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ウクライナ情勢緊迫化で、NYダウ5営業日連続安、ロシア株、4年来の安値更新、ドル売られ、

2014-03-15 09:58:53 | 経済学
1ドル=101円台(学校で教えてくれない経済学)


ロンドンで開かれた6時間に及ぶケリ―、ラブロフ会談は物別れに終わったと15日朝放送の英BBCは伝えた。会談の焦点は3月16日予定のクリミアのロシア編入の国民投票だった。ケリ―米国務長官は国際法違法だと主張した。ラブロフ外相はロシアはクリミヤの選択を尊重すると語った。ロンドン会談で何の変化も起こらなかった。クリミアがロシアに編入されたら打つ手はないと見られている。しかし、その後どうなるかは、誰にも分かりませんと英BBC記者は会談後の記者会見会場からのレポートを結んだ。15日放送のドイツZDFは「ケリ―・ラブロフの6時間の会談では双方の歩み寄りはなかった。「私もプーチン大統領もウクライナに介入しない」とラブロフ外相は語った。メルケル首相はプーチン大統領にクリミヤ編入をロシアが認めれば国際法違反だと警告した。ドイツはロシアに2013年、360億ユーロ(約5兆400億円)を輸出、ロシアから400億ユーロ(約5兆6,000億)輸入している。ロシアに制裁を加えるとそのままドイツ経済に影響が出てくる。ドイツはロシアから輸入が止まれば輸入先をアジアなどに切り替える必要が出てくると解説していた。

14日付けWSJ紙電子版でDanStrumpf記者、MattJarzenmsky記者は連名で「米ロ会談が物別れに終った。この日出た弱い米国経済データとウクライナ情勢不安からNYダウは前日比43ドル安、16,065ドルと5営業日連続での下げとなった。リスク回避の動きから株売り債券買いの動きから債券相場が上げ、10年物米国債利回りは2.656%まで低下した。同じくリスク回避の動きを受けて、NY金相場が5日連騰、前日比0.5%高、オンス1,379ドルで取引された。NY原油(WTI)は0.7%高、バレル98.89ドルだった。一方、ウクライナ情勢緊迫化を受けて、ロシア株が、14日も前日比2.1%下げ、5日連続安、3月だけで16.7%安、4年6ケ月振りの安値を付けた。一方、ドルは対円、対ユーロ共に値下がり、1ドル=101.34~37円、1ユーロ=140.97~99円で取引された。」と書いた。

15日放送のワ―ルドWaveMorning「経済情報」出演の三菱東京UFJ銀行、村尾典昭氏は「NYダウは今週だけで380ドル下げた。クリミヤのロシア編入をロシアが決めれば欧米による制裁が強化される懸念が背景だ。ロシア議会がクリミヤのロシア編入を認めれば状況は一段と緊迫してくる。プーチン大統領はまだ態度を決めていないと伝えられる。ロシアがクリミヤのロシア編入を認めなければドル円は買い戻される。27,28日に米FOMCの会合が予定されているが、市場の関心はウクライナ情勢一点に集まっている。」と話した。

15日放送のワ―ルドWaveではマレーシア航空370が消息を絶って7日目を迎えたが何ら手掛かりが見つかっていない。英BBCはマレーシア航空で35年経験のパイロットが「何らかの事件に巻き込まれた可能性があるとしか考えられない。マレーシア政府は捜索を外国に全て任せているが、全て承知しているのではないか。」と語る様子を写していた。米ABCも15日の放送で事件関与を臭わず報道をした。1日も早い解決が待たれてならない。(了)

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