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ユーロ圏、1~3月GDP0.4%上昇、原油安、ユーロ安の恩恵で、ユーロ、原油反発で先行き不透明:

2015-05-14 10:42:55 | 経済学
14日朝フランスF2テレビ放送(学校で教えてくれない経済学)


「ユーロ圏の国債は資金の安全な投資先と考えていた投資家は今苦い教訓を学んでいる。ECB(欧州中央銀行)が自分たちのリスクから守ってくれると確信していたからだ。ドイツ国債が急落(利回り急上昇)、損失があっという間に増えた」と13日付のWSJ紙電子版にAlenMattich記者が書いた。ドイツの10年物国債の利回りは4月17日、0.049%だった。13日、0.72%へ上昇した。13日付ブルームバーグ電子版でDanielKruger 記者は「米30年物債が急落、利回りが3.09%へ上昇した。10年物債も下落利回りが2.296%へ上昇した。『欧州国債は今後さらなる調整がありそうだ』とED&Fマン・キャピタルマーケッツ、トーマス・ディガロマ氏は話した」と書いた。日本国債はまだ深海魚だがジワリ上がり始めた。

13日、NY外為市場でドルが対ユーロで売られ、ユーロ=1.1361ドルまでドルが値下がりした。対円では1ドル=119.14円、1ユーロ=135.35円で取引された。ドル下落は13日発表の4月の米小売り高が予想に反して横ばいにとどまったことがドル売りを誘ったとブルームバーグ、LananhNguyen記者が書いた。13日,NYダウは前日比横ばいの18,060ドルで取引を終えた。NY原油(WTI)は小幅安、バレル60.50ドル、一方、NY金はオンス1,218.40ドルへ大幅上昇した。一方、ニッケル相場が1週間ぶりの大幅の前日比2.1%安
となった。中国国家統計局が13日発表した4月の工業生産が前年同月比5.9%増にとどまった。銅、アルミ、鉛、スズも下落したとブルームバーグ、JoeDeaux記者が書いた。

14日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」でフランスF2は『フランスの今年1~3月期のGDPが予想の0.4%増を上回り 0.6%上昇した。原油安とユーロ安が寄与した。』と伝え、『今後については楽観できない。なぜならユーロ、原油とも反発に転じたからだ』とキャスターが解説していた。ドイツZDFは「ユーロ圏1~3月期のGDPが0.4%上昇した。ドイツは0.3%上昇した。ユーロ圏ではギリシャのみが0.2%マイナス、2期連続減少でリセッション入りした」と伝えた。原油、為替、金利動向が政治経済の方向性に影響している。

ドイツZDFはケリー米国務長官とロシアラブロフ外相の会談後の記者会見を伝え「ウクライナ問題解決は2月締結されたミンスク合意順守が前提だと米ロ双方が明言した」と伝えた。ロシアテレビはケリー、ラブロフ記者会見の様子を詳しく伝え「アメリカが公の場でウクライナがミンスク合意を守ることが大前提だと語った。アメリカは一貫してウクライナを擁護してきた。今回のアメリカ政府の発言ははじめてだ。今回のケリー長官のロシア訪問、プーチン大統領との会見はケリー長官からの申し出で実現した。ポロシェンコウクライナ大統領は同時刻メルケルドイツ首相と会談後の記者会見を行い、ヤツェヌーク首相はオランドフランス大統領にウクライナへの投資要請を行った。」と伝えた。日本では今回の突然の米ロの動きを取り上げていない。一方、ドイツZDF,フランスF2,英BBCは共に「アフリカ、中東から難民受け入れを人口、経済、失業率を勘案して割り当てることで審議が始まった。英国は裏で暗躍する業者を利すると一貫して割り当て制に反対している」と伝えた。(了)

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