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虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

「神武説話の信と疑を考える」:平井良朋先生、元天理大学教授講演(スケッチ&コメント)

2015-02-11 16:23:51 | スケッチ


「神武説話の信と疑を考える」:平井良朋先生、元天理大学教授講演

江嵜企画代表・Ken


2月11日は紀元節が建国記念日と呼ばれるようになって50年以上経つ。「神武説話
の信と疑を考える」のタイトルにいたく刺激され、2月9日、午後1時半から西宮文化
協会2月行事として開かれた元天理大学教授、平井良朋先生の講演会へ楽しみにして
出かけた。

 平井先生は、昭和5年(1930)のお生まれ、御年84歳。話は『日本書記』の文献紹介
から、お歳なりとお見受けした穏やかな語り口調ではじまった。ところが話が佳境に
入るとエンジン全開、身振り手振り,熱弁止まらず、終わったのは予定時間を30分
オーバーの3時半に近かった。邪馬台国の話もしたかった。時間がない。是非また機
会あれば話したいと話を結ばれた。空席なしの会場から大きな拍手が沸き上がった。

 講演に先立ち、山下会長から、平井先生の西宮文化協会での講演は今回が3度目。
父上は西宮神社の宮司さん、ご本人は、西宮神社の境内で生まれた。西宮文化協会の
発起人の一人としても名を連ねておられる。近くの浜脇小学校を卒業され、西宮神社
に大変ご縁のある方だと紹介された。

 『日本書記』及び『古事記』によれば、「神武天皇は、第一代の天皇で、皇室の祖
先とされる。その名は『日本書記』神代の一書(あるふみ)によれば、神日本磐余彦尊
(かんやまといわれひこのみこと)という。(中略)磐余彦は畝傍山(うねびやま)
の東南橿原(かしはら)の地に帝宅を造り辛酉の歳帝位に即いた。(中略)在位七十
六年寿百二十七歳で崩じ畝傍山東北陵に葬った。」と中村一郎氏の文の紹介から始
まった。

 平井先生によれば、神武天皇は、4世紀ごろ北九州から本州中央部の河内・大和へ
移遷したとされる。政権を正当化して位置づけるため、飛鳥時代以来幾度か試みられ
た後に成立した史書『古事記』『日本書記』中の英雄説話として語られた。しかし、
この人物が初代天皇として樫原の宮に即位し、その年代が西暦紀元前660年にありと
する記述は、近世末期以来諸学者に疑問視され、今日の学会ではすでに否定されてい
る。紀元節を経て、建国記念日の2月11日は、戦後、国会審議など数多の論争の末、
神武天皇が即位したとされる紀元前660年2月1日にちなんで設定された。

 学問的にいえば、疑問点があまりにも多い。第21代天皇の雄略天皇の頃より実年代
に近づく。『日本書記』には41代持統天皇まであるが、『古事記』に33代推古天皇以
降記載がない。初代神武天皇以降、2代目は1代目の子、3代目は2代目の子などと続
く。おかしいと思う点の一つは天皇の寿命が長いことだ。『日本書記』によれば神武
天皇は127歳、5代目は113歳、6代目は137歳など15代までで100歳以上が10人と多い。

 神武天皇は、いわば植民団の酋長のような人物だった。既存の勢力と折り合いを附
けなければならない。いきなり新しい土地に攻め込み即大王の立場に座れない。空白
を穴埋めするために100歳以上の寿命にして天皇を並べた。自身神道出の身である。
学問の世界は別と割り切れるようになってすっきりしたと話された学者としての平井
先生のことばが印象に強く残った。(了)

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ギリシャに妥協の兆しもウクライナ情勢は混とん続く、一方、NYダウは139ドル高、

2015-02-11 10:56:04 | 経済学
ドル買われ1ドル=119.45円(学校で教えてくれない経済学)


