ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

東南アジアの海で漂流難民一部インドネシアが、人道的見地から、1年間条件付きで引き受け決定

2015-05-21 09:52:15 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


FOMC議事録では、当局者の多くが6月の会合での利上げの公算は小さいと見ていたことが示されたと21日付ブルームバーグ電子版でAlosterBull記者が書いた。同記事によると「数人は利上げに向けて経済情勢の準備は整うとの認識を示した。6月引き締め開始の選択肢は排除しなかった。景気減速に関して、一時的な要因がどの程度影響したかについて、厳しい冬の天候や西海岸の港湾での労使紛争、過去数年見られなかった弱い経済データが挙げられた。最近の景気減速の理由の一つにドル高を挙げるメンバーもいた。ドル上昇による輸出への影響は『当初予想より大きく、より長期間続く』可能性があると議事録に記された」と書いていた。

FOMC議事録にマーケットはそれぞれ反応した。20日の株式市場はほぼ変わらずだった。NYダウは26ドル高、18,285ドルで取引を終えた。原油相場反発で航空株の下落が響いた。債券市場では、利上げ早期後退で10年物米国債利回りは2.257%へ小幅下落した。NY外為市場は、ドルが対ユーロで3週間ぶりの高値、1ユーロ=1.1095ドルで取引された。対円では1ドル=121.24円、1ユーロ=134.50円で取引された。7月物取引初日、米国原油在庫減少を材料に反発、1.7%高、1バレル=58.98ドルで取引された。NY金はFOMC議事録が6月利上げの公算は低いと見ていたことを受けて小幅高、1オンス=1,208.90ドルで取引された。21日朝5時45分から放送のモーニングサテライト出演のJPモルガンチエース、佐々木融氏は、ドル円相場の見通しについて「FOMC議事録前後で、一時1ドル=121.41円まであった。米長期金利の今後の動向を注目している。」と話していた。

一方、21日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で東南アジアの海で漂流するボート難民の一部がインドネシアの漁民に救出され、インドネシア政府が、20日、1年間の猶予期間を条件に一時的に受け入れた。しかし、彼らには将来の保証は全くないと英BBC,ドイツZDF,豪ABCが大きく取り上げていた。20日付WSJ紙電子版でもボート難民問題を取り上げ、ZainAl-Mahmood記者は「乗っているのはミヤンマーでの貧困と迫害から逃れてきたイスラム教徒の少数民族『ロヒンギャ族』やバングラデシュ人で、より良い暮らしを求めてマレーシアを目指している。タイ経由でマレーシアへ抜ける密航ルートはロヒンギャ族をミヤンマーから出すために作られたが、最近はバングラデシュからの難民の方が多い。密航業者の間で過当競争が激化、身代金目当てに海上で監禁される事件が多発している。」と書いていた。欧州委員会もアフリカ、中東からヨーロッパへの難民受け入れ割り当て制度を設け対応を始めたが、背後に暗躍する密航業者を取り締まることが先だとする意見が根強く暗礁に乗り上げているとドイツZDFが解説していた。日本では難移受け入れは他人事だ。

ドイツZDFはドイツ鉄道の労使交渉がまとまらずストが3ケ月にわたっていると伝えた。フランスF2は待遇改善を求めて託児所ストが3週間続き幼児を抱える家族にイライラが募ってきたと伝えた。日本は新聞で取り上げられないと問題視しない面白い国である。(了)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする