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NYダウ241ドル高、中国株5%高、7月の中国原油輸入月ベースで過去最高でNY原油2.5%高

2015-08-11 11:06:08 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


米国株が週明け10日、大幅反発した。ウオレンバフェット氏率いる米投資会社が372億ドルで航空・エネルギー関連部品メーカー、プレシジョン・キャストパーツ買収のニュースと中国株の5%上げが相場をリードした。NYダウは先週末比241ドル、1.4%高、17,615ドルで取引を終えた。S&P500種指数は1.3%高、ナスダック指数は1.2%高だった。先週大きく下げた株の多くが値を戻した。中国の原油輸入が月ベースで過去最高に達し、原油相場が上げたことも相場を支えた。NY原油WTI相場は2.5%高、バレル44.96ドル、北海ブレントは3.7%高、バレル50.41ドルへ上げた」と11日付けブルームバーグニュースでJohnShipman記者、DavidMarino記者が書いた。NY金は0.9%高、オンス1,104.10ドル、1,000ドル割れ大幅値下がりしていたプラチナは、自動車メーカー、宝飾業者の需要が増えるとの楽観論から2.9%値上がりしたとブルームバーグ、MillieMunshi記者が書いた。

NY外為市場では、10年物米国債利回りは2.232%へ上げたが、米ドルは4ケ月振りの高値から下落した。原油、天然ガスなど商品市場が軒並み値上がりしたことも響いた。1ドル=124.63円、1ユーロ=1.1019ドル、1ユーロ=137.29円で取引された。米アトランタ連銀、ロックハート総裁は「ほぼ10年ぶりとなる利上げの時期は近い。具体的時期が決まっているわけではない」と話した。米FRBフィッシャー副議長は「低インフレは一時的要因によるものだ」と語った。トロント・ドミニオン銀行、シニア・ストラテジスト、メイゼン・アイサ氏は「皆ヘッドラインのネガティブな数字にとらわれている。中長期的には、豪ドル、カナダドルなど資源通貨はどれも構造的にショートしている。」と話した」とブルームバーグ、LananhNguyen記者は書いた。

一方、8月9日付のWSJ紙電子版でValenttinaPop記者は「7月、ギリシャが欧州へ流入する移民・難民の最大の玄関口になった。7月1ケ月だけで5万人と、昨年1年分を超えた。今年1~7月計で13万5000人、昨年同期の5倍を記録した。シリアとアフガニスタン人で90%を占めた。チプラス首相は「もはやギリシャ一国の能力を超える問題に直面している」と語った。一方、イタリアに到着した移民は1~7月計で8万7,000人だった。」と書いた。ギリシア関連では、11日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」でドイツZDFはギリシャ議会は10日、政府の財政改善計画を拒否した。政府は法人税の現行13%を25%への引き上げを提案している。これに対してチプラス首相は今週木曜日にも政府案を上程、「否決されれば8月中にも解散総選挙実施は避けられない」と語ったと伝えた。

日本へは外国からの移民・難民は今のところ表面化していない。その代りではないが外国人観光客が特に関西に殺到している。8月11日付日経朝刊関西版に『アジアの富ミナミㇸ』のタイトルで「熱風インバウンド」「1兆円市場の足音」と小見出しをつけ様変わりの大阪ミナミの熱狂ぶりを伝えている。関西訪問の外国人が年間1,000万なら大阪のホテル『稼働率100%』の記事も出ていた。1年前には予想だにしなかった異常事態が起こっている。(了)

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