史上最高値(学校で教えてくれない経済学)
「スコットランド独立の賛否を決める住民投票が現地18日夜10時に終了した。32地区(County)で直ちに開票が始まる。眠れぬ夜になりそうだ。結果は有権者の1/3を占めるグㇻスゴーでの集計で判明する。世界から多くの報道陣がエジンバラに集まった。30年仕事をしてきたが、こんなことは初めて。」と朝5時放送の英BBCベテラン記者がレポートしていた。NHK/BS「キャッチ!世界の視点」7時放送の途中「ただ今入ってきた最新の世論調査結果では独立反対54%賛成46%となっています。」と紹介していた。ロンドン株式FT100指数は6,819ポイント、前日比0.58% 値上がりした。日本時間19日朝7時取引が始まったウエリントン外国為替市場では英ポンドは対円で178円(15日相場174円)、対米ドルで1ポンド=1.64ドル(同1.62ドル)、対ユーロでは1英ポンド=1.27ユーロ(同1.25ユーロ)と英ポンドが15日時点の相場から値上がりしている。仮にスコットランドが連合王国(UK)からの独立が決まれば英ポンドは大きく売られる。「キャッチ!世界の視点」(経済情報)出演の大和証券キャピタルマーケッツアメリカ、シュナイダー恵子氏は「独立反対派勝利と市場は読み、英ポンドは値上がりしている。」と話していた。
「キャッチ!世界の視点」に毎金曜日出演するWSJ紙日本版編集長、小野由美子氏は直近の
WSJ紙の記事の中から「スコットランド独立なら経済は不安定化する。①財政赤字が増え、住民に一層の緊縮予算を迫らざるを得ない、②銀行や預金が流失する、③使用する通貨をどうするかなど問題点を多く抱えている。」と指摘していると紹介した。米FRBが17日、利上げに向けた手順を公表、政策転換に向けて第一歩を踏み出したが、イエレンFRB議長のスケジュール表を元にまとめたWSJ記事で「今回の利上げ時期でメンバーとの合意形成に並々ならぬ努力していたことがわかった。特にFOMC開催前に連銀総裁らと1対1の電話会談を繰り返し、お互いの共通点を引き出そうとした。FRB議長就任後6ケ月電話や会談に55時間以上を割いていた。」と紹介していた。イエレンFRB議長は日本時間18日朝4時半にCNBCテレビ画面に現れたが、にこやかな笑みを浮かべ、十分にやりつくした上で記者会見に臨んだのであろう、氏の自信に満ちた姿が強く印象に残った。
18日のNY市場は、米住宅着工件数が大幅減少を記録した。一方、失業保険申請件数が28万件と2ケ月振りの低水準とまちまちのデータ発表の中、前日のFOMCで「相当の期間」利上げはないとのメッセージを材料に、NYダウは続伸、前日比109ドル高、17,265ドルと史上最高値を更新した。10年物米国債利回りは2.618%と小幅上昇。NY為替市場では、ドルが引き続き買われ、1ドル=108.74円、1ユーロ=140.44円で取引された。NY原油(WTI)はバレル93.07ドル、NY金はオンス1,225.70ドルと共に値下がりした。
他のワールドニュースではインドNDTVが『中印国境紛争が大きく影を落とし、中国のインド支援が日本を大きく下回った』と伝えた。モディ印首相は中国兵の国境侵犯を指摘一方、領土問題では一歩も譲らぬ習近平主席。日本の立ち位置が益々意味を持って来そうだ。(了)
「スコットランド独立の賛否を決める住民投票が現地18日夜10時に終了した。32地区(County)で直ちに開票が始まる。眠れぬ夜になりそうだ。結果は有権者の1/3を占めるグㇻスゴーでの集計で判明する。世界から多くの報道陣がエジンバラに集まった。30年仕事をしてきたが、こんなことは初めて。」と朝5時放送の英BBCベテラン記者がレポートしていた。NHK/BS「キャッチ!世界の視点」7時放送の途中「ただ今入ってきた最新の世論調査結果では独立反対54%賛成46%となっています。」と紹介していた。ロンドン株式FT100指数は6,819ポイント、前日比0.58% 値上がりした。日本時間19日朝7時取引が始まったウエリントン外国為替市場では英ポンドは対円で178円(15日相場174円)、対米ドルで1ポンド=1.64ドル(同1.62ドル)、対ユーロでは1英ポンド=1.27ユーロ(同1.25ユーロ)と英ポンドが15日時点の相場から値上がりしている。仮にスコットランドが連合王国(UK)からの独立が決まれば英ポンドは大きく売られる。「キャッチ!世界の視点」(経済情報)出演の大和証券キャピタルマーケッツアメリカ、シュナイダー恵子氏は「独立反対派勝利と市場は読み、英ポンドは値上がりしている。」と話していた。
「キャッチ!世界の視点」に毎金曜日出演するWSJ紙日本版編集長、小野由美子氏は直近の
WSJ紙の記事の中から「スコットランド独立なら経済は不安定化する。①財政赤字が増え、住民に一層の緊縮予算を迫らざるを得ない、②銀行や預金が流失する、③使用する通貨をどうするかなど問題点を多く抱えている。」と指摘していると紹介した。米FRBが17日、利上げに向けた手順を公表、政策転換に向けて第一歩を踏み出したが、イエレンFRB議長のスケジュール表を元にまとめたWSJ記事で「今回の利上げ時期でメンバーとの合意形成に並々ならぬ努力していたことがわかった。特にFOMC開催前に連銀総裁らと1対1の電話会談を繰り返し、お互いの共通点を引き出そうとした。FRB議長就任後6ケ月電話や会談に55時間以上を割いていた。」と紹介していた。イエレンFRB議長は日本時間18日朝4時半にCNBCテレビ画面に現れたが、にこやかな笑みを浮かべ、十分にやりつくした上で記者会見に臨んだのであろう、氏の自信に満ちた姿が強く印象に残った。
18日のNY市場は、米住宅着工件数が大幅減少を記録した。一方、失業保険申請件数が28万件と2ケ月振りの低水準とまちまちのデータ発表の中、前日のFOMCで「相当の期間」利上げはないとのメッセージを材料に、NYダウは続伸、前日比109ドル高、17,265ドルと史上最高値を更新した。10年物米国債利回りは2.618%と小幅上昇。NY為替市場では、ドルが引き続き買われ、1ドル=108.74円、1ユーロ=140.44円で取引された。NY原油(WTI)はバレル93.07ドル、NY金はオンス1,225.70ドルと共に値下がりした。
他のワールドニュースではインドNDTVが『中印国境紛争が大きく影を落とし、中国のインド支援が日本を大きく下回った』と伝えた。モディ印首相は中国兵の国境侵犯を指摘一方、領土問題では一歩も譲らぬ習近平主席。日本の立ち位置が益々意味を持って来そうだ。(了)