ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

世界同時株安進み、NYダウ530ドル安、NY外為市場で、1ドル=122円(学校で教えてくれない経済学)

2015-08-22 09:47:41 | 経済学
米国立環境情報センターによれば、2014年の年間平均気温は20世紀の平均を0.7℃上回り、記録が残っている1880年以降で最高に達した。今年1~7月の状況を見ると、今年は昨年を上回る見通しだと21日付ブルームバーグ電子版でBrianK.Sullivan記者が書いた。直近のニューズウイーク誌日本版は「温暖化」特集記事の中で「最近発表された2つの研究論文は、今世紀末までに地球の平均気温が2度を超えて上昇すれば、現在の文明は立ち行かなくなると警告している」と環境ジャーナリスト、マーク・ハーツガード氏が書いた。同記事によれば「まだ希望が持てる材料がある。化石燃料の中で『もっとも汚い燃料』といわれる石炭の消費量が激減した。今問われているのは政治が科学の要請にどうこたえるかだ。」と結んでいた。一方、21日ブルームバーグ電子版でTimLoh記者は「米石炭業界は壊滅状態にある。企業破綻や発電所の操業停止が相次いでいる。米国の石炭生産は減少している。中国の石炭輸入が鈍化したからだ。シエールガス革命によって天然ガス価格が低下した。米国で炭鉱労働者は今年1万人減った。炭鉱労働者の失業は今後も増加する。」と書いていた。

21日、NY原油(WTI)先物相場は、世界的な供給超過に解消が見えない。中国の景気減速で需要が減少するとの不安が広がり、前日比2.1%安、バレル=40.45ドルで取引を終えた。一時同39.86ドルまで下げたとブルームバーグ、MominngZhou記者が書いた。一方、NY金相場は米利上げ観測後退が金買いを促し、前日比2.2%高、オンス1,153.70ドルで取引を終えた。プラチナ、パラジウムも上げた。一方、株式市場では、中国人民元切り下げ発表がきっかけで、中国経済先行き懸念から、21日、アジア株が売られ、つれて欧州株が下げ、欧州株は今年高値から10%下落した。8月は出来高が少ないため、値幅が一層増幅される。アジア株安、欧州株安でアメリカ株も急落、21日、NYダウは前日比3.1%、530ドル安、16,459ドルで終えた。21日,NY外為市場では、米FOMC議事録で当局者が利上げに必要な条件が満たされていないことを示唆したことを受けて、ユーロ、円など低金利通貨が対ドルで上昇、1ユーロ=1.1358ドル、1ドル=122.01円、1ユーロ=138.90円で取引された。

22日放送のNHK/BS「ワールドニュース」は、欧州主要局が今朝も移民問題を取り上げていた。英BBCは「マケドニアがギリシア国境を一時閉鎖、侵入する移民に向けて催涙弾をはじめて発射、大混乱に陥った。イワノフ、マケドニア大統領は『移民問題はヨーロッパ全体の問題だ。マケドニア一国では対応不可能だ。』と語った。ハンガリーはマケドニアとの国境を閉鎖した。ドイツメルケル首相は『ウイーン会議では移民問題を最大議題として取り上げる』と語った」と伝えた。英BBCは「ギリシャ、チプラス首相が辞任を表明後、9月20日議会選挙実施を決めた。ギリシャ国民はチプラス首相を支持している」と伝えた。インドNDTVはインドルピーが対ドルで3%急落、アメリカ留学生への仕送りに苦慮していると話す母親を画面に映していた。日本では一般国民は為替問題は海外旅行の時しかまず考えない。パスポートも北朝鮮以外は自由に入国できる。それが「当たり前」になっている。難民問題も地球温暖化問題も他人ごとだ。世界の動きから目を離すことはできない。(了)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする