(学校で教えてくれない経済学)
NY原油{WTI}先物相場が、17日、バレル96.21ドルを記録したと、同日付けのWSJ紙電子版が伝えた。16日付けのCNBC電子版は、生産減、地政学的リスクの高まり、欧州金融危機懸念の後退が背景だとしながらも、原油高がいつまで続くかについては見方が分かれている。はしゃぎすぎ(over excited)は禁物だとある専門家の指摘を紹介していた。この日NY金相場は前日比横ばいの1,616.30ドルで取引された。NY外国為替市場でドル、ユーロが買われ、1ドル=79.55~58円、1ユーロ=98.11~14円で取引された。
ワ―ルドWaveMorning今朝6時放送の米ブルームバーグは、17日NYダウは、前日比25ドル高、13,275ドルで取引を終えたと伝え、マット・ミラー記者は「5年振りの高値だ。500種平均株価指数も1,418ポイントをつけた。ECB,FRBによる金融緩和への期待感が相場を下支えしている。今回の相場は本物との見方が出て来ている」と珍しく楽観的に解説していた。NY債券市場では、10年物国債利回りが前日1.83%まで急騰したが警戒感から買い戻しが入り、1.819%へ低下したと債券担当記者が紹介していた。
昨日17日付け日経朝刊に「金利、くすぶる上昇懸念」の小見出しの記事が出ていた。日本の長期金利は7月下旬に過去3番目に低い0.720% まで低下した。それが8月7日には一転上昇した。17日付けのWSJ紙電子版によると米10年債利回り低下に連動、日本債利回りが0.852% へわずかに低下したと出ていた。しかし、日本の台所は、1,000兆円の国債で切り盛りしている。仮に1%上がれば10兆円利払いが増える。消費税が10%になる2年先に日本国債の利回りがいくらになっているか神のみぞ知る世界である。
17日のWSJ紙によれば、ユーロ圏を断固守るとカナダでのメルケル発言で、スペイン債の10年物利回りが6.447%、イタリアのそれは5.709% へそれぞれ0.1% 幅低下したと伝えた。スペイン債の利回りは、国の財政が破たんする7%を一時超えていた。国債利回りは血圧だと考えれば分かりやすい。懸念が高まると血圧は敏感に跳ね上がる。ギリシャ危機が起こる前にはスペイン国債もイタリア国債も2%前後で平静だった。日本も現在0.85%と異常な低血圧である。日本国債は日本人がほぼ100%保有していると喧伝している。実際は、外国人が8%保有している。外人が売りに転じれば、売りが売りを呼ぶ。ギリシャ、スペインが分かりやすく教えてくれた。
ワ―ルドWaveMorningで、今年のバカンスシーズンは今週末にピークを迎える。話題のひとつとして、いままで高級ホテルを利用していたクラスが、5つ星のキャンプ場に場所を替えた。ひと夏2500ユーロ(約25万円)は決して安くないが、部屋に閉じ込められた生活のホテルよりよほどいい。昔は問題があったが、今は何でも揃うと客の一人がインタビューに答えていた。3週間のバカンスで英気を養ったメルケルさんの第一声が、「ユーロを断固守る」の発言だった。たかが竹島、尖閣で右往左往しないで欲しい。(了)
NY原油{WTI}先物相場が、17日、バレル96.21ドルを記録したと、同日付けのWSJ紙電子版が伝えた。16日付けのCNBC電子版は、生産減、地政学的リスクの高まり、欧州金融危機懸念の後退が背景だとしながらも、原油高がいつまで続くかについては見方が分かれている。はしゃぎすぎ(over excited)は禁物だとある専門家の指摘を紹介していた。この日NY金相場は前日比横ばいの1,616.30ドルで取引された。NY外国為替市場でドル、ユーロが買われ、1ドル=79.55~58円、1ユーロ=98.11~14円で取引された。
ワ―ルドWaveMorning今朝6時放送の米ブルームバーグは、17日NYダウは、前日比25ドル高、13,275ドルで取引を終えたと伝え、マット・ミラー記者は「5年振りの高値だ。500種平均株価指数も1,418ポイントをつけた。ECB,FRBによる金融緩和への期待感が相場を下支えしている。今回の相場は本物との見方が出て来ている」と珍しく楽観的に解説していた。NY債券市場では、10年物国債利回りが前日1.83%まで急騰したが警戒感から買い戻しが入り、1.819%へ低下したと債券担当記者が紹介していた。
昨日17日付け日経朝刊に「金利、くすぶる上昇懸念」の小見出しの記事が出ていた。日本の長期金利は7月下旬に過去3番目に低い0.720% まで低下した。それが8月7日には一転上昇した。17日付けのWSJ紙電子版によると米10年債利回り低下に連動、日本債利回りが0.852% へわずかに低下したと出ていた。しかし、日本の台所は、1,000兆円の国債で切り盛りしている。仮に1%上がれば10兆円利払いが増える。消費税が10%になる2年先に日本国債の利回りがいくらになっているか神のみぞ知る世界である。
17日のWSJ紙によれば、ユーロ圏を断固守るとカナダでのメルケル発言で、スペイン債の10年物利回りが6.447%、イタリアのそれは5.709% へそれぞれ0.1% 幅低下したと伝えた。スペイン債の利回りは、国の財政が破たんする7%を一時超えていた。国債利回りは血圧だと考えれば分かりやすい。懸念が高まると血圧は敏感に跳ね上がる。ギリシャ危機が起こる前にはスペイン国債もイタリア国債も2%前後で平静だった。日本も現在0.85%と異常な低血圧である。日本国債は日本人がほぼ100%保有していると喧伝している。実際は、外国人が8%保有している。外人が売りに転じれば、売りが売りを呼ぶ。ギリシャ、スペインが分かりやすく教えてくれた。
ワ―ルドWaveMorningで、今年のバカンスシーズンは今週末にピークを迎える。話題のひとつとして、いままで高級ホテルを利用していたクラスが、5つ星のキャンプ場に場所を替えた。ひと夏2500ユーロ(約25万円)は決して安くないが、部屋に閉じ込められた生活のホテルよりよほどいい。昔は問題があったが、今は何でも揃うと客の一人がインタビューに答えていた。3週間のバカンスで英気を養ったメルケルさんの第一声が、「ユーロを断固守る」の発言だった。たかが竹島、尖閣で右往左往しないで欲しい。(了)