(学校で教えてくれない経済学)
「FOMC議事録に騙されるな。19日公表される議事録から利上げのタイミングの手がかりを探すには、鋭い目と政策の暗号解読機のようなものが必要だ。それでも全容はつかめない。いくつかの重要な詳細部分は5年後の全記録公表でしか明らかにならない。」とかってFOMC議事録作成に携わった元当局者は話したと、18日付ブルームバーグ電子版にCristopherCondon記者が書いていた。同記事によると「議事録は小人数のFRBスタッフが初稿を準備する。FOMC開催の週後半に議長の点検を経て、FOMC当局者全員に配布。修正,補足されたあと、翌週までに第二稿がまとめられる。議事録公表前日の正午までに議長の最終判断を経てまとめられる。2年近く議事録作成に携わった米ピーターソン国際研究所、ジョセフ・ガニオン上席研究員は『このゲームをするつもりなら議事録を定期的に読む必要がある。そうすれば誤解する可能性は低くなる』と語った。
17日の米株式は、19日のFOMC(7月29,28開催)議事録公表を控えて薄商いの中、好調な8月米住宅指数を材料に、NYダウは先週末比0.4%、67ドル高、17,545ドルで取引を終えた。NY原油(WTI)はイラン制裁解除後OPEC原油輸出が過去最高、一方、米国景気減速で原油需要が落ち込むとの観測から下げ、1.5%安、バレル41.87ドルで取引を終えた。NY金はNY連銀景況観指数が悪化を受けて、米利上げの根拠が弱まるとして安全資産への投資先として買われ、オンス1,118.40ドルで取引を終えた。NY外為市場では、米利上げが9月に実施されても、その後の利上げは時間をかけるとの見方が高まり、ドル上昇の値動きが停滞、1ドル=124.40円、1ユーロ=138.70円で取引された。
18日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」では,天津爆発事故とバンコク爆破事件を共に伝えた。18日付WSJ紙電子版は、バンコク市内中心部で爆発、外国人含む多数の死傷者が出たと書き、天津事故では人民日報は情報を隠蔽せず公表している。これには現政権の反汚職政策が背景にあるとみられると解説していた。天津爆発事故では韓国KBSが通常の27倍のシアン化ナトリウムが爆発箇所の土砂の中で検出された。周辺住民の不安は日増しに高まっている。有害物質を含んだ雨が韓国に飛来する怖れはないかとの質問に対して、専門家は問題ないとの見解を出していると報じた。香港ATVは「死者は70人、大半は消防士だった。なお70名が行方不明だ。DNA鑑定による身元確認が進められている。毒性の極めて強いシアン化ナトリウム700トンが使われていたとみられる。安全基準の4倍の規模だった。」と伝えた。バンコク市内中心部での爆破事件については、英BBC,ドイツZDF,フランスF2,香港ATV、中国CCTVそれぞれがトップニュースで取り上げていた。英BBCは「バンコク中心部、午後7時過ぎのラッシュ時、ヒンヅー教寺院が狙われた。かってない規模の爆発事故となった。現時点で死者16人、負傷者は数十名にのぼる。」と伝えた。ドイツZDFは「爆発物はオートバイに仕掛けられた。犯行声明は今のところどこからも出ていない。」と伝えた。天津の事故もバンコクの事件も日本から遠く離れた他人ごとで済まされまい。池袋での暴発自動車事故は論外だが、桜島噴火含めて万全の態勢で臨んでほしい。(了)
「FOMC議事録に騙されるな。19日公表される議事録から利上げのタイミングの手がかりを探すには、鋭い目と政策の暗号解読機のようなものが必要だ。それでも全容はつかめない。いくつかの重要な詳細部分は5年後の全記録公表でしか明らかにならない。」とかってFOMC議事録作成に携わった元当局者は話したと、18日付ブルームバーグ電子版にCristopherCondon記者が書いていた。同記事によると「議事録は小人数のFRBスタッフが初稿を準備する。FOMC開催の週後半に議長の点検を経て、FOMC当局者全員に配布。修正,補足されたあと、翌週までに第二稿がまとめられる。議事録公表前日の正午までに議長の最終判断を経てまとめられる。2年近く議事録作成に携わった米ピーターソン国際研究所、ジョセフ・ガニオン上席研究員は『このゲームをするつもりなら議事録を定期的に読む必要がある。そうすれば誤解する可能性は低くなる』と語った。
17日の米株式は、19日のFOMC(7月29,28開催)議事録公表を控えて薄商いの中、好調な8月米住宅指数を材料に、NYダウは先週末比0.4%、67ドル高、17,545ドルで取引を終えた。NY原油(WTI)はイラン制裁解除後OPEC原油輸出が過去最高、一方、米国景気減速で原油需要が落ち込むとの観測から下げ、1.5%安、バレル41.87ドルで取引を終えた。NY金はNY連銀景況観指数が悪化を受けて、米利上げの根拠が弱まるとして安全資産への投資先として買われ、オンス1,118.40ドルで取引を終えた。NY外為市場では、米利上げが9月に実施されても、その後の利上げは時間をかけるとの見方が高まり、ドル上昇の値動きが停滞、1ドル=124.40円、1ユーロ=138.70円で取引された。
18日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」では,天津爆発事故とバンコク爆破事件を共に伝えた。18日付WSJ紙電子版は、バンコク市内中心部で爆発、外国人含む多数の死傷者が出たと書き、天津事故では人民日報は情報を隠蔽せず公表している。これには現政権の反汚職政策が背景にあるとみられると解説していた。天津爆発事故では韓国KBSが通常の27倍のシアン化ナトリウムが爆発箇所の土砂の中で検出された。周辺住民の不安は日増しに高まっている。有害物質を含んだ雨が韓国に飛来する怖れはないかとの質問に対して、専門家は問題ないとの見解を出していると報じた。香港ATVは「死者は70人、大半は消防士だった。なお70名が行方不明だ。DNA鑑定による身元確認が進められている。毒性の極めて強いシアン化ナトリウム700トンが使われていたとみられる。安全基準の4倍の規模だった。」と伝えた。バンコク市内中心部での爆破事件については、英BBC,ドイツZDF,フランスF2,香港ATV、中国CCTVそれぞれがトップニュースで取り上げていた。英BBCは「バンコク中心部、午後7時過ぎのラッシュ時、ヒンヅー教寺院が狙われた。かってない規模の爆発事故となった。現時点で死者16人、負傷者は数十名にのぼる。」と伝えた。ドイツZDFは「爆発物はオートバイに仕掛けられた。犯行声明は今のところどこからも出ていない。」と伝えた。天津の事故もバンコクの事件も日本から遠く離れた他人ごとで済まされまい。池袋での暴発自動車事故は論外だが、桜島噴火含めて万全の態勢で臨んでほしい。(了)