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米経済に見直し観測から、ドル買い戻され、NY市場で一時、1ドル=120円、NYダウは様子見、26ドル高

2015-05-19 07:44:39 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


「ゴルフのハンディ、世界統一基準策定へ、米ゴルフ協会(USGA)が旗振り」というタイトルで、17日付のWSJ紙電子版にJohnPaul記者が書いていた。同記事によると「英国、欧州大陸、豪州、南アフリカ、アルゼンチンでもハンディの算出方法が異なる。コースの難易度を示すコースレーティングとスロープレイティングを含めた米国のハンディ制度が統一基準のベースになる予定だが他の制度からも取り入れる。ハンディの算出日が日々調整されるかもしれない。風が強く、雨が降る寒い日に出したハンディは穏やかな天候でのハンディよりも高く評価されるかもしれない。USGAが1世紀以上にわたって米国のハンディ制度を司って来た。ブラジル、日本、中国等30を超える国と地域がUSGAの管轄外にありながら米国の制度を自主的に採用した。一方、米国とメキシコを除くすべての地域でゴルフを統括するR&Aはプレーの規則、用具に関する規則、アマチュア規則の3分野で相当程度、統合を実現している。」と書いていた。日本人以外のプレーヤーとゴルフをする機会 がますます増える。オリンピック競技にゴルフを新たに加えるという話が出ていると聞くと、ルールが変更されてから、日本がスタートラインにつくことがないことを望むばかりだ。

ゴルフのハンディと為替レートは同列ではない。ただ、日本人以外とプレーする経済、貿易の世界では、為替レートが業績に様々な影響を与える。昨今、残念なことだが、自社の経営不振を全て為替レートのせいにするかのような経営者が増えた。ただ、原油、金利の動き同様、為替レートを定点観測する習慣を若いころから身につけてもらえたらいいなと前々から思っている。「週明け18日のNY外為市場では、米国経済が1~3月の低迷から回復するとの観測から、ドルが4ケ月振りの安値から反発した。スタンダード・ライフ・インベストメント、為替担当デイレクター、ケン・ディクソン氏は『ドルの前向きなトレンドはさらに継続する。金融当局の利上げが近づくにつれてドルは最近の下げから回復する』と話した。」とブルームバーグ電子版で、LananhNguyen記者が書いた。ドルは対ユーロで1ユーロ=1.1315ドルまで買われた。対円では、1ドル=119.95~00円、1ユーロ=135.71~80円で取引された。NY債券市場で米債券が売られ、10年物米国債利回りが、2.233%へ反発したこともドルを支えた。ゴルフに例えれば、日本人プレーヤーは、現時点、1ドル=119~120円のハンディでプレーしているのである。肩に力を入れてもボールはまっすぐ前へ飛ばない。今のレートは、日本人にとって、居心地のいいハンディかもしれない。19日朝放送のNHK/BSでロシアテレビは、1ドル=49ルーブルまで回復したと自画自賛していた。

18日、NYダウは、先週末比26ドル高、18,298ドルで取引を終えた。「グリーンウッド・キャピタル・アソシエーツ、CIO,ウオルター・トッド氏は『最高値を更新したが狭いレジ内にいる。全ての金融市場でレンジが狭いのは、景気の方向感と、それが米金融政策とその変更時期に及ぼす影響を市場が見極めかねているからだ。』と話した」とブルームバーグ、CalieBost記者が書いていた。NY原油(WTI)は小幅安、バレル当たり59.43ドルで取引された。NY金は小幅高、オンス1,227.60ドルで取引された。全般様子見している。(了)

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