1ドル=120円台回復(学校で教えてくれない経済学)
9月米利上げは説得力を欠くと、NY連銀ダドリー総裁が26日会見で示唆したと26日付WSJ紙電子版でMichaelS.Derby記者は書いた。ダドリー発言に加えてマイナスと見ていた大方の予想に反して7月の米耐久財受注高が増加したことを受けて、NYダウは前日比619ドル高、16,285ドルで取引を終えた。27日付ブルームバーグ電子版でJeannaSmialek記者は「ダドリーNY連銀総裁は『現時点での私の考えでは、9月のFOMC(連邦公開市場委員会)で正常化のプロセス開始を決める論拠は数週間前に比べてやや弱くなっているようだ。一方、米国経済情勢に加え、国際・金融市場の動向に関する情報がもっと手に入るため、FOMC会合までに正常化への論拠が強まる可能性もある。私はFOMCが年内利上げすることを強く望んでいる。』と話した」と伝えた。
26日、米債券市場は、7月の製造業耐久財受注高と株高に反応、買いが弱まり、10年物国債の利回りは2.181%へ上昇した。26日、NY外為市場では、米耐久財受注高に反応、ドルが対ユーロで5ケ月振り高値の1ユーロ=1.1314ドルへ上昇した。対円では、1ドル=120.27円、1ユーロ=136.27円で取引された。ブルームバーグ電子版でLananhNguyen記者は「中国人民元の事実上の切り下げ後、世界の株式市場の時価総額は8兆ドル吹っ飛んだ。通貨のVIX指数は2月以来最高を記録した.ECBプラート理事は『インフレ見通しが悪化しているのであれば、債券購入プログラムを拡大または延長の用意がある。世界経済と商品市場における最近の展開は、インフレ率を目標の2%に持続的に上昇するというシナリオに下振れリスクを高めた』と語った」と書いた。一方、26日、NY原油(WTI)市場では、世界的な供給超過に改善の兆しが見えない。米国の燃料在庫が増加した。中国株が下げ止まらないとの需要に対する不安感が根強く、前日比1.8%安、バレル38.60ドルで取引を終えた。NY金は続落オンス1,124.60ドルで取引を終えた。
27日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」では、生放送中のアメリカ人記者とカメラマンが射殺されたニュースを米ABCがトップで報じていた。オバマ大統領は「先進国のアメリカでの問題として何か一つ上げろと言えば、今回のような事件が一向になくならないことだ」との談話を発表した。英BBC,ドイツZDF,フランスF2は共に欧州が今抱える最大の問題として難民流入問題を取り上げた。26日、イタリア沖で難民船が転覆、450名は救出されたが50数名の遺体が収容されたと伝えた。ドイツZDFは、メルケル首相が26日、難民収容施設をはじめて訪れ「助けを必要としている人々に対して、力を出し合い、お互い協力しなければならない」と記者団を前にして語る様子をテレビ画面に映していた。ドイツでは今年に入ってからでも、ネオナチとされる極右勢力による難民施設襲撃事件や最近は放火事件いれて200件を超えると解説していた。英BBCはイギリスでは2,500人の難民がドーバートンネル経由でイギリスに流入した。しかし、ドイツは今年だけで80万人の難民受け入れを表明している。イギリスは比べものにならないくらい少ない数だ。」と解説していた。日本には今のところ幸いにも外国からの目立った難民流入問題は起っていない。(了)
9月米利上げは説得力を欠くと、NY連銀ダドリー総裁が26日会見で示唆したと26日付WSJ紙電子版でMichaelS.Derby記者は書いた。ダドリー発言に加えてマイナスと見ていた大方の予想に反して7月の米耐久財受注高が増加したことを受けて、NYダウは前日比619ドル高、16,285ドルで取引を終えた。27日付ブルームバーグ電子版でJeannaSmialek記者は「ダドリーNY連銀総裁は『現時点での私の考えでは、9月のFOMC(連邦公開市場委員会)で正常化のプロセス開始を決める論拠は数週間前に比べてやや弱くなっているようだ。一方、米国経済情勢に加え、国際・金融市場の動向に関する情報がもっと手に入るため、FOMC会合までに正常化への論拠が強まる可能性もある。私はFOMCが年内利上げすることを強く望んでいる。』と話した」と伝えた。
26日、米債券市場は、7月の製造業耐久財受注高と株高に反応、買いが弱まり、10年物国債の利回りは2.181%へ上昇した。26日、NY外為市場では、米耐久財受注高に反応、ドルが対ユーロで5ケ月振り高値の1ユーロ=1.1314ドルへ上昇した。対円では、1ドル=120.27円、1ユーロ=136.27円で取引された。ブルームバーグ電子版でLananhNguyen記者は「中国人民元の事実上の切り下げ後、世界の株式市場の時価総額は8兆ドル吹っ飛んだ。通貨のVIX指数は2月以来最高を記録した.ECBプラート理事は『インフレ見通しが悪化しているのであれば、債券購入プログラムを拡大または延長の用意がある。世界経済と商品市場における最近の展開は、インフレ率を目標の2%に持続的に上昇するというシナリオに下振れリスクを高めた』と語った」と書いた。一方、26日、NY原油(WTI)市場では、世界的な供給超過に改善の兆しが見えない。米国の燃料在庫が増加した。中国株が下げ止まらないとの需要に対する不安感が根強く、前日比1.8%安、バレル38.60ドルで取引を終えた。NY金は続落オンス1,124.60ドルで取引を終えた。
27日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」では、生放送中のアメリカ人記者とカメラマンが射殺されたニュースを米ABCがトップで報じていた。オバマ大統領は「先進国のアメリカでの問題として何か一つ上げろと言えば、今回のような事件が一向になくならないことだ」との談話を発表した。英BBC,ドイツZDF,フランスF2は共に欧州が今抱える最大の問題として難民流入問題を取り上げた。26日、イタリア沖で難民船が転覆、450名は救出されたが50数名の遺体が収容されたと伝えた。ドイツZDFは、メルケル首相が26日、難民収容施設をはじめて訪れ「助けを必要としている人々に対して、力を出し合い、お互い協力しなければならない」と記者団を前にして語る様子をテレビ画面に映していた。ドイツでは今年に入ってからでも、ネオナチとされる極右勢力による難民施設襲撃事件や最近は放火事件いれて200件を超えると解説していた。英BBCはイギリスでは2,500人の難民がドーバートンネル経由でイギリスに流入した。しかし、ドイツは今年だけで80万人の難民受け入れを表明している。イギリスは比べものにならないくらい少ない数だ。」と解説していた。日本には今のところ幸いにも外国からの目立った難民流入問題は起っていない。(了)