- 「インフレとの戦いは長期戦になる。」とメスター、クリーブランド連銀総裁は語った。
「早い時期にFFレートは5.375%(現在:4.75%)が望ましい。」とブラード、セントルイス連銀総裁が語った。一方、パーキン、リッチモンド連銀総裁は「最近の強い雇用と消費は季節的要因が大きい。」と語った。1月米雇用統計、米CPI,米PPIが予想を大幅に上回る高い数字発表を受けて、17日、FRB高官発言が相次いだ。2月17日、NY株は乱高下した。ダウは取引終了にかけて反発した。ナスダックは下げたが週間では値を保った。②中国はiPOリバウンドを目指し海外企業の上場規制緩和を発表した。③EUは中国人観光客に対するコロナ入国検査規則を緩和した。」と17日、ブルームバーグ電子版が伝えた。
17日、WSJ紙電子版は「①17日、パーキン、リッチモンド連銀総裁が利上げは小幅で十分だと発言した。投資家が元気づけられNYダウは取引終了間際に反発して終えた。②メタは数千人の人員削減を検討中である。③テスラは充電ステーション不足を懸念している。③ロシア軍はウクライナ侵攻後1年で20万人が死亡もしくは負傷したと見られる。」と伝えた。
17日、NY市場でダウは33,820ドル、129ドル、0.39%高、S&PP500は4,079と11ポイント、0.28%安、ナスダックは11,789と68ポイント、0.58%安で取引を終えた。恐怖指数VIXは20.02と0.74%低下した。米10年債利回りは3.819%へ0.63%低下した。NY外為市場では1ドル=134.15円、0.17%高、1ユーロ=143.48円、0.39%高、1英ポンド=161.57円、0.60%は高で取引された。NY原油(WTI)はバレル76.29ドル、2.80%安、北海ブレントは同82.97ドル、2.54%安で取引された。原油の供給不安が後退した。ロシア国内紙がロシアは減産するが輸出は減らさないと伝えた。NY金はオンス1,851.20ドルル、ビットコインは2万4,679ドル,4.83%高で取引された。
18日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で英BBCは「英看護師組合の7.5%賃上げ要求ストに4.5%賃上げ回答を拒否してストライキを継続する。」と伝えた。ドイツZDFは「①ミュンヘン安全保障会議が17日開幕、ウクライナのゼレンスキー大統領はビデオ参加、武器供与を強く要請した。援助を長くためらっていた独ショルツ首相は方向転換して武器供与に応じた。マクロン仏大統領が賛同した。今回の会合にはロシアを支援するアフリカ諸国、
ブラジル、インドが出席する。ロシア、イランは招待されていない。」と伝えた。フランスF2は「①ミュンヘン安保会議でフランスは武器許与に賛同した。②フランスの多くの地域で雨が降らない。干ばつの怖れが出て来た。」と伝えた。カタール、アルジャジーラは「トルコ、シリア地震が発生後288時間経過した。トルコ11県中5県は救助活動を終了した。」と伝えた。シンガポールCNAは「ウクライナ戦争、気球問題、米国高官の台湾訪問などに関連してミュンヘン安保会議に出席の王毅中国政治局員の演説が最大関心事として注目されている。」と伝えた。東方衛視は「台湾に武器供与したロッキード、リセオン2社に中国政府は追加制裁を発表した。」と伝えた。いつもの事であるが日本人の顔が見えない。(了)
「どうする日本」が試される日々が続いている。一部介護施設で人手不足倒産が出始めたと伝えられる。人手が確保されなければ事業は成り立たない。今年の春闘では、近い将来必至の人手不足問題を睨んでどこまで賃上げに踏み切れるかが特に日本の企業経営者の踏み絵になるかもしれない。(了)