(学校で教えてくれない経済学)
「1月の米雇用数が前月比51.7万人増加した(予想:18.8万人増、12月:26.1万人増)。失業率は3.4%(12月:3.5%)と1969年来、およそ半世紀ぶりの最低を記録した。賃金上昇率は。米労働市場の底堅さを裏付けた。②中国の偵察気球が米本土上空を飛行したことが確認された。米国務省はブリンケン国務長官の訪中を無期延期すると声明を出した。中国外交部の毛報道官は民間の行動だと述べたが数時間後「謝罪」した。と3日、WSJ紙電子版が伝えた。3日、ブルームバーグ電子版は「①1月の米雇用数が51.7万人増加した。8回連続の利上げにも関らず労働市場の予想外に強いことを示した。債券が値下がり利回りが低下、NY株価は値下がりした。②中国の偵察気球が米国の上空で確認された。米国の主権を侵害したとしてブリンケン米国務長官の訪中が延期された。モンタナ州米核施設上空を通過したが撃墜は避けた。中国報道官は「遺憾だ。民生用の気候調査だと釈明した。」と伝えた。
4日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で英BBCは「偵察に使われる可能性がある中国の気球が米モンタナ州の米核施設上空で確認された。中国ははじめ「慎重に」対応した。あと、謝罪し、研究用だ」と毛報道官は述べた。」と伝えた。ドイツZDFは「①ドイツはレオパルト1戦車のウクライナへの提供を決めた。1963~80年代にかけて製造された旧式戦車である。ウクライナ訪問のEU代表団はウクライナ支援を表明した。一方、ゼレンスキー,
ウクライナ大統領はウクライナのEU加盟を改めて要請した。ミシエルEU代表は確約を避けた。②ショルツ独首相はメローニ伊首相と初の会談を行った。メローニ伊首相はイタリアのウクライナ支援を表明した。ドイツ国内ではメローニ伊首相の政治的背景に根強い警戒感がある。」と伝えた。フランスF2は「米国の上空成層圏で中国の観測気球が確認された。米国の核弾頭ミサイルの格納庫を備えた軍事基地の上空だった。ブリンケン米国務長官の訪中が延期された。米中対立のまた新たな火種となる。」と伝えた。
3日のNY市場でダウは33,926ドル、127 ドル、0.38%安、S&P500は4,136と43ポイント、1.04%安、ナスダックは12,006と193ポイント、1.59%安で取引を終えた。恐怖指数VIXは18.58 と0.80%低下した。強い米雇用統計を受けて米10年物債利回りは3.534へ4.0%上昇した。NY外為市場では1ドル=131.06円、2.02%高、1ユーロ=141.65円、0.90%高、1英ポンド=158.14円、0.90%高で対主要通貨で円安が進んだ。NY原油(WTI)はバレル73.16ドル、3.58%安、北海ブレンド、同79.68ドル、3.04%安と2営業日続落した。NY金はオンス1,877.80ドル、2.74%安と下値指標の1,900ドルラインを割り込んだ。 ビットコインは2万3,318ドル、0.61%安で取引を終えた。
近くのパン屋でいつも買う食パンが棚にめずらしく残っていた。一斤の値段が252円へ前日までの238円から15円値上がりしていた。1か月前、愛用の牛乳1リットル308円を368円へ50円値上げしたあといつ行っても買えるようになった。パン牛乳などは特に値段に敏感な為だろう。国防・人口減少・物価高が「どうする日本」と問いかけてきている。(了)