1ドル=123円台へ(学校で教えてくれない経済学)
商品相場下落で追い込まれたカザフスタンが自国通貨の相場管理を断念、通貨テンゲは一時23%急落した。米国株にも売りが広がり、20日NYダウは前日比2.1%、358ドル安,16,990ドルで取引を終えた。「プルデンシャル・フィナンシャル、市場ストラテジスト、クインシークロスビー氏は『不安の波は米市場に達した。投資家はこれまで以上に慎重になっている。カザフスタンの需要は中国の成長に依存してきたが、中国経済が同国を支えられるまで回復しない懸念が出てきた』と話した」と21日付ブルームバーグ電子版でNickGentle記者が書いた。21日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」でベトナムTVEは「ベトナム中央銀行は、20日、ベトナム通貨ドンの対ドルレートを1%引き下げ、同時に変動相場の幅を従来の上下2%を3%へ拡大を決定、即日実施した。中国人民元切り下げの対応策。」と解説した。中国経済減速懸念、元切り下げ、原油安がリードする商品相場下落の余波が世界的に拡大してきたことが、世界同時株安、新興市場売りを加速している。
原油(WTI)は米FOMC議事録を受けて9月米利上げ観測が後退してドル下落、ドル建て取引の原油が反発、バレル41.14ドルで取引を終えた。「ドル下落を受けて、NY金相場が前日比2.2%高、1ケ月振りの高値、オンス1,153.20ドルで取引を終えた。銀、プラチナ、パラジウムも上げた」 とブルームバーグ、EddievanderWalt記者が書いた。20日NY債券市場では世界的な株安で資産の逃避先として米国債が買われた。インフレ期待が弱まる中で海外の中央銀行を含む米国債の間接入札の割合が76.4%へ過去最高に達した。10年物米国債の利回りは2.073%へ低下した。一方ギリシャチプロス首相は20日、国営テレビで辞任を表明、9月20日総選挙を実施すると語った。ギリシャ国債が売られ、10年物同国国債利回りは9.56% へ急騰した。イタリア国債利回りは1.82%へ上げたが小幅にとどまっている。NY外為市場ではドルが引き続き売られ、ドルは対ユーロで1.1%安の1ユーロ=1.1242ドル、対円では、0.3%安、1ドル=123.35円、1ユーロ=138.67円で取引された。
21日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」では、英BBC,ドイツZDF,フランスF2,スペインTVEが揃って欧州への移民急増問題を取り上げた。英BBCは「フランスカレーに集結しドーバ―トンネル経由で英国に流入する移民対策とし、警備強化のための警官増員、監視カメラ及び照明塔増設、流入防止柵強化等で英仏両国政府がはじめて合意した。」と伝えた。バンコク爆破関連では豪ABC,香港TVEが「100万バーツ(約300万円)懸賞金をつけたが現時点では容疑者逮捕に至っていない」と伝えた。韓国KBSは「南北境界線で起こった北からの砲撃に韓国軍は応戦した。北は警報機を狙った。」と伝えていた。ロシアテレビは「ロシア本土とクリミヤ半島を結ぶ橋の建設で渋滞が解消されるとプーチン大統領が語った」と伝えた。中国CCTVは「中ロ海軍の合同軍事演習を日本海含めた海域で行う。中ロ合同演習は地中海に次ぐ2回目となる」と伝えた。
世界経済、危機前の成長ペースに戻らずとムーディーズ18日発表。なにやらおかしい。(了)
商品相場下落で追い込まれたカザフスタンが自国通貨の相場管理を断念、通貨テンゲは一時23%急落した。米国株にも売りが広がり、20日NYダウは前日比2.1%、358ドル安,16,990ドルで取引を終えた。「プルデンシャル・フィナンシャル、市場ストラテジスト、クインシークロスビー氏は『不安の波は米市場に達した。投資家はこれまで以上に慎重になっている。カザフスタンの需要は中国の成長に依存してきたが、中国経済が同国を支えられるまで回復しない懸念が出てきた』と話した」と21日付ブルームバーグ電子版でNickGentle記者が書いた。21日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」でベトナムTVEは「ベトナム中央銀行は、20日、ベトナム通貨ドンの対ドルレートを1%引き下げ、同時に変動相場の幅を従来の上下2%を3%へ拡大を決定、即日実施した。中国人民元切り下げの対応策。」と解説した。中国経済減速懸念、元切り下げ、原油安がリードする商品相場下落の余波が世界的に拡大してきたことが、世界同時株安、新興市場売りを加速している。
原油(WTI)は米FOMC議事録を受けて9月米利上げ観測が後退してドル下落、ドル建て取引の原油が反発、バレル41.14ドルで取引を終えた。「ドル下落を受けて、NY金相場が前日比2.2%高、1ケ月振りの高値、オンス1,153.20ドルで取引を終えた。銀、プラチナ、パラジウムも上げた」 とブルームバーグ、EddievanderWalt記者が書いた。20日NY債券市場では世界的な株安で資産の逃避先として米国債が買われた。インフレ期待が弱まる中で海外の中央銀行を含む米国債の間接入札の割合が76.4%へ過去最高に達した。10年物米国債の利回りは2.073%へ低下した。一方ギリシャチプロス首相は20日、国営テレビで辞任を表明、9月20日総選挙を実施すると語った。ギリシャ国債が売られ、10年物同国国債利回りは9.56% へ急騰した。イタリア国債利回りは1.82%へ上げたが小幅にとどまっている。NY外為市場ではドルが引き続き売られ、ドルは対ユーロで1.1%安の1ユーロ=1.1242ドル、対円では、0.3%安、1ドル=123.35円、1ユーロ=138.67円で取引された。
21日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」では、英BBC,ドイツZDF,フランスF2,スペインTVEが揃って欧州への移民急増問題を取り上げた。英BBCは「フランスカレーに集結しドーバ―トンネル経由で英国に流入する移民対策とし、警備強化のための警官増員、監視カメラ及び照明塔増設、流入防止柵強化等で英仏両国政府がはじめて合意した。」と伝えた。バンコク爆破関連では豪ABC,香港TVEが「100万バーツ(約300万円)懸賞金をつけたが現時点では容疑者逮捕に至っていない」と伝えた。韓国KBSは「南北境界線で起こった北からの砲撃に韓国軍は応戦した。北は警報機を狙った。」と伝えていた。ロシアテレビは「ロシア本土とクリミヤ半島を結ぶ橋の建設で渋滞が解消されるとプーチン大統領が語った」と伝えた。中国CCTVは「中ロ海軍の合同軍事演習を日本海含めた海域で行う。中ロ合同演習は地中海に次ぐ2回目となる」と伝えた。
世界経済、危機前の成長ペースに戻らずとムーディーズ18日発表。なにやらおかしい。(了)