ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

アミロイドβの正体は? : 2月26日の臨床実践塾の準備

2023-02-20 20:59:10 | 診断即治療と虹彩学

認知症の症状


脳のゴミと言われる「アミロイドβ」は、悪者ではない。
脳に「アミロイドβ」が多くなると認知症の症状が出てくるそうです。
では、アミロイドβを除去すればいいのではないかと誰でも考えます。

しかし、現実には、アミロイドβを除去しても、アルツハイマー病は改善しないし、認知機能の低下も止まらないらしいのです。
そもそもアミロイドβというのはナニなのかというと、脳での神経をつなぐシナプス(電気のコンセントみたいなもの)から出る「APP」という物質の変形なんです。

つまり、「アミロイドβは認知症の原因ではない」ということです。
それどころか、アミロイドβは「脳を保護するためのモノ」なんです。
このアミロイドβは毒性が非常に強く、脳に侵入してきた細菌や異物と戦っているのです。

たとえば、脳に細菌が入ると炎症を起こすので、アミロイドβはそれらの異物を取り込み、その毒で異物を殺す抗菌薬となるわけです。
さらにアミロイドβは水銀や銅などの金属と結合し、これらを無毒化してしまうというのです。

ところが、脳に頻繁にそれらのモノが入って来たり、長引いたりすると、アミロイドβはどんどん増えて、正常な細胞まで殺してしまうというんです。
両刃の剣ですね。

だから、APPがアミロイドβに変化しないようにすればいいではないかと考えたのが、リコード法開発者の「プレデセン博士の研究チーム」の理論になるわけです。
リコード法では、APPがアミロイドβに変化させる要因として、36個が特定されています。

※ 日本でリコード法の普及活動をされているのは山根一彦医博だと思いますので、山根先生の著書を参考に書いています

つまり、この36個が屋根の「雨漏り」を起している原因(アミロイドβの原因)として解説しています。

そして、大きな雨漏りは3つあると言います。
① 炎症
② 栄養不足
③ 毒物

つまり、アミロイドβを少なくするには、上記①②③の3つを対象に施策をすればいいということになります。
と言っても、少し複雑になってきますし、実行するには家族の協力等が必要です。

ただ、炎症は、我々が研究した鍼灸治療で、頭や足に「鍼や灸」をすれば、ある程度抑えられているようですので、臨床ではそれらを頻繁に使っています。
認知症は、アミロイドβが作られる過程から考えても、10年、20年はかかると思いますので、「30代、40代から既に始まっている」と言われても反論の余地はありません。

実際の臨床でも、40代、50代の患者さんでも、時々「???認知症?」と考えてしまう場合があります。

一度にたくさん書くと、混乱してしまう可能性があるので、きょうはこれぐらいにして、明日から具体的に「認知症になりやすい生活」などについて書いて行きたいと思います。
若い人は興味ないかも知れませんが、
『なる前から準備をすること』が大切です。

愚者は経験に学び、識者は歴史に学ぶ』です。
つまり、「愚者は自分で失敗して気付くが、識者は先人が経験した成功や失敗から学ぶ」ということです。




今度の2月26日(日)の臨床実践塾(月次セミナー)では、鍼灸での対処法もちょっと説明します。



臨床実践塾(月次セミナー)は
2023年2月26日午後1時~3時
参加費:10.000円
会場は新城針灸治療院
06-6765-7622

臨床実践塾(月次セミナー)は、こちらをご覧ください。


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党大会後の中国状勢と台湾有事の行方:石平氏大いに語る(スケッチ&コメント)

2023-02-20 14:21:32 | スケッチ

画・江嵜 健一郎


「党大会後の中国状勢と台湾有事の行方」について2月18日(土)午後2時半から中国問題評論家の石平氏の講演会が大阪メトロ、谷町6丁目下車、徒歩5~6分にある大阪府社会福祉会館501号大ホールで開かれた。同日日本画教室と重なったが猪熊佳子先生に事前に了解いただき早退して講演を聞いた。いつものように会場の様子をスケッチした。若者の姿が見られないのは寂しいがご婦人には質問する方もあり中国問題への関心の高さが伺えた。

昨年末中国北京で公然と政府を批判する「白い旗運動」が起こった。ゼロコロナ政策から一転して規制をほぼ全面解除した。一方、米中関係がにわかに険悪化して来ている。中国気球問題がきっかけである。

ミュンヘン安全保障会議開催中であるが、ブリンケン米国務長官は王毅政策委員との対談で中国がロシアに武器輸出するとの情報があると警告した。昨年来、米国高官の台湾訪問、米国議会が台湾への武器輸出を決議したなどありここへきて台湾有事が現実味を帯びて来た。

講演会のあとだったが、北朝鮮によるICBMミサイルが18日、日本海EEZ域内に着弾したニュースが入った。20日朝には2発のミサイルをEEZ域外だったが日本海向けて発射、北朝鮮の挑発が続いている。

