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米国ガソリン小売価格、10年ぶりの安値、夏の終わりの贈り物となった:7日付米ブルームバーグ

2015-09-08 09:44:40 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


9月7日、米国はレイバーデーで取引は休場。ロンドンブレント原油相場は先週末比4%安、バレル47.63ドルで取引を終えた。NY 原油WTI先物電子取引では同3.9%安バレル44.26ドルで取引された。 8日付ブルームバーグ電子版でDavidMarino記者は「ロシアがOPECとの減産協議に応じないと伝えた。世界的な供給超過解消への望みがまた薄れた」と書いた。一方、7日のレイバーデーの祝日を含む3連休の全米のガソリン小売価格は平均1ガロン=2.44ドル、この時期としては2004年以来の10年振りの安値となる。ガソリン値下がりは夏の終わりの贈り物となった。シエールブームによりアメリカの原油生産は40年振りの高水準。製油所向け原油があふれていなければ今のような値段にはならない。イランの原油輸出再開で世界の原油供給過剰は一段と悪化する。今年のクリスマス時期にはガソリンの小売価格は1ガロン=2ドルを下回る可能性があると全米自動車協会(AAA)は話していると7日付ブルームバーグでMarioParker記者が書いた。

原油関連のニュースで7日付ブルームバーグ、AsjylynLoder aloder記者は「原油弱気派は、ジェットコースターのような市場からへッジファンドは売りポジションを今週第1週に13%減らした。売りポジションの手じまいとしては5月以降は最大。NY原油(WTI)相場
は8月31日まで3営業日に過去25年で最大の上昇率で1バレル=10ドル上げた後一転して下落した。『手じまいによる売りと買いのポジションを減らしているのは、資金が原油市場から流失していることを意味する』とシティ・フューチャーズ・パースペクティブ、エネルギーアナリスト、ティム・エバンス氏は話した」と書いていた。

一方、8日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」ではドイツZDF,フランスF2,英BBCがそれぞれEUでの難民問題がEU内部での意見の食い違いが益々鮮明になってきていると伝えた。ドイツZDFは「ドイツは今年中に難民を80万人受け入れることを決めている。7日、メルケル首相は日本円で当面の難民対策費として8000億円用意すると言明した。ハンガリーからオーストリア経由で1万人がドイツに到着した。ミュンヘン見本市会場を解放して2,600人の収容場所は確保した。ドイツ国内では不法移民と難民を厳格に区別する必要があると政府の難民対策を批判する声が日に日に高まりを見せている」と伝えた。英BBCは「英国は5年間でシリア難民を最大2万人受けいれると発表した」と伝えた。フランスF2は「オランド大統領は、2年間で2万4,000人の難民を受けいれる。一方、不法移民取り締まり強化のため審査担当者をドイツに派遣した。」と伝えた。フランスF2は「難民対策の一環としてシリア空爆を前提にシリアへ偵察機を送るとオランド大統領は記者会見で話した。」と伝えた。EU委員会は7日、EU全体で難民受け入れを当初の4万から16万に増やすと発表。国連は20万受け入れをEUに要請していたとフランスF2は伝えた。ハンガリー、ポーランド、スロバキアは一律の難民受け入れに断固反対している。

ガソリン値下がりは贈り物と米記者は書いた。日本の記者はなぜ書かないのだろうか。(了)

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