1ドル=107.32円(学校で教えてくれない経済学)
「ルーブル、下げ止まらず、米欧追加制裁で過去最安値」とロンドン12日午後4時発時事通信電子版が伝えた。「NY金相場が12日も続落、8ケ月ぶりの安値を付けた。インフレヘッジの金買いの需要が減退した。ドルや株式相場の強さが背景。こうした動きは地政学的リスクより強い」との専門家の見方を12日付の米ブルームバーグニュースが紹介した。13日朝放送のCNBCテレビ画面に“Strong Dollar Hurts Gold”の見出しが繰り返し出ていた。
12日NY市場では,NYダウは前日比61ドル安16,987ドルで取引を終えた。米10年物国債の利回りが2.609% へ上昇した。NY外国為替市場では、ドルが買われ1ドル=107.32円、1ユーロ=139.10円で取引された。NY原油(WTI)はバレル92.27ドルへ、NY金はオンス1,229.90ドルへそれぞれ値下がりした。
13日朝放送のNHK/BS[キャッチ!世界の情報]{経済情報}に出演した三菱東京UFJ銀行、岩岡聰樹氏は「8月の米小売高が前月比0.6%増加した 、ミシガン大消消費者信頼感指数が改善した、S&Pがギリシア国債格付けを引き上げた。来週のFOMCを先読みしてドルが買われ、株が売られた。」と解説していた。13日朝6時台放送の米ブルームバーグは「NY株価は原油値下がりからエネルギー株が下げをリードした。」と伝えた。当番組に出演した複数の専門家は「S&P500に5~6%の調整があってもおかしくない。FOMCの会合、スコットランド独立をめぐる住民投票を控えている。一連のリスク要因が存在する状況ではとりあえずは様子を見ようと思うものだ。」と語る様子をテレビ画面に映していた。
BOA(バンクオブアメリカ)メリルリンチ、グローバル金利・通貨責任者、デービット・ウ―氏が8日来日「今年、米長期金利が、市場の予想に反し、一時、2.30%まで低下した最大の理由は中国と米銀の巨額の買いだ。中国は6月末現在保有する3.99兆ドル(約430兆円)で昨年11月米国債買いが最高記録後1兆2,700億ドル横ばいだ。一方、中国はベルギーを本拠とする国債決済銀行に移した結果ベルギー米国債残高が急増している。これら一連の中国の米国債買いも一巡した。米FRBも金融緩和の出口に向かう。米金利が上昇する条件が整ってきた。一方、日本の外貨保有高はここ18ケ月増えていない。今後日本はGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が外国債券を買い増す。米長期金利が2.7%まで上昇したとき、日本人の米国債買いが増える。BOAメリルリンチは年末1ドル=108円と予測している。」と話したと12日付け米ブルームバーグニュース電子版が書いていた。
米オバマ大統領は12日ホワイトハス記者団に①ロシア防衛大手「ロステク」(金融取引制限)、②国営軍事関連5社(資産凍結)、③ロシア最大「ズベルバンク」(資金調達制限)、④政府系『ガスプロム』など(技術・機材の輸出禁止)を中身とする対ロシア制裁を決めた
と13日朝放送「キャッチ!世界の情報」が伝えた。欧米の対ロシア経済制裁強化はルーブル、ユーロを共に叩く。ロシア制裁は欧州経済にも打撃となり、ユーロも売られやすい。樹液が出なくなると虫は見向きもしない。いまドルに虫が群がり始めたのかもしれない。(了)
「ルーブル、下げ止まらず、米欧追加制裁で過去最安値」とロンドン12日午後4時発時事通信電子版が伝えた。「NY金相場が12日も続落、8ケ月ぶりの安値を付けた。インフレヘッジの金買いの需要が減退した。ドルや株式相場の強さが背景。こうした動きは地政学的リスクより強い」との専門家の見方を12日付の米ブルームバーグニュースが紹介した。13日朝放送のCNBCテレビ画面に“Strong Dollar Hurts Gold”の見出しが繰り返し出ていた。
12日NY市場では,NYダウは前日比61ドル安16,987ドルで取引を終えた。米10年物国債の利回りが2.609% へ上昇した。NY外国為替市場では、ドルが買われ1ドル=107.32円、1ユーロ=139.10円で取引された。NY原油(WTI)はバレル92.27ドルへ、NY金はオンス1,229.90ドルへそれぞれ値下がりした。
13日朝放送のNHK/BS[キャッチ!世界の情報]{経済情報}に出演した三菱東京UFJ銀行、岩岡聰樹氏は「8月の米小売高が前月比0.6%増加した 、ミシガン大消消費者信頼感指数が改善した、S&Pがギリシア国債格付けを引き上げた。来週のFOMCを先読みしてドルが買われ、株が売られた。」と解説していた。13日朝6時台放送の米ブルームバーグは「NY株価は原油値下がりからエネルギー株が下げをリードした。」と伝えた。当番組に出演した複数の専門家は「S&P500に5~6%の調整があってもおかしくない。FOMCの会合、スコットランド独立をめぐる住民投票を控えている。一連のリスク要因が存在する状況ではとりあえずは様子を見ようと思うものだ。」と語る様子をテレビ画面に映していた。
BOA(バンクオブアメリカ)メリルリンチ、グローバル金利・通貨責任者、デービット・ウ―氏が8日来日「今年、米長期金利が、市場の予想に反し、一時、2.30%まで低下した最大の理由は中国と米銀の巨額の買いだ。中国は6月末現在保有する3.99兆ドル(約430兆円)で昨年11月米国債買いが最高記録後1兆2,700億ドル横ばいだ。一方、中国はベルギーを本拠とする国債決済銀行に移した結果ベルギー米国債残高が急増している。これら一連の中国の米国債買いも一巡した。米FRBも金融緩和の出口に向かう。米金利が上昇する条件が整ってきた。一方、日本の外貨保有高はここ18ケ月増えていない。今後日本はGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が外国債券を買い増す。米長期金利が2.7%まで上昇したとき、日本人の米国債買いが増える。BOAメリルリンチは年末1ドル=108円と予測している。」と話したと12日付け米ブルームバーグニュース電子版が書いていた。
米オバマ大統領は12日ホワイトハス記者団に①ロシア防衛大手「ロステク」(金融取引制限)、②国営軍事関連5社(資産凍結)、③ロシア最大「ズベルバンク」(資金調達制限)、④政府系『ガスプロム』など(技術・機材の輸出禁止)を中身とする対ロシア制裁を決めた
と13日朝放送「キャッチ!世界の情報」が伝えた。欧米の対ロシア経済制裁強化はルーブル、ユーロを共に叩く。ロシア制裁は欧州経済にも打撃となり、ユーロも売られやすい。樹液が出なくなると虫は見向きもしない。いまドルに虫が群がり始めたのかもしれない。(了)