『原油価格決定のカギはアメリカが握る』の見出しで2月17日号のニューズウイーク誌日本版でIEA(ジョーダン・ワイスマン記者は「昨年10月以降、掘削機稼働数は約25% 減少している。アメリカの原油生産者は超安値への対応策として堀削規模を縮小した。原油業界では前代未聞の出来事だ。アメリカのエネルギーブームの主役はシエールガスだ。『アメリカのシエール産業は生産の開始と休止を、ほぼ即座に切り替えられる。原油市場にとって画期的な事態だ』とハーバード大学ケネディ行政大学院、エネルギー専門家、レオナルド・マウジェリは指摘している。ただ、掘削装置の稼働数は急減していても、実際の産出量が減るまでには時間がかかる。その一方で、石油備蓄量は増え続け。お蔭で原油価格がさらに下がるおそれがある。」と書いていた。一方、2月10日付けWSJ紙電子版に「IEA(国際エネルギー機関)は原油安で米シェールオイル生産が減速しOPEC産原油への需要が増え、価格回復への道が開ける見通しを示した。ただ、IEAの石油産業・市場課長、アンとワン・ハーフ氏は『原油価格の下落圧力は消えていない』と語った」とSarahKent記者が書いた。

10日のNY原油WTI相場は、バレル50.02ドルへ前日比5.37%下落した。米国での原油供給増加で世界的な供給超過が悪化するとの見方が広がった。BNPパリバ、アナリスト,ギャレス・ルイダビー氏は『短期的な需給は良好でない。最近の価格上昇を改善とみるのは時期尚早だ。今年上半期に世界的に在庫が積み上がった事実は、この先も価格が軟調に推移することを意味している』と話した」と10日付けブルームバーグ、MomingZhou記者が書いた。石油メーカーにとって値下がりは頭が痛い。しかし、消費者には朗報だ。10日、NHK/BS「ワールドニュース」で米ABCはアメリカのガソリンスタンドの値段がガロン2.02ドル。ただ、底入れしたかどうか今の段階では不透明だ。」と放送していた。1年前2ガロンで10ドル札でおつり2ドル、今、5ドル札でおつりが1ドル。買い物に余裕が出る。

10日NY市場ではギリシャ情勢で妥協が生まれる。コカコーㇻ、GM,アップル株が相場をリードした。NYダウ、ナスダックともに上げた。NYダウは前日比139ドル高、17,868ドルで取引を終えた。米10年国債利回りが2.00%台を回復ドルが買われ1ドル=119.42~44円、1ユーロ=13513~23円で取引された。NY原油はWTIがバレル50ドル、北海ブレント57.10ドルへ共に下げたが、NY金はオンス1,233.25ドルとはほぼ変わらずだった。

10日付けのWSJ紙電子版は「ギリシャ新政権が方針転換、ギリシャの主要な玄関口ピレウス港を民営化することを国際債権団に申し入れして、デフオルト回避を図る意向だ」とCostasParis記者が書いていた。10日付のブルームバーグで、NicosChrysoloras記者は「ギリシャの債務は現在3,200億ユーロ、対GDPで175%を占める。それを2020年に120%に減らす目標も目先の融資がないと破たんする。」と書いていた。背に腹は代えられない。一方、11日朝放送のドイツZDFは独、仏、ウクライナ、ロシアの4者協議の先行きは不透明だと解説していた。日本ではウクライナもギリシャもおよそ他人事だ。不思議な国だ。(了)

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札幌雪祭り第2報

2015-02-11 09:00:35 | 一枚の写真
札幌雪祭りも明日で終わりとなりますので、今日再度雪像を見がてら国際コンクールがどうなったか見に訪れました。
残念ながら一昨日の悪天候で一部雪像は崩れて、優勝チームのタイの作品は既に壊されて跡形なし、イタリアチーム、アメリカチームの作品がかろうじて残っていました。

またすすき野では氷像の作品がネオンの中で輝いていましたが、それぞれ会社のPR作品が色濃くて、面白み半減でした。



2-DSC08414ー15札幌雪祭り


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2-DSC08422ー15札幌雪祭り


2-DSC08424ー15札幌雪祭り


2-DSC08430ー15札幌雪祭り国際コンクール


2-DSC084281-15札幌雪祭り


2-15札幌雪祭り


2-15札幌雪祭り

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