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米国株は、連休明けの8日、欧州株、中国株高の流れを受けてNYダウ、ナスダックともに大幅高

2015-09-09 09:54:28 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


「米国株が8日、大幅反発、NYダウは2.4%高、16,492ドルで取引を終えた。ただ、投資家は、相場はまだ乱高下する可能性を意識し、慎重だ」と9日付WSJ紙電子版が書いていた。9日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」が紹介したブルームバーグニュースでキャスターは、「ロシアの4~6月期のGDPは前年同期比4.6%減少した。これは世界経済の今後を占う。」と解説していた。ロシア経済の悪化は原油・天然ガスの国際相場が一年前と比べ半値近くまで暴落したことが影響した。欧米による対ロシア制裁も追い打ちをかけた。近着の9月15日付ニューズウイーク誌日本版は「プーチンの妄想が世界を揺さぶる」の見出しで歴史家のシュロモ・ベンアミ氏は「超大国の夢を再現しようとするプーチンの野心が世界のあらゆる問題の解決を阻んでいる。今の世界秩序を乱す紛争の中で最も重大なのはウクライナ危機だ。」と書いていた。

9日朝放送のNHK/BS「キャッチインサイト」『世界の視点』(経済情報)出演のみずほ銀行、日野圭介氏は「欧州株高、上海株急騰、米国株が4営業日連続で下げていた反動も手伝い米国株は大幅に反発した。来週開催される米FOMCを注視している」と解説していた。上海株は前日比2.9%高、3,170.45ポイントへ急騰した。一方、中国税関当局は、8月の中国の輸出が前年同月比5.5%減の1,968億ドル、輸入が同13.8%減、1,366億ドルと大幅減少した。中国政府は8月にはいり突如、人民元切り下げを発表後、中国経済の先行き懸念が一気に拡大した。人民元切り下げにもかかわらず8月の中国輸出入の大幅減少は中国経済の減速を裏付けた。中国の株価は長期保有株主の優遇策実施を好感して一時的に上げたが、専門家の多くは、中国経済のファンダメンタルズの悪化はこの先数年は続くと見ている。

NY外為市場では、1ドル=119.93~95円、1ユーロ=134.40~46円で取引された。NY原油(WTI)は小幅安のバレル45.94ドル、NY金も小幅安オンス1,120.40ドルで取引を終えた。原油相場に関して9日付ブルームバーグ電子版でMaokShenk記者は「上海株価上昇で楽観が広がり、ロンドン北海ブレンドは4%近く急伸した。一方、軽質油種のWTI先物は、夏のドライブシーズンが終わり、米製油所での需要低下が嫌気され値下りした」と書いた。同じく9日付ブルームバーグでLuziAnn Javier記者は「金は小幅続落した。プラチナは南アフリカで地元住民の抗議活動を材料に1.1%上げた。」と書いた。

9日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で英BBCはシリア内戦を逃れた1万人の難民が難民キャンプで暮らしていると伝えていた。フランスF2はギリシャレスボス島では島民7万5,000の島に難民2万人が住んでいる。島は爆発寸前の状態だと伝えていた。フランスF2は8日、オランド大統領は2016年から労使交渉が法律に優先されると話したと伝えた。ロシアテレビは日本のCTスキャン技術の提供により心臓病治療が飛躍的に改善されると力を入れて報じていた。日本とロシアというと領土問題だけがクローズアップされる。ロシア国営テレビのこと、何らかの意図のもとに行われたであろうが大いに注目したい。(了)

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