(学校で教えてくれない経済学)
- 早期利上げ停止観測が後退、8日のNY株は値下りした。②トルコ、シリア地震による
死者数が1万2,000人を超えた。瓦礫の下に多く残されている。エルドアン、トルコ大統領は8日、初めて被災地を訪れ「地震発生初日の対応はまずかった。しかし、翌日から対応した」と述べた。3営業日続落したイスタンプール証券取引所は8日、24年振りとなる取引停止を発表した。③2022年年間で15%下げていた米中古車価格指数が今年に入り上昇に転じた。1月指数は前月比2.5%値上りした。中古自動車価格指数は米インフレ指数CPI(個人消費支出)の4.5%を占める。中古車の1ポイント上昇はCPIを5ポイント押し上げると中古車マンハイムデータが発表した。米FRBは利上げ判断にCPIを重視している。④米レンタカー、ハーツグループ、スチーブン・シエールCEOは「中古車オークションと店頭販売両方で5週間、価格が急上昇した」と語った。」と8日、ブルームバーグ電子版が伝えた。
8日、NY市場でダウは33,949ドル、207ドル、0.61%安、S&P500は4,117と46ポイント、1.11%安、ナスダックは11,910と203ポイント、1.68%安で取引を終えた。個別銘柄ではグーグルの親会社のアルファベットが100.00ドル、7.44%安で取引を終えた。AIチャットポットは不正確な回答が多かったとのクレームが殺到した。恐怖指数VIXは19.63と5.20%上昇した。米10年債利回りは3.615%と1.03%低下した。NY外為市場で1ドル=131.32円 、0.19%安、1ユーロ=140.67円、0.03%高、1英ポンド=158.51円、0.49%高で取引された。NY原油(WTI)はバレル78.42ドル、1.21%高、北海ブレントは同85.12ドル、1.24%高で取引。NY金はオンス1,887.80ドル、0.02%安、ビットコインは2万2,884ドルで取引された。
9日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」でシンガポールCNAは「バイデン米大統領は7日の年頭教書で中国を念頭に置いた内容が多く見られた。偵察気球に関しては「中国が米国の主権を犯すなら国を守るために行動する。」と述べた。中国毛報道官は「中国を誹謗中傷することに断固反対する。国内向けの演説で無責任だ。」と述べた。」と伝えた。「上海東方衛視」は「民間の気象観察気球が迷い込んだだけだ。バイデン米大統領の年頭教書は中国を貶めようとする内容だった。大国のすることではない。米下院多数は共和党に変わった。バイデン大統領の支持率は米国内で低下している。演説ではいらだちが目立った。」と伝えた。
英BBCは「ゼレンスキー、ウクライナ大統領が英ウエストミンスター寺院で演説、英国のウクライナへの戦闘機供与に感謝した。スナク英首相、英国王を訪ねた。」と伝えた。フランスF2は「①ゼレンスキー大統領は英国訪問の後フランスを訪れ,戦闘機供与を求める。②ロシアのウクライナ侵攻のあと疲弊していたフランスの軍需産業は息を吹き返した。③トルコ、シリア地震でエルドアン大統領は「過去20年間、地震多発国と知りながら全く対応してこなかったと野党攻撃を受けている。」と伝えた。「どうする日本」が内外で試されている。今迄は他人事で済んだが、地震への対応も含めて静かに考える時かもしれない。(了)