ワールドWaveMorning」の限られた時間の中から5分間、フランスF2、ドイツ ZDF,ロシアRTRのあと4番手に登場する。MattMiller記者は「FRBが大統領選挙を控えて、何か手を打つことを捨てた。さらにアメリカは財政赤字をかかえる。ECBに対する懸念も消えない。NYダウは前日比64ドル安、13,008ドルで取引を終えた。」と話した。商品担当のAlixSteel記者は「FRBによる金融緩和が遠のいた。原油(WTI)は下げて87.96ドルで取引された。在庫が増えたコーヒー、フランスでは作柄良好の小麦も下げた。」と話した。債券市場についてJoshLipton 記者は「FOMCがどのような手を打つか。ECBはどこまで国債買い入れるか不透明で動けない」などと解説していた。
31日付けのWSJ紙電子版はA4サイズ5枚、「HeatRises onCentralBanks」(中央銀行、ヒ―ト・アップ)のタイトルで「FRB,ECBは共に軟弱な世界経済立て直しに向けての取り組みが期待される中で、深刻な試練に直面している。」と第1行に書いた。マ―ケットの期待とは裏腹に、金融界のみならず中央銀行内部にさえ、これ以上の金融緩和策に対して疑念が高まっていると書いた。アメリカの4~6月のGDPは1.5%増にとどまった。失業率は8.2%で改善が見られない。欧州も7月の経済は落ち込み、7月のEUの失業率は11.2%と高止まりしている。経済の回復期待は薄い。金融政策の限界を露呈した。追加緩和はリスクが大きい。」と書いた。
今朝放送のドイツZDFは「ECBはユーロ救済策として、ESM(欧州安定化メカニズム)基金1000億ユーロで問題金融機関が無制限に借り入れが出来る。ECBが全額担保する案にドイツは真っ向反対している。1000億ユーロでも十分ではないと語るエコノミストの姿を写していた。ECBドラギ総裁は「ユーロを守るためにはあらゆる手段を取る」と宣言している。フランス、オランド大統領とイタリア、モンティ首相は、ECBの会合を前に会談した。解決につながるか怪しいと冷やかに報道していた。
フランスF2はこのところの景気悪化で、イタリアの多くの町で貧困層が爆発的に増えていると伝え、月500ユーロ(31日NY相場:1ユーロ=96円換算、約4万8千円)で8人暮しの家族を紹介していた。「政府は赤字と言うが、違いますよ。失業手当も家族手当ももらっていない。」と向けられたマイクに話していた。このニュースのあと、F2は、フランスの閣僚の15日間のバカンスが始まった。贅沢はするな、遠くへ行くなという伝達が出ているらしい。バカンス先ごとに閣僚の顔写真を張り付け、主要閣僚の一人が、泳いだり、魚釣りなどリラックスし、気分転換します、とインタビューに答える様子を写していた。
31日付けのHSBC電子版にドイツを泳ぎの達者な人間に例え、ユーロ圏を離脱すれば命がない。溺れる泳ぎの出来ない国が、ドイツの周りに群がり、しがみついてきている。ドイツが危ないと書いていた。(了)
米ブルームバーグニュ-スは、オリンピック期間中の変則ダイヤで、「ワールドWaveMorning」の限られた時間の中から5分間、フランスF2、ドイツ ZDF,ロシアRTRのあと4番手に登場する。MattMiller記者は「FRBが大統領選挙を控えて、何か手を打つことを捨てた。さらにアメリカは財政赤字をかかえる。ECBに対する懸念も消えない。NYダウは前日比64ドル安、13,008ドルで取引を終えた。」と話した。商品担当のAlixSteel記者は「FRBによる金融緩和が遠のいた。原油(WTI)は下げて87.96ドルで取引された。在庫が増えたコーヒー、フランスでは作柄良好の小麦も下げた。」と話した。債券市場についてJoshLipton 記者は「FOMCがどのような手を打つか。ECBはどこまで国債買い入れるか不透明で動けない」などと解説していた。
31日付けのWSJ紙電子版はA4サイズ5枚、「HeatRises onCentralBanks」(中央銀行、ヒ―ト・アップ)のタイトルで「FRB,ECBは共に軟弱な世界経済立て直しに向けての取り組みが期待される中で、深刻な試練に直面している。」と第1行に書いた。マ―ケットの期待とは裏腹に、金融界のみならず中央銀行内部にさえ、これ以上の金融緩和策に対して疑念が高まっていると書いた。アメリカの4~6月のGDPは1.5%増にとどまった。失業率は8.2%で改善が見られない。欧州も7月の経済は落ち込み、7月のEUの失業率は11.2%と高止まりしている。経済の回復期待は薄い。金融政策の限界を露呈した。追加緩和はリスクが大きい。」と書いた。
今朝放送のドイツZDFは「ECBはユーロ救済策として、ESM(欧州安定化メカニズム)基金1000億ユーロで問題金融機関が無制限に借り入れが出来る。ECBが全額担保する案にドイツは真っ向反対している。1000億ユーロでも十分ではないと語るエコノミストの姿を写していた。ECBドラギ総裁は「ユーロを守るためにはあらゆる手段を取る」と宣言している。フランス、オランド大統領とイタリア、モンティ首相は、ECBの会合を前に会談した。解決につながるか怪しいと冷やかに報道していた。
フランスF2はこのところの景気悪化で、イタリアの多くの町で貧困層が爆発的に増えていると伝え、月500ユーロ(31日NY相場:1ユーロ=96円換算、約4万8千円)で8人暮しの家族を紹介していた。「政府は赤字と言うが、違いますよ。失業手当も家族手当ももらっていない。」と向けられたマイクに話していた。このニュースのあと、F2は、フランスの閣僚の15日間のバカンスが始まった。贅沢はするな、遠くへ行くなという伝達が出ているらしい。バカンス先ごとに閣僚の顔写真を張り付け、主要閣僚の一人が、泳いだり、魚釣りなどリラックスし、気分転換します、とインタビューに答える様子を写していた。
31日付けのHSBC電子版にドイツを泳ぎの達者な人間に例え、ユーロ圏を離脱すれば命がない。溺れる泳ぎの出来ない国が、ドイツの周りに群がり、しがみついてきている。ドイツが危ないと書いていた。(了)