ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

平成27年度甲陽学院同窓会会員総会風景(スケッチ&コメント)

2015-09-02 13:47:38 | スケッチ


平成27年度甲陽学院同窓会会員総会風景

江嵜企画代表・Ken


平成27年度甲陽学院同窓会会員総会が8月29日、午後1時からノボテル甲子園ホテルで開催され、西村貞一、同窓会会長挨拶、山下正昭、甲陽学院中学、高校長による母校近況報告のあと、弁護士、野口善国氏(46回生)の「気づいていますか 子どものSOS」と題する講演会が行われた。会場の様子を恒例によりスケッチした。

野口弁護士は、平成9年(1997)、神戸市須磨区で起こった連続児童殺害事件の加害者少年Aの付き添い弁護士を担当した。加害者の少年に初めて会った時、「小さな子だなあ」と思った。素直で、言葉遣いも丁寧だった。あんな大事件を起こした子供に動揺がまるでない。問いかけると「いや、別に」と、繰り返した。うれしいとか、いやだなーとか、表情に見せない。30回以上会った。心の外に壁をつくっていた」と話した。

講演は「歌を忘れたカナリアの歌詞は「非行少年」と呼ばれる子どもたちの気持ちを表現しています、と野口さんは,会場でメロディーをつけて口ずさんだ。数々の重大事件の少年たちは「愛された感じを持てなかった子どもたち」ではなかろうかと話を進めた。

それなのに人々は子どもたちに厳罰を望む。非行はおどろおどろしく報道される。なぜ少年がその非行を犯したのかについては小さく報道される。少年たちがどのように立ち直ったかは報道されないと、ここで、野口さんは力を込めた。

少年とどのように接しているか、ご紹介します。子どもの発達、立ち直りの段階に応じて援助しています。「低いところからはじめます」。まず家に行ってみます。家でその子がどんな気持ちで毎日すごしているかを想像してみます。親の暮らしぶりはどうかなあ。皆で一緒に食事をします。

「教育とは、今日行くこと」とは、あるベテラン教師の言葉です。子どもたちは「そばにいてくれるだけでよい」といいます。どうしてもいけないときは、電話だけして、云いたいことを全て聞いてあげるようにしています。「子どもには今日しかない」とコルチャックは言っていますと野口さんは力を入れた。

「自分自身に自信を持てない」「自己評価が極めて低い」子どもが多い。ある少女が「先生の背中、温かいなあ」といった。親にだっこしてもらったことがないと話した。抱きしめてやりたいと思ったが、弁護士のおじさんが、そんなことをしたら、セクハラですからねと、野口さんは会場の笑いを誘った。

スマホの一言がメチヤクチャショックなのです。バーチャルな世界の方をリアルにとる。自殺の背景にスマホの存在が大きい。いじめに関連して、お前は虫だ、と名指しされた子どもの机の上にある日、虫が置かれていた。その子はそのあと自殺した。

いじめのない学校づくりにお手伝いしている。いじめはどこでも起こりうる。しかし、発見は難しい。どこまでも被害者を守る意識で、全校一丸となっていじめに対応してほしい。日本の社会全体がいじめの構造になっていますと言って講演を終えられた。

その日所用があり、講演のあと「これから質疑応答」という司会者を振り切って会場を後にした。一人でも多くの人に聞いて欲しい、素晴らしい講演会を用意いただいた同窓会事務局の方に感謝申し上げる次第である。(了)

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中国経済減速懸念から、NYダウ2.8%安、ドル売られ1ドル=119円台、原油WTIバレル45ドルへ反落

2015-09-02 10:32:23 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


「中国景気減速が世界経済の重しとなり、9月1日、米国株が続落した。NYダウは前日比2.8%安、16,058ドルで取引を終えた。ミラー・タバク、株式ストラテジスト、マット・メイリ―氏は『下げのきっかけは中国だが、問題は米国のファンダメンタルズにも弱さが見える。中国の影響で第2四半期の企業決算の多くが打撃を受けている。状況は悪化する一方だ。中国に関しては、株式市場だけではない。データ含め全てで信頼を失いつつある」と語った」と2日付ブルームバーグ電子版でRoxannaZega記者が書いた。近着9月8日付ニューズウイーク誌日本版でジョージ・ウェアフリッツ、元北京支局長は「中国における真実とは、指導部内のことは高い壁に隠されて、全くわからないことだ。それは中国の市場や通貨、経済政策にも当てはまる。そうした状況を投資家は「不確実性」と呼ぶ。「不確実性」は「リスク」と同義語だ」と書いた。

1日のNY外為市場で、中国株続落で安全資産として円需要が高まり、1ドル=119.46~48円で取引された。対ユーロでも円は上げ、1ユーロ=135.04~09円で取引された。円はスイスフランとともに上昇した。31日発表された8月の中国製造業指数は3年振りの低水準に落ち込んだ。中国が8月11日に人民元を引き下げて以降、世界の株式市場は時価総額で6兆ドルが失はれた。みずほ銀行ストㇻテジスト、シリーン・ハラジリ氏は『中国発の悪いニュースは全て、中国の経済減速が世界経済減速につながるとの懸念を浮き彫りにしている。
この流れで円やスイスフランが買われている。逃避の動きだ。」と話した」と書いた。

1日、米国債券相場は上昇した。中国の景気減速が深刻化した兆候が示され比較的安全とされる米国債に需要が集まった。クレディ・アグリコル、債券戦略責任者、デービッド・キーブル氏は『早い段階での警戒を促すものだ。製造業は世界経済の動向に敏感だ。その結果、再び米国債に資金が戻ってきた。』と語った。10年物米国債が買われ、利回りは2.15%台へへ低下した、とブルームバーグ、AlexandraScaggs記者が書いた。一方、NY原油(WTI)はOPECが他の産油国と生産抑制で協調するとの期待が薄れたことと、中国経済減速、米原油在庫の増加見通しが響き、前日まで27%急伸の反動で7.7%安、バレル45.41ドルで取引を終えたとブルームバーグ、MarkShenk記者が書いた。NY金は反発、オンス1,147.30ドルへ反発したとブルームバーグ、JamesAttwood記者が書いた。

2日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」では英BBC,ドイツZDF,フランスF2が共に難民問題を取り上げた。ロシアテレビはウクライナ東部グガンスクで9月1日、新学期を迎えた。1週間前にウクライナ軍の空爆で小学校の窓ガラスは壊れたままだ。いつまで停戦期間が延長されるか不透明だと伝えていた。中国CCTVは9月3日、抗日戦争記念式典に訪れた台湾代表、べネズエラ大統領を歓迎する習近平国家主席の様子を映していた。

欧米メディアは2020年東京オリンピックロゴ白紙撤回は2度目の恥さらしと伝えた。(了)

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