ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

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日本は竹島、尖閣で盛り上がっているが、アメリカは巻き込まれたくないからだろう、実にクールだ

2012-08-25 09:08:11 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)



24日のNYダウは、前日比100ドル、0.8%高、13,157ドルで取引を終えた。米FRBバ―ナンキ議長が、住宅監視委員会委員長、Darrell Issa共和党議員に送った8月22日付け書簡で、米FRBは追加の金融緩和の余地を残していると書いたとWSJ紙が報じたと伝えられた後、急反発した、と24日付けのWSJ紙電子版に出ていた。

一方、25日朝6時放送のワ―ルドWaveMorningで、米ブルームバーグのマット・ミラー記者は「バ―ナンキ議長が追加緩和を示唆したと伝えられ、NYダウは100ドル上げた。しかし、出来高は5億株に満たない。ここ20年間で最も少ない。」と出来高が少ないことを専ら強調していた。アダム・ジョンソン記者は「追加の金融緩和よるインフレ懸念からドル売りに拍車がかかるとして、天然ガスが3.7% 綿花が2%下げた。原油WTIは96.15ドル、金相場は1,669.80ドルとほぼ横ばいだった。」と紹介していた。

今朝7時台の ワ―ルドWaveMorning(経済情報)に出演した三菱東京UFJ銀行、岩岡聰樹氏は「NY証券取引所は、米耐久財受注高減少、欧州株軟調で安く始まった。ところがバ―ナンキ議長が追加緩和の余地ありと示唆したと伝えられて急反発した。ドル買い戻しの動きが生まれた。メルケル首相は依然強硬な態度を変えていない。ECBによる国債買い入れ実施は時間がかかる。ユーロ圏の不透明は続く。当面は31日のジャクソンビルでのバ―ナンキ議長発言を注目したい。」などと解説していた。

24日、NY外国為替市場で、ドルは、対ドル、対円ともに買われ、1ユーロ=1.2510ドル、1ドル=78.66~69円で取引された。円は対ユーロでは、1ユーロ=98.43~48円で取引された。NY債券市場では、10年物米国債の利回りは、1.687%へ小幅上げた。ただ、利回りでみればドイツ国債は1.355%と横ばい,イタリア5.618%,スペイン6.403%は上昇,日本0.818% と低下したと24日付けのWSJ紙電子版に出ていた。利回りを見ていると、依然としてヨーロッパ不安が解消していないことが正直に出ている。

25日朝5時台放送のワ―ルドWaveMorningで、ドイツZDFは、ドイツ、メルケル首相とギリシャ、サマラス会談後の記者会見で、メルケル首相は「ギリシャがユーロ圏に留まることを望む。しかし、ギリシャは約束したことを守るべきだ。」と強調していた。これに対してサマラス首相は「時間をほしい。」と緊縮策実施期限延長を訴えたと伝えた。ドイツZDFはドイツ世論調査結果によれば「一息つきたいとするギリシャの姿勢に対して、70%のドイツ人が反対している」と紹介していた。与党キリスト教民主党は37%、社民党29%、緑の党12%など絶対多数を占める政党はないと、ドイツがギリシャ支援に踏み込めない微妙な政治状況にあることを解説していた。

日本は竹島、尖閣諸島で盛り上がっている。巻き込まれたくないアメリカはクールだ。(了)

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