石平氏は中国四川省生まれ。1984年北京大学哲学部卒。1989年天安門事件を契機に来日、2007年日本に帰化した。

石平氏は1時間以上の講演で2度「白板」を使った。最初は「共青団」と書いた。「共産主義青年団」のことである。昨年秋の党大会で李克強現首相、汪洋、湖春華両副首相を外した。いずれも「共青団」派である。習総書記筆頭に政治局員全員を習近平氏の仲間だけで固めた。

石平氏は2回目の「白板」には「共青団」の文字を消し、「何衛東」と大きく書いた。何氏は2023年第20期軍事委員会第1回の全体会議で中央軍事委員会7人のトップに選ばれた。昨年10月の党大会で何氏は政治局員に選ばれた。何氏は台湾を一貫して担当して来た台湾専門家である。軍事委員会のトップは習近平総書記である。

「習近平は「共青団」を外し「何衛東」を選んだ。中国は台湾との戦争体制に入った。その為の人事だった。」と石平氏は話した。石平氏は「習近平は正気じゃないですよ。自分の命令一つで何もかもできる体制を作ってしまったのです。」と話しを終えた。

質問に移った。講演は質問入れて午後4時予定だったが、6人、7人、8人とつぎつぎ手を挙げた。有料の講演会であるが150人入る会場はほぼ満席だった。当然会場までの交通費もかかる。質問者の中には名古屋から来ましたと名乗る人もいた。ある人は何を質問するか半日考えたと語る人もいた。

1番目は「中国経済はどうなるか」と聞いた。「今中国は消費不足です。車が売れない。特に不動産が売れない。何が起きるか分からない不安感がある。」と答えた。2番目に「台湾進攻はあるのか。」と聞いた。「軍事は専門でない」と前置きして「台湾は島を包囲されたどうにもならんと思うが解決には何かある。」と答えた。

3番目は「米大統領選挙が2024年にある。あと米国は大混乱になる。中国はそこで台湾に侵攻する。」と質問した。「中国にチャンスがあるからアメリカも考えるだろう。」と答えた。

最後にあるご婦人が「台湾総選挙の結果を何衛東は見ている。」と聞いた。「台湾はどちらの政権になっても国民の60%は戦う。心配なのは日本だ。日本人の60%は戦わないと答えている。」と答えた。どうする日本が試される。(了)


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認知症の原因と種類は? 2月26日の臨床実践塾の準備

2023-02-20 10:30:11 | 診断即治療と虹彩学

なに?なに? なんだかわからない


病気は原因を探る事から始まります。
原因がわかれば、それに対処する方法を考えればいいからです。
今、認知症の改善プログラムである「リコード法」というのを勉強していますが、アメリカの医師会が「複雑で取り入れられない」と言ったほどのものですので、ちょっと複雑です。

しかし、「光はある」と思います。
これから、その説明をしていきますが、その前に基本的な事柄を知る必要がありますので、最初に基本的な「予備知識」から説明します。


認知症は主に4つの種類が知られているようです。
① アルツハイマー型認知症
② 血管性認知症
③ レビー小体型認知症
④ 前頭側頭葉変性症

アルツハイマー型認知症とは、認知症で最も多いタイプです。
脳にできるゴミ(アミロイドβやタウタンパク質)といった、たんぱく質が脳に沈着し、脳が萎縮することで引き起こされる認知症です。

これは、神経細胞の障害が起こり、もの忘れなどの症状が発症して新しいことを覚えることが難しくなるもので、このタイプが進行すると、日付がわからなくなったり、日常生活での活動が困難になったりします。
そして「アルツハイマー型認知症の根本療法はまだない」となっています。
進行を遅らせる薬はある、と言われますが、それも期待できないようです。

血管性認知症とは、脳梗塞や脳出血が原因となり脳細胞が破壊されることで引き起こされる認知症のことですが、脳梗塞や脳出血をした人が全てそうなることはありません。
しかし、認知症の症状だけでなく、脳梗塞や脳出血の症状として見られる歩行障害・言語障害・嚥下障害を伴うこともあるようです。

レビー小体型認知症とは、脳にレビー小体というたんぱく質のかたまりができることで神経障害が引き起こされる認知症です。
嗅覚の低下、睡眠中に身体が激しく動くなどの異常行動、パーキンソン症状などがレビー小体型認知症の症状として挙げられています。
その他の幻視(幻覚)が見られることもあり、アルツハイマー型認知症と同様に、根本治療はまだ確立されていません。

前頭側頭型認知症とは、つい最近も、ネットニュースに流れたアメリカ映画の『ダイハード』等で有名な「ブルース・ウイルス」さんがこのタイプのようですね。
前頭葉や側頭葉の神経細胞が変性や脱落により、徐々に進行する認知症です。人格変化・行動障害・言語障害といったさまざまな症状の種類があります。
65歳未満の若い世代で発症することが多く、初期にはもの忘れの症状が目立たず上記の症状がおもなため、発見が遅くなるケースも少なくありません。


今度の2月26日(日)の臨床実践塾(月次セミナー)では、鍼灸での対処法もちょっと説明します。



臨床実践塾(月次セミナー)は
2023年2月26日午後1時~3時
参加費:10.000円
会場は新城針灸治療院
06-6765-7622

臨床実践塾(月次セミナー)は、こちらをご覧ください。


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