ある日の阪神バス車内風景
江嵜企画代表・Ken
三宮へ出かける場合、往路は時間が読めるのでJR住吉乗車が多い。
時に阪神御影を利用する。主婦感覚で行けば、JRの方が阪神より安い。
昼間朝10時から午後5時まで(阪神は4時まで)に乗ればJRと阪神の
料金格差はさらに広がる。
帰路、阪神バスを利用することが多い。そごう三宮店前にバス停がある。
阪神西宮行きが15分おきに来る。道路事情にもよるが、40分見ておけば
自宅マンション前にバス停があるので、重宝している。
急ぎの時は帰路もJRに乗る。三宮駅から最寄駅住吉まで快速で6~7分、
普通でも10分程度で着く。駅から自宅まで徒歩の分見ても30分以内に着く。
いずれにしろ、ご機嫌な話をしていることには変わりはない。
時間帯にもよるがバス利用客はほとんどがお年寄りである。おそらく
転倒事故が頻発しているのだろう。『ドアが開いてから席をお立ち願います。』
という掲示版もあるが、運転手はバス停に停まるたびに掲示板と同文を
繰り返す。『足元に注意』の言葉は電光掲示板に常時点灯している。
阪神バスの料金は最寄停留所まで片道大人210円、子供110円である。
路線を厭わなければ、神戸市バスに乗れば70歳以上に支給される
敬老パスで110円で市内ならどこでも利用できる。
時間を持て余している老人は一日中、神戸市バスを利用しているという
話も聞く。老後何もすることがないという声も耳にする。この手の話は
男性に圧倒的に多い。それぞれにそれぞれのご事情があろうからなんとも
言えない。
車内風景をいつものようにスケッチした。(了)