画像クリックで「仙腸関節調整」
4月26日に行なった臨床実践塾では、FAT:function adjust treatment(機能調整療法)という治療法を公開しました。
すでに臨床で用いている方も何人かいますが、まだ「不思議」で終わっている人もいるようです。
臨床は、どんなテクニックでも一緒ですが、何度も練習しなければ自分のものになりませんので、今後も練習に励むことを期待します。
きょうの臨床は、仙腸関節の調整です。
ビデオで見ても信じられない方が多いと思いますが、FATの臨床を何度か見ていると信じられるようになります。
いや、信じられなくても、ちょっと勉強すれば使えるようになります。
昨日も「寝違い見たいになった」という方が来られたのですが、話を聞くと、ゴルフでスイングしたら首がおかしくなった、というわけです。
診ると、胸椎上部に歪みがありましたので、普段ならカイロプラクティックのアジャストなどで歪みを取ってしまうのですが、久しぶりに来られた方でしたので、ソフトな治療で矯正することにして、FATを使うことにしました。
座位のまま、背部から肋横突関節を調整するように指を当てて、1分ほどしてから、「はい、首の様子をみてください」と言うと、首を回したり、左右に倒したり、前後に倒したりしてから、
「ええっ! なんでですか。今触っただけですよね?」と言う。
「ふっふっふ、そうなんです。触っただけなんです」と言うと、首をかしげていました。
そして、これで治療は終わりと思ったようで、
「あのー、鍼で背中とかも治療してもらえるのですか?」と言うので、
「勿論、背中も治療しますよ」と返事をして、経絡治療や背部をJAA(関節調整鍼)などで治療しました。
きょうのビデオ内容は、仙腸関節の調整ですので、先日も
ユーチューブにアップした内容とちょっと似ています。
違うのは、先日は左股関節に異変があるのを、右仙腸関節の調整で治しましたが、今回は右の仙腸関節を右仙腸関節で治療したところです。
次回の臨床実践塾では、股関節、仙腸関節、腰仙関節などの調整法を解説しますので、楽しみにしていてください。
仙腸関節の調整をすることで、腰痛や膝関節が治るのをご存知の方は多いと思いますが、この治療法を知っている方は少ないと思います。
手を触れるだけで痛みが取れるなんて、「神業」みたいに思う人もいるかも知れませんが、僕は神様でもなければヒーラーでもないし、誰にでもできるのです。
次回の臨床実践塾(5月24日)当日の前の時間を使って、この方法を応用した「子育て世代の肩凝り健康教室」を開催するつもりです。