(学校で教えてくれない経済学)
NY原油(WTI)先物相場が5日の取引で、昨年12月来初めてバレル60ドルを突破した。米国で原油供給過剰状態が緩和するとの見方が広がった。WTI先物6月限月で前日比1.47ドル2.5%高い1バレル=60.40ドルで取引を終えたとトラディション・エナジー、シニアアナリスト、ジーン・マクギリアン氏は話したと6日付ブルームバーグ電子版でAngerlinaRascouet記者は書いた。NY金相場はエネルギー価格の上昇を背景に、米国のインフレ率の上昇が始まるとの観測が強まり、金買いが活発になった。前日比0.5%高、オンス1,193.20ドルで取引を終えた。銅先物は0.8%、パラジウム1.6%それぞれ値上がりした。プラチナは0.2%安のオンス1,148.80ドルで取引を終えたとブルームバーグ、DebaratiRoy記者が書いた。
原油相場がバレル60ドルを突破したことが、インフレ加速の初期的初兆候と受け止められ、米国債、欧州債が売られた。また、ギリシャ国債がIMFとEUとの見解の相違からIMFがギリシャ支援を断念すると伝えられて急落、利回りが急騰した。10年物米国債が売られ利回りが2.18%台に乗せた。ドイツ債、スペイン債が売られた。ドイツ株、英国株はじめ欧州株が軒並み売られ、大幅値下がりしたとLynnThomasson記者が書いた。こういう記事を読んでいると、庭いじりしていて植木鉢を少し移しただけで、丸虫やハサミムシが何事が起こったのかと云わんばかりに、慌てふためいて逃げ惑う姿を思わず連想してしまう。
5日、NY株式市場では、S&P500種はここ1ケ月で最大の1.2%安、NYダウは0.8%、142ドル安、17,928ドルで取引を終えた。ナスダック株価指数も1.6% 下げた。USバンク・ウエルス・マネジメント、チーフストラテジスト、テリー・サンドベン氏は「米国経済は景気軟化局面を進んでいる。ボラテリティVix指数が11%上昇、14.31ポイントに達した投資家の不安や懸念は強まっている。」と話した。5日発表された3月の米貿易赤字がここ6年最高に達した。1~3月米GDPが下方修正される可能性が高い。アップル株は2.3%安、過去6日の内、5日間値下がりした」とブルームバーグ、JosephCiolli記者は書いた。
6日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」でロシアテレビは、70周年戦勝パレード予行演習の様子を詳しく伝えた後で「ロシアルーブルが今年に入り13%上昇、1993年以来最高の実績を上げた。欧州の経済制裁の下、誰も考えていない結果となったとブルームバーグニュースが評価した。英紙TheTimesはロシア資本への資金回帰が起こっている。誰も予期していなかったと書いた」と自画自賛していた。5月9日、モスクワ赤の広場ではこれ見よがしとばかりプーチン大統領は最大限のパフオーマンスで臨むだろう。6日放送の中国CCTVはロシア戦勝70周年記念パレードを世界のメディアに公開、1万6,500人が行進、ロシア軍は年代順に兵器を並べたと伝え「中国軍は招待された外国軍隊の内最大規模の102名が参加した。『中国軍が参加してくれた。誠に心強い。』とパレードを見た市民が答えた。」とこれまた自画自賛していた。原油相場反発がロシアを元気付けていることは確かだ。(了)
NY原油(WTI)先物相場が5日の取引で、昨年12月来初めてバレル60ドルを突破した。米国で原油供給過剰状態が緩和するとの見方が広がった。WTI先物6月限月で前日比1.47ドル2.5%高い1バレル=60.40ドルで取引を終えたとトラディション・エナジー、シニアアナリスト、ジーン・マクギリアン氏は話したと6日付ブルームバーグ電子版でAngerlinaRascouet記者は書いた。NY金相場はエネルギー価格の上昇を背景に、米国のインフレ率の上昇が始まるとの観測が強まり、金買いが活発になった。前日比0.5%高、オンス1,193.20ドルで取引を終えた。銅先物は0.8%、パラジウム1.6%それぞれ値上がりした。プラチナは0.2%安のオンス1,148.80ドルで取引を終えたとブルームバーグ、DebaratiRoy記者が書いた。
原油相場がバレル60ドルを突破したことが、インフレ加速の初期的初兆候と受け止められ、米国債、欧州債が売られた。また、ギリシャ国債がIMFとEUとの見解の相違からIMFがギリシャ支援を断念すると伝えられて急落、利回りが急騰した。10年物米国債が売られ利回りが2.18%台に乗せた。ドイツ債、スペイン債が売られた。ドイツ株、英国株はじめ欧州株が軒並み売られ、大幅値下がりしたとLynnThomasson記者が書いた。こういう記事を読んでいると、庭いじりしていて植木鉢を少し移しただけで、丸虫やハサミムシが何事が起こったのかと云わんばかりに、慌てふためいて逃げ惑う姿を思わず連想してしまう。
5日、NY株式市場では、S&P500種はここ1ケ月で最大の1.2%安、NYダウは0.8%、142ドル安、17,928ドルで取引を終えた。ナスダック株価指数も1.6% 下げた。USバンク・ウエルス・マネジメント、チーフストラテジスト、テリー・サンドベン氏は「米国経済は景気軟化局面を進んでいる。ボラテリティVix指数が11%上昇、14.31ポイントに達した投資家の不安や懸念は強まっている。」と話した。5日発表された3月の米貿易赤字がここ6年最高に達した。1~3月米GDPが下方修正される可能性が高い。アップル株は2.3%安、過去6日の内、5日間値下がりした」とブルームバーグ、JosephCiolli記者は書いた。
6日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」でロシアテレビは、70周年戦勝パレード予行演習の様子を詳しく伝えた後で「ロシアルーブルが今年に入り13%上昇、1993年以来最高の実績を上げた。欧州の経済制裁の下、誰も考えていない結果となったとブルームバーグニュースが評価した。英紙TheTimesはロシア資本への資金回帰が起こっている。誰も予期していなかったと書いた」と自画自賛していた。5月9日、モスクワ赤の広場ではこれ見よがしとばかりプーチン大統領は最大限のパフオーマンスで臨むだろう。6日放送の中国CCTVはロシア戦勝70周年記念パレードを世界のメディアに公開、1万6,500人が行進、ロシア軍は年代順に兵器を並べたと伝え「中国軍は招待された外国軍隊の内最大規模の102名が参加した。『中国軍が参加してくれた。誠に心強い。』とパレードを見た市民が答えた。」とこれまた自画自賛していた。原油相場反発がロシアを元気付けていることは確かだ。(了)