NY原油バレル104.99ドル、NY金オンス1,350ドル台回復(学校で教えてくれない経済学)
「ロシアへの経済制裁については、今のところ、カメロン首相は言葉を濁しています。」と3月4日朝6時台放送の英BBCは伝えていた。「欧州は天然ガスをロシアから25%輸入している。今後のロシアの出方を注目しているが、ロシアは軍事演習をして威嚇しているがこの先、攻撃をさらに拡大する事態にならないだろうと見ている。」と同じく4日朝放送のドイツZDFは解説していた。ロシアRTRは「メルケル首相がプーチン大統領に電話をかけ,クリミヤ情勢に懸念を表明した。プーチン大統領は、現在は異常事態である。ウクライナ市民に対する極右の動きをロシアは監視している。」と話した。両者は討議を続けることで合意した。」と伝えていた。日本の新聞一面トップでは「ロシア、ウクライナへ最後通牒」という見出しが躍っている。今すぐにでも戦争が起こりそうな雰囲気だが、欧米の対応が一枚岩でないことが垣間見える。各国のテレビ映像では、クリミヤ半島シンフエロポリ、セバストポリ市内の状況は、少なくとも表面上は落ちついているかのように見える。
ウクライナ情勢の緊迫化を受けて、世界の株式市場は大幅に値下がりした。3日のアジア市場では東京1.3%、ソウル0.8%ムンバイ0.8%下げたあと欧州市場では、フランクフルト3.4%,パリ2.7%,アムスてるダム2.5%それぞれ大幅に下げた。大西洋を渡ってNY市場ではNYダウは一時200ドル以上値下がりしたが、あと持ち直し、前日比153ドル安、16,168ドルで取引を終えた。安全資産として債券が買われ、10年物米国債利回りは一時2.6%を割った。NY外国為替市場では、安全資産として円が買われた。ただ、1ドル=101.42~44円、対ユーロでも小幅な動きに止まり、対ユーロで1ユーロ=139.30~39円で取引された。
一方、ロシア通貨ルーブルは、大きく売られ、1ドル=36.52フ―ブルと前日比12%値下がりした。ロシ中央銀行はロシアからの資金流出を防ぐため政策金利を1.5% 上げ、7.0%と発表した。ウクライナ通貨フリブナは、外貨準備高急減を受けて、前日比6.8%急落、1ドル=11.651フリブナで取引された。安全資産として米国債、ドイツ国債が買われたが、商品市場では、安全資産として、金、プラチナが値上がりした。特に金相場は、NY市場で、前日比トロイオンス28.70ドル急騰、1,350.10ドルで取引された。NY原油(WTI)も値を上げ、バレル2.33ドル高、104.99ドルで取引された。3月4日朝7時台放送のワ―ルド
WaveMorning「経済情報」出演の三井住友銀行、柳谷政人氏は「ウクライナ情勢緊迫を受けて、NYダウは一時200ドル以上下げたがあと戻した。ロシアが軍事行動を今後も拡大する可能性は低いとみている。週末発表の米雇用数は15万増と見ている。」と話していた。
中国CCTVは昆明事件を取り上げテロと断固闘うと伝えた。上海RTRは「中国政協会議で大気汚染問題が取り上げられた。全人代でもホットな話題になるだろう。」と伝えた。豪ABCは「韓国訪問の後、貿易と雇用拡大を迫られている首相の中国訪問に随行して産業界から数百人の大代表団を送る。」と伝えた。ウクライナ情勢に加えて中国情勢にも目が離せない。一人でも多くの一般の日本の若者が国際情勢に少しでも関心を持って欲しいと願う。(了)
「ロシアへの経済制裁については、今のところ、カメロン首相は言葉を濁しています。」と3月4日朝6時台放送の英BBCは伝えていた。「欧州は天然ガスをロシアから25%輸入している。今後のロシアの出方を注目しているが、ロシアは軍事演習をして威嚇しているがこの先、攻撃をさらに拡大する事態にならないだろうと見ている。」と同じく4日朝放送のドイツZDFは解説していた。ロシアRTRは「メルケル首相がプーチン大統領に電話をかけ,クリミヤ情勢に懸念を表明した。プーチン大統領は、現在は異常事態である。ウクライナ市民に対する極右の動きをロシアは監視している。」と話した。両者は討議を続けることで合意した。」と伝えていた。日本の新聞一面トップでは「ロシア、ウクライナへ最後通牒」という見出しが躍っている。今すぐにでも戦争が起こりそうな雰囲気だが、欧米の対応が一枚岩でないことが垣間見える。各国のテレビ映像では、クリミヤ半島シンフエロポリ、セバストポリ市内の状況は、少なくとも表面上は落ちついているかのように見える。
ウクライナ情勢の緊迫化を受けて、世界の株式市場は大幅に値下がりした。3日のアジア市場では東京1.3%、ソウル0.8%ムンバイ0.8%下げたあと欧州市場では、フランクフルト3.4%,パリ2.7%,アムスてるダム2.5%それぞれ大幅に下げた。大西洋を渡ってNY市場ではNYダウは一時200ドル以上値下がりしたが、あと持ち直し、前日比153ドル安、16,168ドルで取引を終えた。安全資産として債券が買われ、10年物米国債利回りは一時2.6%を割った。NY外国為替市場では、安全資産として円が買われた。ただ、1ドル=101.42~44円、対ユーロでも小幅な動きに止まり、対ユーロで1ユーロ=139.30~39円で取引された。
一方、ロシア通貨ルーブルは、大きく売られ、1ドル=36.52フ―ブルと前日比12%値下がりした。ロシ中央銀行はロシアからの資金流出を防ぐため政策金利を1.5% 上げ、7.0%と発表した。ウクライナ通貨フリブナは、外貨準備高急減を受けて、前日比6.8%急落、1ドル=11.651フリブナで取引された。安全資産として米国債、ドイツ国債が買われたが、商品市場では、安全資産として、金、プラチナが値上がりした。特に金相場は、NY市場で、前日比トロイオンス28.70ドル急騰、1,350.10ドルで取引された。NY原油(WTI)も値を上げ、バレル2.33ドル高、104.99ドルで取引された。3月4日朝7時台放送のワ―ルド
WaveMorning「経済情報」出演の三井住友銀行、柳谷政人氏は「ウクライナ情勢緊迫を受けて、NYダウは一時200ドル以上下げたがあと戻した。ロシアが軍事行動を今後も拡大する可能性は低いとみている。週末発表の米雇用数は15万増と見ている。」と話していた。
中国CCTVは昆明事件を取り上げテロと断固闘うと伝えた。上海RTRは「中国政協会議で大気汚染問題が取り上げられた。全人代でもホットな話題になるだろう。」と伝えた。豪ABCは「韓国訪問の後、貿易と雇用拡大を迫られている首相の中国訪問に随行して産業界から数百人の大代表団を送る。」と伝えた。ウクライナ情勢に加えて中国情勢にも目が離せない。一人でも多くの一般の日本の若者が国際情勢に少しでも関心を持って欲しいと願う。(了)