ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

イエレン米FRB議長「米株はかなり高い」と発言後、株、債券共に下落、NYダウ86ドル安

2015-05-07 11:22:21 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


NY原油(WTI)先物相場が5日の取引で、昨年12月来初めてバレル60ドルを突破した。米国で原油供給過剰状態が緩和するとの見方が広がった。WTI先物6月限月で前日比1.47ドル2.5%高い1バレル=60.40ドルで取引を終えたとトラディション・エナジー、シニアアナリスト、ジーン・マクギリアン氏は話したと6日付ブルームバーグ電子版でAngerlinaRascouet記者は書いた。NY金相場はエネルギー価格の上昇を背景に、米国のインフレ率の上昇が始まるとの観測が強まり、金買いが活発になった。前日比0.5%高、オンス1,193.20ドルで取引を終えた。銅先物は0.8%、パラジウム1.6%それぞれ値上がりした。プラチナは0.2%安のオンス1,148.80ドルで取引を終えたとブルームバーグ、DebaratiRoy記者が書いた。

原油相場がバレル60ドルを突破したことが、インフレ加速の初期的初兆候と受け止められ、米国債、欧州債が売られた。また、ギリシャ国債がIMFとEUとの見解の相違からIMFがギリシャ支援を断念すると伝えられて急落、利回りが急騰した。10年物米国債が売られ利回りが2.18%台に乗せた。ドイツ債、スペイン債が売られた。ドイツ株、英国株はじめ欧州株が軒並み売られ、大幅値下がりしたとLynnThomasson記者が書いた。こういう記事を読んでいると、庭いじりしていて植木鉢を少し移しただけで、丸虫やハサミムシが何事が起こったのかと云わんばかりに、慌てふためいて逃げ惑う姿を思わず連想してしまう。

5日、NY株式市場では、S&P500種はここ1ケ月で最大の1.2%安、NYダウは0.8%、142ドル安、17,928ドルで取引を終えた。ナスダック株価指数も1.6% 下げた。USバンク・ウエルス・マネジメント、チーフストラテジスト、テリー・サンドベン氏は「米国経済は景気軟化局面を進んでいる。ボラテリティVix指数が11%上昇、14.31ポイントに達した投資家の不安や懸念は強まっている。」と話した。5日発表された3月の米貿易赤字がここ6年最高に達した。1~3月米GDPが下方修正される可能性が高い。アップル株は2.3%安、過去6日の内、5日間値下がりした」とブルームバーグ、JosephCiolli記者は書いた。

6日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」でロシアテレビは、70周年戦勝パレード予行演習の様子を詳しく伝えた後で「ロシアルーブルが今年に入り13%上昇、1993年以来最高の実績を上げた。欧州の経済制裁の下、誰も考えていない結果となったとブルームバーグニュースが評価した。英紙TheTimesはロシア資本への資金回帰が起こっている。誰も予期していなかったと書いた」と自画自賛していた。5月9日、モスクワ赤の広場ではこれ見よがしとばかりプーチン大統領は最大限のパフオーマンスで臨むだろう。6日放送の中国CCTVはロシア戦勝70周年記念パレードを世界のメディアに公開、1万6,500人が行進、ロシア軍は年代順に兵器を並べたと伝え「中国軍は招待された外国軍隊の内最大規模の102名が参加した。『中国軍が参加してくれた。誠に心強い。』とパレードを見た市民が答えた。」とこれまた自画自賛していた。原油相場反発がロシアを元気付けていることは確かだ。(了)

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賀茂競馬(かもくらべうま)風景(スケッチ&コメント)

2015-05-07 08:30:50 | スケッチ


賀茂競馬(かもくらべうま)風景

江嵜企画代表・Ken


賀茂競馬(かもくらべうま)行事を5月5日、上賀茂神社で、神戸酒心館「酒蔵文化
道場」メンバー有志と見学した。この日は、前日の雨と打って変わって晴天、厳しい
日照りの中で、1時半過ぎから約2時間、992年の歴史を経た古式にのっとった儀式を
堪能した。この日、約6,000人が観覧したと場内アナウンスがあった。

 賀茂競馬の様子は吉田兼好「徒然草」第四十一段に当時の様子を記述したくだりが
ある。多くの天皇・上皇や将軍が見学した。天正2年(1574)、「信長、御馬を供し加
茂競馬を見物」という記録が上賀茂神社に残っている。

 競技は左、右に分かれる。左方(さかた)の騎者は緋色、右方(うかた)は黒色の
衣装をまとう。たずなに引かれた2頭の馬が入ってきたところをスケッチした。この
日はなぜか興奮した馬が多く、馭者はたずな裁きに苦労したようだ。落馬した騎手も
一人いた。

 競馬はいきなり走らない。諸式にのっとり、馬同士がお互いの性格を読み取るしぐ
さをする。馬がお互い顔を合わせたことをもって合意とされ、一気にスタートすると
場内で解説があった。相撲の立会いの情景を思わず連想した。

 馬場の両脇には縄で出来た埒(らち)がある。埒と観覧席との距離はせいぜい5~
6メートルしかない。馬は目にもとまらぬ速さで駆け抜ける。シャッターを切った
が、馬がまるで地べたを滑走するような姿で写っていた。

 一組2頭、全部で6組、計12頭がレースに参加する。昔は道産子のようにずんぐ
りした日本原産の馬だった。今では3~4年日本競馬会で走った経験のある4歳馬の
サラブレッドと解説にあった。

 5番目の競馬の騎手の家族がたまたま前の席に座っていた。スケッチ画面右から二
人目が騎手のお嬢さんで、竹垣奥に設営された仮神殿へ報告する父親の姿を誇らしげ
に眺める姿を目にすることが出来幸いだった。

 6番目の競馬では、最年少の中学2年生が騎乗、ベテランの騎手を制して勝ち名乗
りを上げ、やんやの喝采を浴びた。中学1年の時に賀茂競馬にはじめて参加したそう
だ。

 帰路、北の天満宮傍、上七軒にある「北野 桜井屋」で湯豆腐料理を一同楽しみ、
散会した。すばらしい機会を頂いた賀茂県主同族会、堀川潤氏と併せて企画はじめ場
所の設営全てお世話いただいた神戸酒心館、安福幸雄会長にひたすら感謝である。
(了)

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