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米経済穏やかな成長、低インフレ、米当局が利上げに動く根拠なしとNYダウ191ドル高、ドル、

2015-05-15 09:46:41 | 経済学
対ユーロで値下がり続く(学校で教えてくれない経済学)


「アメリカのガソリン小売価格がガロン3ドル70セント台まで値上がり、昨年高値4ドル20セントに迫っている。原油(WTI)は14日NY市場でバレル59.88ドルと戻りが鈍い。ガソリン相場急反発はガソリン精製設備の稼働率が上がっていないことが影響している。今後ドライブシーズン入りでガソリン相場は堅調に推移しそうだ」とNHK/BS15日7時台放送「キャッチ!世界の視点」{経済情報}コーナーで、大和証券キャピタルマーケッツアメリカ、大宮弘行氏が話していた。14日付のWSJ紙電子版でKateDabidson記者は「3月の米企業在庫が予想以下だった。4月の米経済指数も低迷している。米商務省が4月末に発表した速報値米1~3月GDPは0.2%増にとどまったが、多くのエコノミストは13日、1~3月期のGDPをさらに下方修正した。」と書いていた。

15日付のブルームバーグ電子版でLisaAbramowics記者は「年内利上げ、出来ますか?米
債券投資家はFOMCの本気度を疑っている。」と書いていた。同記事によれば「先例のない大規模な金融緩和を6年以上続けてきた。そのお蔭で米経済に回復の兆しがみられる。しかし、最近発表されるデータは相次いで期待を裏切った。4月の小売売上高は小幅増の予測に対して横ばいだった。2009年に10%だった失業率は、5.4%に低下した。しかし、賃金は伸び悩み、個人消費は冴えない。長期債券利回りは上昇傾向にある。しかし、短期債券の利回りはさほど変化がない。4月30日に0.57%だった米2年債利回りは0.55%へむしろ低下している。大抵のトレーダーは当局がしきりに利上げの衝撃に備えよと警告するが、当局の発言を本気に受け止めていない証拠だ。」と書いていた。

14日、米国株式市場は反発した。S&P500種株価指数は3日続落から抜け出し、前日比1.1%高い2,121.10と終値ベースで過去最高値を更新した。NYダウは前日比1.1%、191ドル高、18,252ドルで取引を終えた。「コロンビア・スレッドニードル・インベストメンツ、上級ポートフォリオマネジャー、アンウィティ・バフブナ氏は『穏やかな成長と低インフレでは、米当局が行動を起こす動機にならない。株式市場はこれを好感した。』と話した」と
15日付ブルームバーグ電子版でOliverRenick記者は書いた。10年債利回りは2.235%へ低下した。NY外為市場ではドルが対ユーロで続落、1ユーロ=1.4110ドルで取引された。対円では1ドル=119.18~19円、1ユーロ=135.91~99円で取引された。NY原油(WTI)は小幅安、バレル59.88ドル、NY金は小幅高、オンス1,225.40ドルで取引された。

15日朝放送の「ワールドニュース」では中国CCTV,上海RTSが共にインドモディ首相中国訪問の様子を詳しく伝えた。韓国KBS、中国CCTVは共に日本政府が安全保障関連法案を閣議決定したことを激しく非難した。フランスF2は「ロシアと契約した戦艦キャンセルで当然賠償金が発生する。仏艦船には海軍力強化に力を入れる中国の関心が高い」と伝えた。豪ABCはミヤンマーからの難民約500人が、インドネシア、アチェに漂着した。食べる物がない。タイ、マレーシア、インドネシアは共に難民受け入れを拒否していると伝えた。(了)

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