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久保田るり子氏、産経新聞編集委員、「日韓関係」について大いに語る(スケッチ&コメント)

2020-10-26 07:29:23 | スケッチ




久保田るり子氏

江嵜企画代表・Ken



日韓関係は、いま、最悪の状況に直面していると言われる。日韓問題の専門家の久保田るり子氏、産経新聞編集委員の講演会が2020年10月24日(土)午後6時45分から大阪府社会福祉会館で開かれ楽しみにして出かけた。広めの会場、会場入口で検温、消毒、席は本来6人かけのテーブルを2人掛けとするなどコロナ対策に主催者側は配慮していた。会場の様子をスケッチした。

講師の久保田るり子氏は、正面に、3冊の書籍の表紙をプロジェクターで映した。一冊目は「反日種族主義 大韓民国危機の根源」(共著:李榮薫編)、韓国人啓蒙のための書、二冊目は、最初の本に殺到した非難への反論書として、「反日種族主義との闘争」と題して今年5月に韓国で出版された書籍、三冊目は「反日種族主義と日本人」(久保田るり子著)(文春新書)で日本人のために書いた。

「反日種族主義 大韓民国危機の根源」は、「韓国の反日史観を「ウソで固めた堕落した精神文化だ」と批判し「これを克服しなければ亡国の予感を拭い切れない」と徹底的に糾弾した。初版3,000部で発売した。「昨年夏ごろ11万部のベストセラーになった。韓国で発売後、日本語版が発売され、発売2か月で40万部の大ベストセラーとなった」と久保田氏は口火を切った。

最初の本は、主に慰安婦問題が占めている。日本統治時代の「土地収奪論」から説き起こした。食糧収奪論、徴用工強制連行説の否定、日本帝国主義時代に打ち込まれた鉄槌神話のウソと書いた。日本軍慰安婦問題を歴史的に検証し、韓国に根づいた反日種族主義という精神文化だと告発した。

最初の書の執筆陣の目的は、韓国国民を目覚めさせることにあった。日本に対する伝統的な敵対意識の背景には、種族主義的なシャーマニズム、それを支える死生観、朝鮮半島独特の前近代的な精神土壌があると分析した。その精神文化が日本統治を経て種族主義に育ち、現実の政治や外交さえも左右し日韓関係を悪化させてきたと指摘した。

二冊目では、徴用工問題が多くを占めた。「大法院(最高裁判所)による日本企業に一人900万円の賠償を命じた判決は不法であり不当である。韓国の大法院は拭い去ることのできない「黒い歴史」を残した。大法院の判事たちは恥を知らなければならない」と糾弾した。」と久保田氏は紹介した。

三冊目の久保田氏の著書「反日種族主義と日本人」は「特に歴史、政治的背景、日韓人脈の影の部分を書いた。慰安婦問題がここまで国際化した責任は、朝日新聞報道に負うところが大きい。韓国人の種族主義を煽ったのは日本人だったのです。日本政府の讀罪史観に負うところも大きい。日本人は日韓の裏面史を理解した上で韓国と強く対峙したい。」と話した。

「文在寅政権は慰安婦問題と徴用工問題を政治的に利用している。そのため日韓関係は史上最悪の状態に陥っている。文政権は過去の韓国政権のほとんどを否定し、価値観の転換を図ろうとしている。北朝鮮に接近しようとしている。「革新政権20年構想」のもと北朝鮮に寄り添う形で「連邦制統一」を企てようとしている。それは革命だ。文政権は反日、反米、親北、反韓だ。文政権は反日の目的が日本をターゲットに置きながら、その実、「大韓民国」を否定している。2万7000人在韓米軍撤退が米国側から進められることを敢えて見守っている。」と述べて講演を終えた。

6時45分から8時40分すぎまで質問時間入れての講演を堪能した。「菅義偉首相は韓国側からの日韓協議再開申し入れに「韓国国内で問題を解決することが先だ」と応じた。菅首相は日韓関係の問題点をよく理解しておられる」との久保田氏の一言が印象に残った。

久保田氏は「1年強で文在寅政権は終わる。あと与党にも野党にもこれといった人材がいない。」と述べた。韓国とどう付き合っていくか。日本人一人一人が韓国人一人一人と辛抱強く理解を深めていく以外にないと考えながら会場を後にした。(了)

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