ドクダミ
江嵜企画代表・Ken
台風6号の余波だろう、神戸は朝から雨。しばらく晴天続きだった。水を欲しがっ
ていたのがわかっていたので、植物さんはきっと喜んでいるに違いない。11日の朝一
番でスケッチしておいた更地のドクダミを今朝自宅で彩色した。
祖父母が阪神青木駅前に家を建てた時に祖母が元家から大正8年(1919)に持ち込
んだドクダミが20年前の神戸の大震災の後、更地になってからも咲き続けている。
地下茎で次々生えてくるから切れ目がない。竹より繁殖力が強いとヤフーのブログに
出ていた。
同ブログによれば、ドクダミ科、ドクダミ属。原産地は日本、中国、東南アジア、
ヒマラヤ。学名はHouttuynia cordata(ハウトイヤ・コルダタ)。Houttuyniaは、18
世紀のオランダの医師で植物学者でもあった、Houttuyneの名前からとられた。
Cordataは「心臓の形」の意味。宿根草。中国名は魚腥草、魚鱗草。ベトナムでは
パーブとして料理に使われる。
生薬名は十薬、重薬。天ぷらにすると美味。乾燥してお腹を暖める効果もある。十薬
の名も十の効用があるからだと聞いた。
花言葉は「白い追憶」「野生」と出ていた。北原白秋の歌に
「ドクダミの花のにほいを 思うとき 青みてせまる 君がまなざし」
があるとでていた。(了)