人民元高が背景:2日朝放送中国CCTV(学校で教えてくれない経済学)
5月1日はメーデー。モスクワ赤の広場では主催者発表で12万人が春の到来と労働の大切さを称え、所得倍増を訴えた。モスクワは市長は『ロシアの現状は厳しい。しかし、厳しさを幾度もロシアは乗り越えてきた』と語る様子を2日朝放送のロシアテレビが写していた。フランスF2はパリの広場に7万5,000人(主催者発表では12万)がメーデー行進した。しかし、今年は若者の数が昨年と比べて半分だった。「彼らは仕事に忙しいんだ」と中年の男性がマイクに向かって答えていた。豪ABCはアジアでのメーデーの様子を「最低賃金引き上げと労働条件改善を訴えた。インドネシアでは最低賃金100ドル/月を物価に合わせ177ドル/月を要求、フィリピンでは労働者の40%は2ドル/日で生活している」と伝えていた。
2日朝放送の中国CCTVは「メーデー連休中に世界中へ出かける人が増え、ある旅行会社は『今年は予約が昨年の6~7倍に増えた。外国の通貨に対して人民元高が進み、海外で買い物ができる嬉しいチャンスとなった。イギリス向けの予約が増えた』と話した。英ポンドが人民元に対して15%安くなり一番の人気だ。日本向けも爆発的に増えている。円相場が2012年と比べて1/3安くなった。日本での中国人の買い物金額は、今年1~3月、一人平均で30万円、これは昨年1年分と同じ額だということです」と解説していた。中国CCTVはミラノで食をテーマにした万博が始まったと紹介、習近平国家主席が中国パビリオンに用意された大画面で「中国は13億人以上の国民の食を支えている。農業は国の最重要である。世界の食文化を支援し、世界の食確保の責任を果たす」と語る様子を写していた。
ネパール大地震関連ではフランスF2は死者の数は6,000人を超えました。ネパールは世界から完全に孤立した状態です。数秒で家が崩れた。援助物資は全く届かないと語る農民の声を紹介していた。英BBCは「地震のあと5日目に崖の下から点滴を受けながら助け出された女性は水なしで過ごした。4月30日現在で6000人以上の犠牲者が出ている。ヨーロッパからネパールに出かけた人で1,000人余りが現時点で行方不明である。」と伝えた。英BBCは「総選挙まであと1週間に迫り、保守党、カメロン党首、労働党、ミリバンド党首が子供手当の財源を巡って、何を削るかで論争になっている。一方、両党とも過半数がとれない。連立をどの党と組むかで様々な憶測が流れている」と解説していた。
1日のNY株式市場では前日の大幅下げの反動でNYダウは183ドル高、18,024ドルで取引を終えた。2日朝放送のブルームバーグニュースで番組のキャスターは「個々の材料で上げ下げしていた。しかし、全体の重苦しいムードを変える状態に至っていない」と総括していた。NY債券市場では欧州での債券売りの流れを受けて売られ、10年物米国債利回りが2.112%まで上昇した。利回り上昇でNY外為市場でドルが買われ1ドル=120.16~19円、1ユーロ=134.52~53円で取引された。NY原油(WTI)は小幅安のバレル59.12ドル、NY金も小幅安はオンス1,205.30ドルで取引された。三菱東京UFJ銀行、石丸伸二氏は「5月8日発表の5月の米雇用統計を注目している」と「キャッチ!世界の視点」で話した。(了)
5月1日はメーデー。モスクワ赤の広場では主催者発表で12万人が春の到来と労働の大切さを称え、所得倍増を訴えた。モスクワは市長は『ロシアの現状は厳しい。しかし、厳しさを幾度もロシアは乗り越えてきた』と語る様子を2日朝放送のロシアテレビが写していた。フランスF2はパリの広場に7万5,000人(主催者発表では12万)がメーデー行進した。しかし、今年は若者の数が昨年と比べて半分だった。「彼らは仕事に忙しいんだ」と中年の男性がマイクに向かって答えていた。豪ABCはアジアでのメーデーの様子を「最低賃金引き上げと労働条件改善を訴えた。インドネシアでは最低賃金100ドル/月を物価に合わせ177ドル/月を要求、フィリピンでは労働者の40%は2ドル/日で生活している」と伝えていた。
2日朝放送の中国CCTVは「メーデー連休中に世界中へ出かける人が増え、ある旅行会社は『今年は予約が昨年の6~7倍に増えた。外国の通貨に対して人民元高が進み、海外で買い物ができる嬉しいチャンスとなった。イギリス向けの予約が増えた』と話した。英ポンドが人民元に対して15%安くなり一番の人気だ。日本向けも爆発的に増えている。円相場が2012年と比べて1/3安くなった。日本での中国人の買い物金額は、今年1~3月、一人平均で30万円、これは昨年1年分と同じ額だということです」と解説していた。中国CCTVはミラノで食をテーマにした万博が始まったと紹介、習近平国家主席が中国パビリオンに用意された大画面で「中国は13億人以上の国民の食を支えている。農業は国の最重要である。世界の食文化を支援し、世界の食確保の責任を果たす」と語る様子を写していた。
ネパール大地震関連ではフランスF2は死者の数は6,000人を超えました。ネパールは世界から完全に孤立した状態です。数秒で家が崩れた。援助物資は全く届かないと語る農民の声を紹介していた。英BBCは「地震のあと5日目に崖の下から点滴を受けながら助け出された女性は水なしで過ごした。4月30日現在で6000人以上の犠牲者が出ている。ヨーロッパからネパールに出かけた人で1,000人余りが現時点で行方不明である。」と伝えた。英BBCは「総選挙まであと1週間に迫り、保守党、カメロン党首、労働党、ミリバンド党首が子供手当の財源を巡って、何を削るかで論争になっている。一方、両党とも過半数がとれない。連立をどの党と組むかで様々な憶測が流れている」と解説していた。
1日のNY株式市場では前日の大幅下げの反動でNYダウは183ドル高、18,024ドルで取引を終えた。2日朝放送のブルームバーグニュースで番組のキャスターは「個々の材料で上げ下げしていた。しかし、全体の重苦しいムードを変える状態に至っていない」と総括していた。NY債券市場では欧州での債券売りの流れを受けて売られ、10年物米国債利回りが2.112%まで上昇した。利回り上昇でNY外為市場でドルが買われ1ドル=120.16~19円、1ユーロ=134.52~53円で取引された。NY原油(WTI)は小幅安のバレル59.12ドル、NY金も小幅安はオンス1,205.30ドルで取引された。三菱東京UFJ銀行、石丸伸二氏は「5月8日発表の5月の米雇用統計を注目している」と「キャッチ!世界の視点」で話した。(了)