NYダウ、FOMC期待からNYダウ100ドル高(学校で教えてくれない経済学)
「カーニー英中央銀行総裁は、10日の英議会証言で、スコットランドが307年ぶりに連合王国を離れる場合に備えて、緊急時計画を策定済みであることを明らかにしている。」と15日付の米ブルームバーグニュース電子版は書いた。「投票結果は一部の州で現地19日午前2時から分かる。有権者の1/4が集まるグラスゴーやエディンバラは午前5時以降になる。結果が独立賛成なら、英財務相は19日未明に対策チ-ムを召集すると当局者が匿名条件で話した。中銀総裁と財務相は、結果が出て数時間内に動き始めるが、その後の1年半をかけての交渉が始まるまで時間を稼げる。」と記事は続く。「スターリング大学、経済学部教授、デービッド・ベル氏は『パニックというものは飛躍的に大きくなるものだ。従って、重要なのはそもそもパニックが起こらないようにすることだ』と話した。一方、17日朝5時放送の「ワールドニュース」英BBCは「最新の世論調査では独立反対51%,賛成49%とほぼ二分されている。カメロン首相は『政府はスコットランドにより多くの権限を与える』とグラスゴーで演説した。スコットランド独立党党主は「ありえない話だ」と一蹴した」と伝えた。
一方、ウクライナ情勢について、17日朝放送のドイツZDFは「ウクライナ議会は16日、ウクライナ東部、ドネツク、ルガンスク2州に3年期間限定で自治権を与えることを承認、ポロシェンコ大統領が署名した。同議会は同時にEU(欧州連合)と結んだ連合協定を批准した。ただ、EU・ウクライナ間の自由貿易協定(FTA)の発効は2016年まで先送りされた。」と伝えた。ロシアRTRは「ウクライナ議会は連合協定を批准した。自由貿易協定が決まらなかったことで実質的意味がなくなった。EU議会での批准には、平和に向けた第一歩であるとの意見であるが、1/3が反対した。東部2州の代表は『自分たちの法律は自分たちで作らないと意味がない』と話した。根本的解決につながらないだろう。」と解説していた。
英BBCはスコットランド独立関連、ドイツZDFはウクライナ議会の動きをトップで取り上げたが、フランスF2のトップはエールフランスのパイロットがストに突入、50%の便が欠航した。他の航空会社は絶好の商機と忙しいと伝えた。次にフランスF2はアメリカがイスラム国空爆を開始したと伝え、イスラム国で生活するフランス人女性がとった隠し撮りフイルムを詳細に紹介して放送割り当て時間10分間を終了した。イスラム国空爆をアメリカが開始したニュースはカタール・アルジャジーラはトップで取り上げた。今回のアメリカの空爆開始が泥沼の戦争の始まりになる可能性を指摘する論調が多い。欧米間でもアラブ連合間でも必ずしも立場が一致していない。
16日、NY市場では、FOMCの第一日目の会合が始まり、WSJ紙がハト派的な見解が表明されるとの記事が流れ、NYダウは前日比100ドル高、17,131ドルで降り引きを終えた。10年物米国債利回りは2.594%とほぼ変わらず、NY為替は1ドル=107.14円、1ユーロ=138.82円NY原油はバレル94.88ドルNY金はオンス1,236ドルと小幅上げた。スコットランド、ウクライナ、イスラム国は共に日本にとって遠い国か。日本人に聞いてみたい。(了)
「カーニー英中央銀行総裁は、10日の英議会証言で、スコットランドが307年ぶりに連合王国を離れる場合に備えて、緊急時計画を策定済みであることを明らかにしている。」と15日付の米ブルームバーグニュース電子版は書いた。「投票結果は一部の州で現地19日午前2時から分かる。有権者の1/4が集まるグラスゴーやエディンバラは午前5時以降になる。結果が独立賛成なら、英財務相は19日未明に対策チ-ムを召集すると当局者が匿名条件で話した。中銀総裁と財務相は、結果が出て数時間内に動き始めるが、その後の1年半をかけての交渉が始まるまで時間を稼げる。」と記事は続く。「スターリング大学、経済学部教授、デービッド・ベル氏は『パニックというものは飛躍的に大きくなるものだ。従って、重要なのはそもそもパニックが起こらないようにすることだ』と話した。一方、17日朝5時放送の「ワールドニュース」英BBCは「最新の世論調査では独立反対51%,賛成49%とほぼ二分されている。カメロン首相は『政府はスコットランドにより多くの権限を与える』とグラスゴーで演説した。スコットランド独立党党主は「ありえない話だ」と一蹴した」と伝えた。
一方、ウクライナ情勢について、17日朝放送のドイツZDFは「ウクライナ議会は16日、ウクライナ東部、ドネツク、ルガンスク2州に3年期間限定で自治権を与えることを承認、ポロシェンコ大統領が署名した。同議会は同時にEU(欧州連合)と結んだ連合協定を批准した。ただ、EU・ウクライナ間の自由貿易協定(FTA)の発効は2016年まで先送りされた。」と伝えた。ロシアRTRは「ウクライナ議会は連合協定を批准した。自由貿易協定が決まらなかったことで実質的意味がなくなった。EU議会での批准には、平和に向けた第一歩であるとの意見であるが、1/3が反対した。東部2州の代表は『自分たちの法律は自分たちで作らないと意味がない』と話した。根本的解決につながらないだろう。」と解説していた。
英BBCはスコットランド独立関連、ドイツZDFはウクライナ議会の動きをトップで取り上げたが、フランスF2のトップはエールフランスのパイロットがストに突入、50%の便が欠航した。他の航空会社は絶好の商機と忙しいと伝えた。次にフランスF2はアメリカがイスラム国空爆を開始したと伝え、イスラム国で生活するフランス人女性がとった隠し撮りフイルムを詳細に紹介して放送割り当て時間10分間を終了した。イスラム国空爆をアメリカが開始したニュースはカタール・アルジャジーラはトップで取り上げた。今回のアメリカの空爆開始が泥沼の戦争の始まりになる可能性を指摘する論調が多い。欧米間でもアラブ連合間でも必ずしも立場が一致していない。
16日、NY市場では、FOMCの第一日目の会合が始まり、WSJ紙がハト派的な見解が表明されるとの記事が流れ、NYダウは前日比100ドル高、17,131ドルで降り引きを終えた。10年物米国債利回りは2.594%とほぼ変わらず、NY為替は1ドル=107.14円、1ユーロ=138.82円NY原油はバレル94.88ドルNY金はオンス1,236ドルと小幅上げた。スコットランド、ウクライナ、イスラム国は共に日本にとって遠い国か。日本人に聞いてみたい。(了)