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中国人民銀行、ドル売り・人民元買い為替介入、NYダウ一時277ドル安から前日比横ばいまで戻す

2015-08-12 09:35:37 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


中国人民銀行は、12日、取引終了直前に人民元安に歯止めをかけるために市場介入を行ったもようだと複数の関係者が明らかにした。12日の上海外国為替市場で一時、人民元が対ドルで前日比2%安の1ドル=6.45元まで下げた」と12日付WSJ紙電子版でLinglingWei記者は書いた。12日付ブルームバーグ電子版でAndoreaWong記者は「人民元切り下げがユーロに恩恵をもたらした。ユーロが主要通貨の大半で続伸、オーストラリア、メキシコなど中国との繋がりの強い市場から逃避資金が流れ込んだ。ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1159ドルへ上げた。NY連銀ダドリー総裁は『中国の成長減速に即した人民元の下落であれば理解できる』と話した。」と書いた。NY為替市場では、対円で、1ドル=124.19円、1ユーロ=138.54円で取引された。NYダウは前日比横ばい17,402ドルで取引を終えた。

12日付ブルームバーグニュースによれば、米国の天候条件の好転とヨーロッパの小麦収穫量の予想外の改善、ドル高が輸出に悪影響を与えるとして、トウモロコシ、小麦相場が急落、ここ1ケ月の上げ分をすべて吐き出したと書いた。13日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」でブルームバーグのキャスターは「原油の値段がほぼ1年半前の半分以下に下がった。生産者は生産を増やしやすい。人民元切り下げの影響が今後出てくれば穀物相場のこの日の急落は納得できる」と話していた。

IEA(国際エネルギー機関)は、12日「2015年の石油消費が5年振りの大幅増となり、OPEC(石油輸出機構)以外の供給が来年は2008年以来供給が減少に転じると見込まれているものの、記録的な石油在庫は2016年10~12月迄減らない。その時期が後にずれる公算もある」と指摘した。一方、12日NY原油(WTI)は人民元切り下げの影響で米利上げ時期が後ずれするとの観測から、ドルが売られた結果、ドル建ての原油相場はバレル43.30ドルへ戻した。日本ではガソリン価格が5週連続下落したと12日、資源エネルギー庁が発表した。軽油、灯油も値下がりした。NY金先物相場は5営業日続伸、人民元切り下げを受けて安全資産への逃避で金買いが活発になった。銀、プラチナ、パラジウムも値上がりしたと13日付ブルームバーグでEddie van der Walt記者が書いていた。

13日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」でドイツZDF、英BBC,フランスF2、香港ATV,豪ABC,スペインTVAがいずれも人民元切り下げを取り上げ、フランスF2のキャスターは「中国経済は大丈夫か?」とニュース冒頭問いかけた。ドイツZDFは「フオルクスワーゲン車の3台に1台、ダイムラーは5台に1台がそれぞれ中国向けだ。今後中国経済が減速すれば自動車に留まらない。機械その他の輸出にも影響は拡大する。人民元切り下げは観光客やぜいたく品にも影響する。中国経済の奇跡の終わりの始まりかもしれない」と解説していた。12日、欧州株式市場はドイツ、フランスの下げがきつく3.5%前後急落した。

為替相場はしばしば風に例えられる。全てを風のせいにする経営者が日本には多い。(了)

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人民元1.9%切り下げ、欧米株売り、安全資産として米独債券買い、NYダウ212ドル安、

2015-08-12 09:35:37 | 経済学
NY原油一時バレル42ドル台へ急落(学校で教えてくれない経済学)


中国人民銀行が8月11日、人民元の実質1.9%切り下げを発表した。欧州株、NY株、原油はじめ国際商品相場がつれて大幅下落した。NY原油(WTI)相場は一時バレル42ドル台へ急落した。12日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」でブルームバーグのキャスターは「今回の人民元切り下げは1回限りと中国政府は云っているが、今回で終わりではない。5%程度までの切り下げを見ておいた方がいいだろう」と話していた。

11日の米株式相場は反落した。中国が人民元切り下げに踏み切ったため、中国景気が一段と悪化するとの懸念が世界的にひろがった。自動車や高級品など対中国依存度の高い企業が売られた。「ギリシャやプエルトリコに多くの時間を費やしたが、中国経済ははるかに規模が大きい。世界経済に多大な影響を及ぼすと市場参加者に動揺が広まった」と、JMPセキュリティーズ、株式ディレクター、トム・ライト氏は話した。NYダウは前日比212ドル、1.2%下げ、17,402ドルで取引を終えた」とブルームバーグ、CececilVabbucci記者は書いた。11日、NY原油市場でWTI相場が6年振りの安値、バレル43.08ドルで取引を終えた。「石油の需要が伸びて供給超過が解消に向かうと楽観している人は誰もいない。いずれ40ドルを割り込むだろう。」とUSバンク・ウエルス・マネジメントの投資担当シニアストラテジスト、ロブ・ヘイワース氏は話した」とブルームバーグ、MarkShenk記者は書いた。

7月のOPEC加盟国の原油生産量は2012年6月来ほぼ3年振りの高水準、日量3,150万バレルとなった。サウジアラビアは7月に日量20万2,700万減と1年振りの減産を実施したが、イランが同3万2,300バレル増して286万バレル、イラクが同4万6,700バレル増して410万バレルへそれぞれ増産したことが響いたと12日付ブルームバーグ電子版でGrantSmith記者が書いた。一方、11日のロンドン金属取引所では、アルミ、銅相場が一時6年振りの安値をつけた。スズ、亜鉛、ニッケル、鉛も下げた。NY商業取引所の銅先物相場も前日比2.9%安、1ポンド=2.3315ドルへ09年7月来の安値を付けたとブルームバーグ、LauraClark記者は書いた。一方、NY金先物相場は安全資産への逃避先として買われオンス1,107.70ドルへ上げた。プラチナも上昇した。

質への投資の流れから米国債が買われ、10年物米国債利回りは2.142%へ下げた。中国が20年振りの人民元切り下げに踏み切り、アジア通貨が軒並み下げた。米FRBは利上げを見送るとの観測が広まったとブルームバーグ、SusanneWalker記者が書いた。NY外為市場では、安全資産への逃避の動きとして、米債券、独債券に資金が流れた結果、米ドル、ユーロ共に値上がりした。対円では1ドル=125.14円、1ユーロ=138円で取引された。米ドルは対豪ドルで1.5%高、対NZドルで1.3%上げたとブルームバーグ、LananhNguyen記者は書いた。12日朝放送のフランスF2は寿司ブームで沸いた2011年と様変わり、パリの寿司店は閑古鳥が鳴いている。ラーメン店は人気だ。出演の専門家は寿司不人気の理由としてもともとフランス人は魚や生ものを好まない。寿司の値段が高いと分析していた。(了)

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