NYダウ267ドル高(学校で教えてくれない経済学)
英ポンドが対ユーロで3年6ケ月振りの大幅高,国債、株式も買われた。7日投開票の英総選挙で与党・保守党が単独過半数確保、キャメロン首相続投が決まったことが背景だと9日付ブルームバーグ電子版でDavidGoodman記者が書いた。ロンドン時間8日午後4時45分現在、英ポンドは対ユーロで、前日比1.6%高、1ユーロ=72.74ペンス、対ドルでは1.3% 高、1ポンド=1.5443ドルで取引された。英国株FTSE株価指数は前日比2.3%高で取引を終えた。9日朝放送の英BBCは「保守党、労働党2大政党の接戦が予想されたが蓋を開けてみたら英下院全議席650の内保守党が331と28議席を増やして単独過半数を確保、一方、労働党は232議席へ24減らした。スコットランド民族党は56へ選挙前の6議席から大躍進した。自由民主党は8議席へ48議席減らす惨敗となった。労働党ミリバンド党首、自由民主党クレッグ党首は自らの責任として共に党首辞任を表明した。」などと伝えた。
8日のNY株式市場は、4月の米雇用統計で、22万3,000人増加した。経済成長は加速しつつあるが、6月利上げ開始を正当化するほどでないとの楽観論が強まり、NYダウは前日比267ドル高、18,191ドルで取引を終えた。ウエルズ・ファ‐ゴ・プライベート・バンクCIO,ダレル・クロンク氏は『株式にとってちょうど良い雇用の伸びだった。多すぎも、少なすぎもしない。必要とされる水準だ。経済成長と云う意味では20万超える伸びが望ましいが、雇用の増加が月30万に近づくとインフレ圧力や景気過熱といった見方が出始める。この水準が一番理想的だ』と語った」と9日付ブルームバーグ電子版でOliverRenick記者が書いた。NY外国為替市場では10年物米国債が買われ利回りが2.142%へ低下、ドルが売られ、1ドル=119.79~82円,1ユーロ=134.26~33円で取引された。NY原油(WTI)は小幅高のバレル59.39ドル、NY金も小幅反発のオンス1,189.10ドルで取引を終えた。
NHK/BS「ワールドニュース」はテニスとゴルフの放送のため、予定の時間に放送はなかった。視聴者からなぜ放送しないのかと抗議があるのだろう。こういうところに「ワールド
ニュース」が市民権を現時点では得られていないことを分かり易く教えてくれる。7時予定の「キャッチ!世界の視点」もスポーツ中継の影響で9日朝は7時5分からはじまった。英BBCの英国総選挙結果がトップ、2番目にドイツZDFがドイツが70年前の5月8日、ナチスによる戦争を終えた、ドイツが降伏した日を記念してドイツ議会で歴史家のHeinrichAugustWinkler氏が演説する様子とガウス大統領がソビエト兵の墓を訪れ、二度と同じ誤りを繰り返してならないと誓い、追悼する様子を写していた。ロシアでは5月9日、モスクワ、赤の広場で70周年対ドイツ戦勝記念パレードが開かれる。60周年記念の年は米ブッシュ大統領、日本からは小泉首相も参列した。今年はウクライナ問題が影を落としている。外国からの首脳の数は10年前は100人を超えた。今年は50人に留まる見通しだ。
8日のブルームバーグでは「水不足、食品・飲料メーカーの利益脅かすー投資家連合が警戒」
という見出しが目に留まった。豊富な水、きれいな空気に恵まれた日本に感謝したい。(了)
英ポンドが対ユーロで3年6ケ月振りの大幅高,国債、株式も買われた。7日投開票の英総選挙で与党・保守党が単独過半数確保、キャメロン首相続投が決まったことが背景だと9日付ブルームバーグ電子版でDavidGoodman記者が書いた。ロンドン時間8日午後4時45分現在、英ポンドは対ユーロで、前日比1.6%高、1ユーロ=72.74ペンス、対ドルでは1.3% 高、1ポンド=1.5443ドルで取引された。英国株FTSE株価指数は前日比2.3%高で取引を終えた。9日朝放送の英BBCは「保守党、労働党2大政党の接戦が予想されたが蓋を開けてみたら英下院全議席650の内保守党が331と28議席を増やして単独過半数を確保、一方、労働党は232議席へ24減らした。スコットランド民族党は56へ選挙前の6議席から大躍進した。自由民主党は8議席へ48議席減らす惨敗となった。労働党ミリバンド党首、自由民主党クレッグ党首は自らの責任として共に党首辞任を表明した。」などと伝えた。
8日のNY株式市場は、4月の米雇用統計で、22万3,000人増加した。経済成長は加速しつつあるが、6月利上げ開始を正当化するほどでないとの楽観論が強まり、NYダウは前日比267ドル高、18,191ドルで取引を終えた。ウエルズ・ファ‐ゴ・プライベート・バンクCIO,ダレル・クロンク氏は『株式にとってちょうど良い雇用の伸びだった。多すぎも、少なすぎもしない。必要とされる水準だ。経済成長と云う意味では20万超える伸びが望ましいが、雇用の増加が月30万に近づくとインフレ圧力や景気過熱といった見方が出始める。この水準が一番理想的だ』と語った」と9日付ブルームバーグ電子版でOliverRenick記者が書いた。NY外国為替市場では10年物米国債が買われ利回りが2.142%へ低下、ドルが売られ、1ドル=119.79~82円,1ユーロ=134.26~33円で取引された。NY原油(WTI)は小幅高のバレル59.39ドル、NY金も小幅反発のオンス1,189.10ドルで取引を終えた。
NHK/BS「ワールドニュース」はテニスとゴルフの放送のため、予定の時間に放送はなかった。視聴者からなぜ放送しないのかと抗議があるのだろう。こういうところに「ワールド
ニュース」が市民権を現時点では得られていないことを分かり易く教えてくれる。7時予定の「キャッチ!世界の視点」もスポーツ中継の影響で9日朝は7時5分からはじまった。英BBCの英国総選挙結果がトップ、2番目にドイツZDFがドイツが70年前の5月8日、ナチスによる戦争を終えた、ドイツが降伏した日を記念してドイツ議会で歴史家のHeinrichAugustWinkler氏が演説する様子とガウス大統領がソビエト兵の墓を訪れ、二度と同じ誤りを繰り返してならないと誓い、追悼する様子を写していた。ロシアでは5月9日、モスクワ、赤の広場で70周年対ドイツ戦勝記念パレードが開かれる。60周年記念の年は米ブッシュ大統領、日本からは小泉首相も参列した。今年はウクライナ問題が影を落としている。外国からの首脳の数は10年前は100人を超えた。今年は50人に留まる見通しだ。
8日のブルームバーグでは「水不足、食品・飲料メーカーの利益脅かすー投資家連合が警戒」
という見出しが目に留まった。豊富な水、きれいな空気に恵まれた日本に感謝したい。(了)