原油(WTI)続落、バレル49.28ドル(学校で教えてくれない経済学)
昨年、一年間で、海外旅行した中国人は延べ2億7,500万人と昨年比11%増えたと見られる。人民元が上がり、ユーロや円が安くなったことも幸いしたと2月25日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で上海RTSが紹介していた。春節最後の日にあたる24日の上海空港でインタビューの中である男性は「大阪と京都へ行ってきました。40%以上が中国人と聞いていますよ。」と答えていた。上海RTSはロシアルーブルが暴落、ロシアへ出かけた観光客が増えたと伝え、同じく上海空港で「モスクワへ行きました。値段がいつもの半分で、たくさん買い物が出来た」と笑顔で答えていた。25日朝放送のシンガポールCNAは台湾政府が中国人富裕層を狙って渡航条件を大幅に緩和したと伝え、今年の春節で350万人の中国人が台湾を訪れた。中国人が全体の44%を占めた。台湾政府は国内の景気が良くない。そのため景気対策として観光客を増やしたい。現在年500万人の中国人観光客を1,000万に増やす計画を立てている。」などと解説していた。
25日朝放送の中国CCTVは春節期間中の規律違反申告件数がナビゲーターの集計では昨年同時期と比べ約10%減少したと語るある汚職監視センターで電話受付ししている女性オペレーターの話を紹介、中国CCTVは規律委員会の取り締まりが成果を上げていることがわかるとアッピールしていた。3月3日付け近着のニューズウイーク誌日本版は「習近平の終わりなき汚職戦争」と題しミン・シンペイ、クレアモント・マッケンナ大教授は「トラもハエも一緒にたたくとのスローガンの元、習近平は過去2年間で大物だけで汚職容疑で71人拘束、13年に汚職で起訴された党員は9,600人にのぼった。習近平は著名な人権活動家や弁護士を逮捕し思想統制を強化する。その一方で共産党に巣食ってきた汚職撲滅という二面作戦を取っている。しかし、民主派弾圧は隠れ蓑かという見方もある。保守派に迎合し一党支配を延命するか、民主派勢力と手を組み中国の夢である自由と正義を実現するか、習はいずれ決断を迫られるだろう。」と書いていた。
ウクライナ情勢に関してはロシアRTRが24日パリで4ケ国外相会議が開かれ、ミンスク合意順守を再確認したと伝えた。ギリシャ問題についてはフランスF2がEU19ケ国外相が電話会談でギリシャ改革案を了承、ギリシャ支援の4ケ月延長が決まったと伝えた。注目のイエレンFRB議長発言では25日朝放送のブルームバーグニュースで「イエレン議長はデータなど精査し利上げには忍耐強く対処する。」などと米議会で証言したと伝えた。ギリシャ問題、ウクライナ問題で当面の危機は回避されたとして欧州株価が反発した。安く始まったNY株式市場は、イエレンFRB議長が利上げに慎重な発言をしたことを確認後反発、NYダウは前日比92ドル高、18,209ドルと史上最高値を更新した。NY外為市場では利上げ時期がずれるとの思惑から、米10年債利回りが1.9720%へ下落、ドルが売られ、1ドル=118.93円、1ユーロ=134.88円で取引された。NY原油(WTI)は続落、バレル49.28ドル、NY金もオンス1,972ドルへ値下がりした。一方イスラム過激派活動は益々エスカレートしている。日本は、人質事件が済めば取り上げない。大騒ぎしてあとケロリと忘れる。(了)
昨年、一年間で、海外旅行した中国人は延べ2億7,500万人と昨年比11%増えたと見られる。人民元が上がり、ユーロや円が安くなったことも幸いしたと2月25日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で上海RTSが紹介していた。春節最後の日にあたる24日の上海空港でインタビューの中である男性は「大阪と京都へ行ってきました。40%以上が中国人と聞いていますよ。」と答えていた。上海RTSはロシアルーブルが暴落、ロシアへ出かけた観光客が増えたと伝え、同じく上海空港で「モスクワへ行きました。値段がいつもの半分で、たくさん買い物が出来た」と笑顔で答えていた。25日朝放送のシンガポールCNAは台湾政府が中国人富裕層を狙って渡航条件を大幅に緩和したと伝え、今年の春節で350万人の中国人が台湾を訪れた。中国人が全体の44%を占めた。台湾政府は国内の景気が良くない。そのため景気対策として観光客を増やしたい。現在年500万人の中国人観光客を1,000万に増やす計画を立てている。」などと解説していた。
25日朝放送の中国CCTVは春節期間中の規律違反申告件数がナビゲーターの集計では昨年同時期と比べ約10%減少したと語るある汚職監視センターで電話受付ししている女性オペレーターの話を紹介、中国CCTVは規律委員会の取り締まりが成果を上げていることがわかるとアッピールしていた。3月3日付け近着のニューズウイーク誌日本版は「習近平の終わりなき汚職戦争」と題しミン・シンペイ、クレアモント・マッケンナ大教授は「トラもハエも一緒にたたくとのスローガンの元、習近平は過去2年間で大物だけで汚職容疑で71人拘束、13年に汚職で起訴された党員は9,600人にのぼった。習近平は著名な人権活動家や弁護士を逮捕し思想統制を強化する。その一方で共産党に巣食ってきた汚職撲滅という二面作戦を取っている。しかし、民主派弾圧は隠れ蓑かという見方もある。保守派に迎合し一党支配を延命するか、民主派勢力と手を組み中国の夢である自由と正義を実現するか、習はいずれ決断を迫られるだろう。」と書いていた。
ウクライナ情勢に関してはロシアRTRが24日パリで4ケ国外相会議が開かれ、ミンスク合意順守を再確認したと伝えた。ギリシャ問題についてはフランスF2がEU19ケ国外相が電話会談でギリシャ改革案を了承、ギリシャ支援の4ケ月延長が決まったと伝えた。注目のイエレンFRB議長発言では25日朝放送のブルームバーグニュースで「イエレン議長はデータなど精査し利上げには忍耐強く対処する。」などと米議会で証言したと伝えた。ギリシャ問題、ウクライナ問題で当面の危機は回避されたとして欧州株価が反発した。安く始まったNY株式市場は、イエレンFRB議長が利上げに慎重な発言をしたことを確認後反発、NYダウは前日比92ドル高、18,209ドルと史上最高値を更新した。NY外為市場では利上げ時期がずれるとの思惑から、米10年債利回りが1.9720%へ下落、ドルが売られ、1ドル=118.93円、1ユーロ=134.88円で取引された。NY原油(WTI)は続落、バレル49.28ドル、NY金もオンス1,972ドルへ値下がりした。一方イスラム過激派活動は益々エスカレートしている。日本は、人質事件が済めば取り上げない。大騒ぎしてあとケロリと忘れる。(了)