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堅調な米経済データ、金融当局発言受けてドル全面高、NYダウ一時242ドル安(学校で教えてくれない経済学)

2015-05-27 10:33:38 | 経済学
ドルが幅広い通貨に対して続伸、対円では一時1ドル=123.33円と8年振りの高値をつけた。対ユーロ、対カナダドルに対しても1ケ月ぶりの高値、対ブラジルレアルでは2ケ月振り、対インドネシアルピアでは3月中旬以来の高値を付けた。好調な米国経済指標を受けて、一部投資家が成長見通しに自信を強めたからだと27日付WSJ紙電子版は伝えた。
NY外為市場で、1ユーロ=1.0874ドルで取引された。対円では、1ドル=123.10円、1ユーロ=133.89円で取引された。米国債が反発。ギリシャ情勢が再び緊迫化し安全資産として米国債が買いを集め、10年債利回りは2.135%へ低下した。一方、27日付WSJ紙電子版でChunHanWong記者は「26日、中国政府は国防白書を発表し、海上戦に備える形での軍事戦略に転換する方針を打ち出した。また、南シナ海問題に諸外国が介入していると非難した。今週予定の米中国防相会談で深刻な対立は避けられない様相となった。」と伝えた。

「26日、米株式市場では、3週間で最大下げとなった。予想を上回る経済指標や金融当局者の発言を受けて、年内利上げ観測が強まった」と27日付ブルームバーグ電子版でJohnShipman記者が書いた。同記事によれば「ドル上昇を手がかりにエネルギー株が売られ、ついでアップル、インテルなど情報関連株も売られた。この日発表された経済指標でコア資本財の受注と新規住宅販売が市場の予想を上回った。イエレンFRB議長は22日、景気が予想通り回復すれば年内利上げの認識を示した。クリーブランド連銀のメスター総裁もイエレン議長と同趣旨の発言をした。フイッシャーFRB副議長は26日『早期利上げのリスクと利上げ先送りリスクの検討を開始した』と語った。NYダウは前日比190ドル安、18,041ドルで取引を終えた。」と書いた。

「26日、NY原油市場ではWTI先物が大幅安、ロンドンでは北海ブレンド原油も下げ、それぞれ1ケ月振り安値を付けた。WTIは2.8% 安のバレル58.03ドル、ブレントは2.7% 安、バレル63.72ドルでそれぞれ取引を終えた。ヘッジファンド、アゲイン・キャピタル、パートナー、ジョン・キルダフ氏は『ドルは対円で2007年以来の高値に上昇し、本物の強さを見せている』と指摘した。」と27日付ブルームバーグでMarkShenk記者が書いた。「26日、NY金は続落、年内米利上げ観測でドル上昇が背景」とブルームバーグでJoeDeauz記者が書いた。NY金は1.4%安、オンス1,186.90ドルで取引された。

27日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」でロシアテレビは「プーチン大統領は26日開かれた第10回ビズネスフオーラムで演説『ルーブルが値下がりしているが、ロシアはルーブル値下がりを利用了して国産品増産、輸出増加に力を入れる必要がある』と語ったと伝えた。香港ATVは中国政府の国防白書を取り上げ台湾政府は領土問題は一時棚上げし、資源問題で共同開発の必要性を馬総統は強調したと伝えた。インドNDTVはモディ政権は2年目に入る。野党は『国内問題が手つかず。インドルピー低迷が証明している』と指摘したと伝えた。中国CCTVは海上重視で中国の国益を断固守ると強調していた。(了)

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