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スマホ・オンパレード、阪神電車車中風景(甲子園→青木)
江嵜企画代表・Ken
ノボテル甲子園での母校同窓会の帰路、阪神電車社内風景をスケッチした。人それぞれに表情があるように、車内風景にも表情がある。小生の一連の車内風景を見た友達のひとりが「すぐ阪神とわかる」と率直な印象を語ってくれた。
神戸と大阪の間を、土地の者は、ある種誇りを込めて俗に「阪神間」と呼ぶ。「阪神間」を東西に海側から山側に阪神、JR,阪急が適度な間隔を開けて走っている。どちらかといえば阪神は大阪の雰囲気が強く、阪急は神戸の雰囲気が強い。その言葉には、いい意味も悪い意味も込められていることは土地の人間なら察知がつく。
甲子園球場を本拠とする、さるプロ野球球団がある。球団創立当初は大阪タイガースと呼んでいた。先日、阪神ヤクルト戦の野球解説をしていた広沢克己さんが「最近の阪神ファンは上品になった。そのため安心して子供を連れてこれると話すひとがいた。女性ファンも目立つ。聞くに堪えないヤジが姿を消したからだろう」と氏独特の言い回しで阪神ファンの変化を解説していた。
車内風景に話を戻す。先の友達によれば、阪急の客は、持ち物は網棚の上に置く人が多いそうだ。先日、阪神車内で3つの荷物に腕を通して乗っているご婦人の姿を描いたが、手荷物を2つも、3つも小脇に抱えて座るような不細工なことは阪急の乗客はしない。よそ様に、そんなはしたない姿を見せられないと思っているからだろうと解説してくれた。
今回のスケッチのポイントは手荷物ではない。見ての通りスマホ、オンパレードである。
吊革にぶら下がっている後ろ姿の2人も間違いなくスマホをいじくっていることをからだが正直に教えている。
ことスマホについては、阪神も阪急もないのかもしれない。機会見つけて阪急電車の車内風景をトライしたい。(了)